2019/09/14 のログ
シスター・マルレーン > ぱちぱちと炎が木々を爆ぜさせる音が響く。

街道と小川の交差する、人の通りが少ない場所。そんな場所の橋の下にて、奇妙なキャンプ。
橋の右と左に幕を張って外から見えないようにして、橋の下を使った大きなテント。

「………明日の朝までには乾けばいいんですけどねー。」

修道服を干しながらため息をつくのは、薄着のシスター。
つい数時間前、川に全力ダイブをした女。今も下着まで濡れたままだが、流石に全部を脱ぐことはできず。

「なんだか申し訳ないですね、気にせず街に帰ってもよかったんですよ?」

苦笑をしながら、焚火の傍に座る金髪の女。
気を遣って一緒にキャンプをすると言ってくれた相手に、てへ、と舌を出す。

ブレイド > 橋を利用した簡易テントの下、焚き火にやかんを乗せて
お茶を入れる準備をしつつ、薄着のシスターに自分の使っていたフード付きのマントを差し出す。
流石にあまり見慣れないシスターの肌を直視するのは目の毒だ。
マントを羽織っておけば少しは違うだろう。

「もとはといやぁこっちがわりぃんだから気にすんなって
それに、そんなかっこのアンタここにおいていってみろ
今度はここに死体の処理の仕事で来る羽目になりそうだ」

むろん、彼女に襲いかかった暴漢などの…ではあるが。
それは冗談として、無防備なしスターを放っておくことなどできなかった。

シスター・マルレーン > ありがとうございます、とマントを羽織って。
くすくすと笑いながら、ウィンクをして。

「なーに言ってるんですか。
 私が恰好程度で負けるわけないじゃないですか。」

えへん、と相手の意図が分かるわけもなく、胸を張りながら言い放つ。
無防備な女ではあるが、負けるつもりも全くない。
そういう女。

「まあ、でも、……ちょっと待ってくださいね、下着乾かさないと流石に眠れないですし。」

マントを開いて身体に焚火を当てる女。

ブレイド > 負けるわけがないから言っているのだが
あえてそこは言うまい。
曖昧に答えつつ、互いの荷物をまとめて彼女の寝床を整えて

「まぁな。多少暗いっていても寝るには早いだろうし…」

マントを渡したものの、開いた場所からはちらちら見えるわけで
エヘンと胸を張られるとわりと困る。
このシスターこんな性格のくせにスタイルはいいのだから…。
露骨に目をそらしつつ、やかんをとり紅茶を淹れて

「砂糖は好きに入れろよ」

シスターに砂糖の包みと一緒に渡して、彼女と対面するように座る。
流石に今の状態で隣に座れるような根性はない。

シスター・マルレーン > 「そうなんですよね、寝るには早いですし。」

苦笑しながらも紅茶を受け取れば、砂糖を入れて、ん、と僅かに口をつける。
相手が視線を逸らすのを見れば、んー………と、少しだけ頬を赤くして。

「………まあ、着替えの一つでも持ってくるべきでしたね。
 うーん、申し訳ないです。」

ちょっとだけ身体を小さくするように座りながら、てへへ、と笑う。

「………その、気になるならささっと寝ますけど………?」

ブレイド > 「馬鹿言えよ。そのまま寝て風邪ひいちまってもしらねぇぞ?
オレのことなら気にすんなって」

この状況であれば、彼女といえでも流石にしおらしい。
もとはといえば、こちらのせいでもあるので気遣いさせるのも申し訳なく。

「いいんだよ。オレだってそういうの見れるってのは役得だしな。
普段見られないシスターの下着姿なんて
なんつーか、新鮮じゃねえか」

茶化しつつも、自分のカップにお茶を淹れる。
自分としては頑張って理性的に接してはいるのだが
チラチラみてしまうのは男として仕方のないことだと思う。

シスター・マルレーン > 「………まあ、確かにそうですね?
 ここで寝て風邪をひいても仕方ないんですけど………。

 ………見れるのが役得、って言われるとそれはそれで、恥ずかしい、んですけど、ね?」

チラチラと見られれば、うう、と少しだけマントを掴む。
その上で、幾分かの逡巡。
本当に数分、たっぷりと言うべきか悩んで。

「………そんなところで申し訳ないんですけど、そのー………。
 ……それ以外の服も全部乾かしたいんですけど、なんとか、なりませんかねー?」

ブレイド > 「冗談ってことにしといてくれよ、こっちだって恥ずかしくねえわけじゃねぇんだ。
流石に、質の割ぃ冗談だったかもしれねぇけどさ…っと、それ以外…?」

意識しないようにとすると視界に入れないのが一番なのだが
それはそれであからさますぎて失礼だとおもう。
見たくないわけではないし。
それはそれとして、彼女の提案に首を傾げ

「んー、そんじゃ、こうするか…」

焚き火の上を通るように橋を挟むようにかけた布と布との間にロープを渡して

シスター・マルレーン > 「………ま、まあ、まあまあ、お世辞でも褒められてる分には悪い気はしないですけどね!
 ですからまあ、……べ、別にいいんですけど。」

頬を染めながら唇を尖らせる。
改めて言われると、すごく恥ずかしいらしい。

「……ほ、………ロープ、ですか?
 仕切りに布使ったら、ちょっとこう、燃えそうで怖くないです?」

なんて、首を傾げながらも………相手を見上げながら任せてみる。

「もしアレなら、外で着替えるというか、乾くまでマントだけでいても……」

ブレイド > 「お世辞ってことでいいならそれでいいけどよ…」

お世辞ではないのだが、それを言えば余計に恥ずかしがらせてしまうだろう。
頬を染めつつ頭をガシガシと掻いて

「まぁ、そうだけどな…流石にオレの目の前でってわけにもいかねぇし
外で裸マントってわけにもいかねぇ…つか……」

今なんて言ったこのシスター。
会うたびに思うことだが、自分を女友達かなんかと間違えているんじゃないだろうか?

「だったらオレが外に行くから乾くまで中にいろよ…
そんなかっこで一緒にいたら、流石にオレだって…その…
アンタを襲わずにいれる自信はねぇ」

シスター・マルレーン > 「………は、はっはっは。
 命が惜しけりゃそれはやめた方がいいですよ?」

なんて、相手の言葉に頬を真っ赤にしながら、……ふ、ふふん、と自信満々に言い放つ。
拳を握ってしゅ、しゅ、っと殴る素振りをしながら。

「………だって、まあ、その、自分の不注意が原因ってとこありますし。
 マントだって借りてるわけですしね?」

つんつん、と指を突き合わせながら。
彼女なりの配慮というか、どうしても申し訳ない、と思っているらしく。

「み、見られる程度は慣れてますしね、そういう視線なんぞ慣れっこです、慣れっこ。」

なんて、見るからに分かりやすい虚勢も張っておく。

ブレイド > 確かに彼女の言うとおりではあるだろう。
手を出して殴られればそれこそ命に関わる…が…

「ばぁか、できねーことはいうなよ」

以前闘技場で尻を触ったときのうろたえぶり。攻撃には転じたものの
あまりのすきの大きさに腕を取られて敗北したことは覚えているだろう。
少し鼓動が早くなって、彼女の目が見れない。

「べ、別に脱ぐのは構わねぇけど…マントでしっかり隠しとけよ?
えーと、脱ぎ終わるまで後ろは向いとくからよ…」

彼女用に自分のテントを貸せばよかったとは思うのだが…
時既に遅し。

シスター・マルレーン > 「できないと思いますかー? 私がいつまでも弱点を弱点にしておくと思いますかー?
 必ず殺すと書いて必殺技も増えましたからねー」

できないと言われれば、唇を尖らせてブーイングをする。
ブーイングの内容がとっても凶悪だが。

「……わ、わかりました。わかりましたよ。」

流石に無防備すぎたかな、なんて思いつつも。相手の人柄はよく分かっている。
後ろを向いている間に下着からシャツから脱いで、マントだけの姿となって、その前をきっちり留める。

「……あ、案外大丈夫じゃないですかね、これ。」

下着からシャツから全部干しながら、マントに包まる金髪娘。
案外大丈夫ですよね、これ、なんて言う女。見えなければセーフ理論。

ブレイド > 「そりゃおっかねぇ。今度機会があったら実践してみるか
まぁいいや…えっとはやくたのむぜ?」

凶悪なセリフに対しては冗談めかして。
それがまさに今だとは流石に言えまい。

後ろを向いてしばらく。
衣擦れの音が嫌でも耳に入ってしまう。
自分は正直音に敏感なので、実際見ているよりもよろしくないのかもしれない。
彼女の声が聞こえれば、シスターの方へと向き直る。
まぁ、立ってるぶんには問題ないか。
干されてる下着とかからは意識を外そうそうしよう。

「そりゃいいけどよ…座ったり手ぇ出すときどうすんだよ」

これはあくまで外套であるために手を出すための穴とかそういうものはない。
前に隙間を作らなければならない。
あと、自分より背の高い彼女だ。座り込めば少し危うい気がする。

シスター・マルレーン > 「………あ。
 それはもちろん、考えてますよ?」

一瞬、間の抜けた声が出るも、すぐに建て直して当然、とばかりに言葉を連ねる。

「………その、寝るときの布を投げつけてもらうとか。
 後はえーっと。……こ、……こう、膝を抱えるように………?」

よ、っこら、と、見えないように意識しながら座ろうとしていく。
膝を抱えてマントの中で座り込もうと必死に取り組んでいるのだけれど。
まあチラチラは見えますよね。

おっと、おっと、とバランスまで崩しかけて。

ブレイド > 考えてますよといって実践したそれは
なんというか…本当に考えたのか?といいたくなるような
隙だらけの代物…というか、みえてるみえてる。

「あー…その、わりぃんだけど……」

みえてるぞと言おうとした矢先、ぐらぐらと
バランスを崩すものだから危なっかしい。
焚き火の側なのだから、下着や服をおとしてしまえばもうおしまいだ

「お、おい、あんま無理すんなって…」

だが、彼女の格好が格好だ。歩み寄ることもできない。
手を伸ばし、声で静止することしか

シスター・マルレーン > 「………ぁ」

ばつん、とマントの前止めが外れてしまい。ひらりと前が開いてしまい。
そこから瞬間的に掴んでガードをする。

「……見えてませんね?」

は、ははは、はは、なんてカタコトの笑顔を向けながら、だんだんゆでだこのように赤くなっていって。
もぞもぞもぞ、と布団へ向かい始める。これは寝るしかない。そうだそうしよう。

ブレイド > 「……見えた…」

多分、今のはあれだ。
質問ではなく確認だ。
見えたと答えれば、命に関わるだろう。
だが、反射的に答えてしまった。
それで眠ろうなどと…神経鋼か。こいつは。

「あー、と…その、だな…一応、聞くけど……
寒く、ねぇか?」

少し声が上ずってしまう。

シスター・マルレーン > 「見えなかったんですね!」

勢いと気力でそれをかき消す。流石のパワーである。

「ああ眠い、ええ、……そろそろいい時間ですからね!?」

あっはっは、と目をぐるぐると回したまま布を被るように引っ込んで。

ブレイド > 「お、おう」

圧に押された。
表情を凍らせて何度もうなずく。

「……」

さっきからほとんど時間はたってないのだが…いや、わかってていっているのだろう。
そして、自分はどこで眠るべきか…

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシスター・マルレーンさんが去りました。