2019/05/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアーシェロットさんが現れました。
■アーシェロット > 今日は王都と砦の間の哨戒だ。といってもただ単に、王都に手紙を届け、砦に戻る。それだけの任務であった。
パタパタとのんびりと道を飛んでいく。
異変があれば解決しなければならないが、平和ならば何もする必要はない。
何もなく終わることを祈りながら、アーシェは道をゆっくりと進んでいた。
■アーシェロット > 商人や旅人と数度すれ違うも、特に何事もなく、道を進む。
彼らの話を聞いても、特に問題は起きていないようだ。
平和で何より。そう思いながらも先を進む。
果たしてこの先が本当に平和かは、進んでみないとわからないが……
■アーシェロット > 今日は、道の途中で野営である。
急げば王都にたどり着けるのだが…… スケジュールがそう組まれているのだからしょうがない。
一人夜の野外で泊まる。ぼんやりと周りを見回し、そのまま睡眠をとるのであった。
■アーシェロット > 「敵の気配もしないですし、大丈夫ですかね」
草に隠蔽しながら、ゆっくりと眠る。
こういった隠蔽スキルも、斥候には必要な技能だ。
なんというか、竜騎士よりも、斥候技能ばかり上がっている気がする。
若干複雑な気分になりながらも、睡眠をとるのであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアーシェロットさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアーシェロットさんが現れました。
■アーシェロット > ターナル砦に向かい一人の少女が歩く。
騎士である彼女は、周囲の索敵をしながら、一人進んでいく。
■アーシェロット > 国内の哨戒は騎士の任務の一つである。もっとも乱れた王国では、現状おざなりにされている部分でもある。
かといって、全くそのような任務がないわけでもない。少女はそのような任務を真面目にこなしながら、道を進んでいた。
最も真面目にといっても、ただ周囲を警戒しながら進んでいるだけであるのだが。
■アーシェロット > 周囲には、特に旅人もおらず、人気はなかった。ここで襲われたらたすけが来ることはなかなかないだろう。
そんな立地を一人彼女は進む。
■アーシェロット > そろそろ騎竜が欲しいなぁ。そんなことを考えていた。
現在徒歩であり、竜があれば往復がすごく楽なのだ。
とはいえ飛竜はなかなか捕獲できず希少性が高い。
いつか捕まえに行こうか、そんなことを考えながら道を進んでいく。
■アーシェロット > ごくまれに、商人や旅人とすれ違う。といっても本当にまれだ。今日は通行量が少ない、そんなことを思いながら道を進んでいく。
今日の宿泊予定地はゾス村だ。
あまり急がなくても夕方にはたどり着くだろう。
■アーシェロット > 魔物などもいないだろうか。
ある程度広く視界をとって、魔物や盗賊がいないか探しているが、今のところ見つかってはいない。
もっとも見つけたらすぐに討伐するつもりである。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエミリーさんが現れました。
■エミリー > 静かな街道に響き渡る声
男、それも大の男の上げる悲鳴は野原にどこまでも響き渡る
次いで聞こえるのは破砕音。扉を粉砕したような音ともいえるかもしれない
「ゴーさん、がんばれー……」
車椅子に座りながら前進を黒のローブに包み気怠そうに目の前の蹂躙劇を傍観する
1人、2人と黒鎧が護衛を切り伏せ次の標的へと赤く光る瞳が動く
■アーシェロット > 「!?」
叫び声を聞きつけて、その喧騒の場所に駆け付ける。
道の脇の野原で起きる惨劇。
その場に飛び込み大声で叫ぶ。
「それぞれ、剣を収めなさい!!!」
どちらが襲撃側でどちらが被害者かはいまいちわからない。
しかしひとまず注意をこちらに向けながら注意深く観察する。
片方は黒い鎧の騎士と車いすの少女。もう片方は数名の護衛……
■エミリー > 「ゴーさん。増えたよー…」
新しく聞こえた声の方を向く
その見た目に魔族?とも思うがそれは大きな問題ではない
これ以上誰かが増えない内に終わらせなければ
「じゃま、しないでね…」
少女の言葉を無視して黒鎧はまた1人男を打ち倒す
身の丈に近い大きさの大剣は受け止めるだけでもただでは済まない
この調子ならすぐ終わりそうかと自身は車輪を壊した馬車の方へ
扉に外から鍵がかけて有り面倒だが静かに開けなくては
「もうちょっと、待っててねー…」
中に居る存在を怖がらせない様声をかけた
■アーシェロット > 「ちょっと待ちなさい!!」
慌てて少女を止めようとして、黒鎧に切りかかられて剣を止める。
既に護衛は先ほど切り捨てられたので全員だったようで、すべて息絶えているようにみえる。
「ちっ、強い……」
護衛の質はよくなさそうだったとはいえ、すべて一太刀で切り捨てていた以上、その腕はかなりのものに見えた。
つばぜり合いをしながら、どう駆け引きするかを考える。
■エミリー > 「待たないよー…んー開かない。」
鍵を弄ってみるがうまく開きそうにない
面倒だと思ったが丁度いいものを視界に捉える
「まだ生きてたんだ。貴方だったら鍵、持ってるよね…?」
短杖を向ける先には馬車の陰で怯え隠れていた御者…この場合はこの馬車の持ち主か、男達の雇い主と言った方が正しいか
「死にたくないなら鍵、開けて…?」
男の目の前に氷の杭が突き刺さる
単純だが脅しとしては効果的でそそくさと男は扉の鍵を開けだした
黒鎧は騎士の少女を足止めしたまま特に仕掛けてはこない
男達の時と違い防御と足止めに徹しているように感じるだろう
■アーシェロット > 「攻めてこない? それならっ!!」
少女の方は一度無視しよう。この黒鎧のほうが厄介そうだ。最低限戦闘不能にしなければ。
そう考え、つばぜり合いから一歩後ろに下がる。少し空いた間を利用し、爆発的な速度で踏み込む。
「ちぇああああああああ!!!!」
『一の太刀』
とにかく初撃の速度と威力を極めた攻めの奥義。
黒鎧がもつ大剣ごと切り裂かんというばかりの勢いの斬鉄剣。
そんな一太刀を叫び声とともに、防御を固める黒鎧に叩き込む!
■エミリー > 「ん、ありがと。」
鍵を開けば男は倒れる
まるで生気のない顔で身体の熱もなくなっていく
黒鎧は剣を後方に構えその一太刀を鎧で持って受け止める
前面を大きく袈裟斬りにされその傷は内部にまで貫通することだろう
だからこそ、違和感を覚えるだろう
肉を切った感触が全くないという事、そして構えた黒鎧がそのまま剣を振りぬこうとしている事に
「風よ…」
目的を達した女は黒鎧に強化をかける
速度の増した黒鎧の大剣の腹をもって少女を横凪に殴りかかるだろう
当たれば体を切り裂かれることはないがその衝撃は軽くない
■アーシェロット > 「うぐっ!!!」
咄嗟に剣から手を放して避けることも考えるが、剣がなければ勝てない相手だ。
大剣の腹での一撃を腹で受け、その衝撃で剣を黒鎧から抜き放ちながら、距離をとる。
決して軽くないダメージだが…… まだ剣は握れる。
「お前たち、いったい何者だ」
あまりに異質な二人組。黒鎧はゴーレムだろうか。油断なく構えながら、ひとまず話を聞いてみることにする
■エミリー > 「何者……エミリーとゴーさんだよ。悪い人にお仕置きしてるのー」
ゴロゴロと車椅子が黒鎧の後ろまでやってくる
更にその後ろには2人のミレー族の子供も
「ばっさり切れちゃったね、ゴーさん……痛くない?」
斬られた傷を撫でるがそれで直ったりはしないのは不便な所
それにしても気絶すらしないとは思っていなかった
初見殺しの技だったが彼女はまだ戦える様子
「どうしよっか……」
と、そんな事を呟いた
■アーシェロット > 「悪い人? いったいそっちの馬車は何者だったんだ?」
嘘か本当か。ひとまず注意深く見つめながら、話を聞く。
腹への一撃は何事もないようにふるまっているが、かなり効いている。正直このまま攻められるとまず負けるぐらいのダメージだ。少しでも時間稼ぎもして回復しなければ。
こぉぉぉぉ、と息吹を吐き、気を循環させる。即効性はないが、それなりの治療効果はある。
気づかれないようにちょっとずつ間合いを外し、少しでも休む。
■エミリー > 「奴隷狩り。この子達の親に頼まれたの、娘達を助けてって。」
だからこちらも狩りをした、と話す
嘘ではないが皆殺しにしろとまではいわれてなかった
なので、そこも正直に言っておいた方が後の勘違いはなくなるだろう
「捕まえても面倒だから皆殺した、貴女の事は巻き添えだったの。ごめんねー?」
申し訳ないとは思っている
だからゴーさんにも殺さない様努力してもらったのだ
■アーシェロット > 「……確かめさせてもらってもいいか」
警戒しながら死んでいる護衛と馬車の中を調べる。
何点か書類などを見ただけでもどうやら少女が言っていることは間違いなさそうだ。
「……勘違いだった。すまない。その点は詫びよう」
いろいろ行き違いがあったようだし、素直に謝り頭を下げる。奴隷狩りを皆殺しは、まあやりすぎかもしれないが、悪人にかける情はない。
「それで、その子たちを連れてはどこまで行くんだ? 詫びがてら護衛しようか」
ひとまず悪い相手ではなさそうと判断し、わびも兼ねてそんな提案をする。
■エミリー > 「良いけど、こっちには来ないでねー?」
そう言って馬車から距離をとる
ゴーさんが万全でないので少し警戒を強めておかなければ
「森にまで連れて行けば他ミレーの人が待ってるよ。
……うん、お願いしまーす。」
彼女の能力を考えれば護衛として来てくれるなら願ったりだ
可能性は低いが途中賊や他の奴隷商なんかに出くわすこともあり得る
悪い人でもなさそうだし良いか、と戦った事はいったん忘れて同行をお願いする
■アーシェロット > 「ふむ、良かろう。里の外までだが同行しよう」
ミレー族に偏見はないが、ミレー族の方は王国騎士が来るのをよしとはしないだろう。
少女の仕事だし、入口近くまで送れば十分と考え、同行をする。
「それにしても、その黒鎧はゴーレムか? 非常に強いな」
そんなことを言いながら、エミリーと同行をするのであった。
■エミリー > 「ゴーレム?ゴーさんはアンデッドだよ。種類で言うとリビングアーマー」
ゴロゴロと音を立てて進む車椅子
膝の上にまだ少女2人を乗せて頭を撫でたりしている
「あ、あと私は人間じゃないから…言うの忘れてたね。」
純粋な人ではない彼女なら大丈夫かとそう口にした
嘘をつくのはあまり得意じゃない
変にごまかして疑われるよりはいい筈だ
■アーシェロット > 「あなたもアンデッドなのかしら。まあ、ほかの人にはばれないように気を付けたほうがいいでしょうね」
自分だって混血だし、種族でどうこう言うつもりはない。悪いことをしているか、していないか、判断基準はそれだけだ。
ただ、彼女のような存在は生きにくいだろうな、そんなことを思いながら同行する。
「悪いことをしていないなら、困ったらうちを訪ねてきなさい。悪いようにはしないわ。悪いことしていなかったらだけどね」
そういいながら、紋章の入った金属片を投げ渡す。フィッツ家の紋章だ。これで自分の量にたどり着けるかは、まあ知らないが
■エミリー > 「普通にしてればバレない、かな?
貴女みたいな人じゃなかったら言ったりもしないしねー…」
彼女が混血でなかったり正義感あふれる人だったらこんな事言わないだろう
これくらい色々受け入れてくれる人ばかりなら楽なのにと思ってしまう
「悪い…私の判断で人を殺した事は沢山有るけど、それはどうなの?」
殺戮を求めている訳ではないがそれなりにアンデッドらしい事はしている
受け取った紋章を眺めながら尋ねるが、答え次第ではまたさっきまでの続きをするのかななんて考えたり
■アーシェロット > 「んー、まあいいんじゃないですか?」
正直殺した数なら負けてないと思いますよ。そんな風に言うアーシェ。
軍人とは殺すのが仕事だ。山賊や盗賊といった犯罪者。魔族という敵対者、多くを殺してきた。
「自分が悪いことと思っていないなら、許されるんじゃないですか? 神が許さなくても、周りが許さなくてもいいじゃないですか」
あっけらかんとそんなことを言いながら、先を進む少女騎士。若干不真面目ないいようである。
■エミリー > 「そう、じゃぁ貰っとく……」
悲鳴を聞いて駆け付けた割に自由で頭の柔らかい子だな
そう思いながら進んでいると森の入り口が見えてきた
ミレー族の男性がこちらを見ている
「あの人、この子達のお父さん…よかった。」
特に障害もなくここまで無事に来られた
膝の上の少女達は父親の元へと走り出す
「…ありがと、騎士の人。あの子達を無事に帰せた。」
そう言って少女の方へと振り返る
■アーシェロット > 「いえ、私は邪魔しただけみたいなものですから。それではこれで」
さすがに王国騎士がいては、ミレー族の人は気が気でないだろう。
そのまま別れを述べる。
「必要ならば、その紋章を、フィッツの家で見せたり、砦で見せれば私と会うことはできますよ。それでは」
少女と父親が抱き合う姿を後ろに、アーシェはその場を立ち去った。
そういえば自己紹介しなかったな、と思ったのは立ち会った後であった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエミリーさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアーシェロットさんが去りました。