2019/11/11 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にレミィさんが現れました。
■レミィ > 日が落ち、少し肌寒くなった頃。
森の斜面を下り、街道にひょっこり顔を出した者がいる。
馬車の轍の残る道を見て少し安堵したげな表情を見せるが、同時に空の暗さに肩を落とす。
「──夕方の乗合は見事に逃したってことね」
冶金に詳しいという鍛冶師の工房があるとかないとかいう噂を頼りに森へ分け入ったのが昼過ぎ。
「ああ、徒労というのね──こういうの。
もう歩けない」
歩けないとは言いながら体を休める場所を探して街道沿いに歩き、東屋のベンチに腰と荷物を下す。
水筒を荷物から出して休憩を、と。
■レミィ > 自然の中に居れば王都の賑わいははるか遠くのもののように感じられ、緩く首を振って。
何時間待ったことか、日付の変わる頃に乗合馬車の深夜便が通りかかれば無事に王都への帰路につく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からレミィさんが去りました。