2019/04/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にシスター・マルレーンさんが現れました。
■シスター・マルレーン > 暖かい風が吹き抜ける街道を、遠い目をしながら歩くシスターが一人。
ああこんなにも世界は明るいのに。
あ、右の手と肘は完治しました。
バリバリ今日も働いての旅路。
「おや。」
丁度、すれ違うような形で遠目に見つければ、これ幸いと棍を構えて。
目を細めてプレッシャーを遠くからかけていく。
………
「冗談ですよ?」
ウィンクと共に、ぺろりと舌を出して。
■ブレイド > 少し遠目、見えるのはシスター服。
溢れる金髪は陽光にきらめき
ゆるくぬるい風に吹かれて、美しく躍っている。
それはいいそこまでは。
その手にした棍。
遠目からでも感じる圧…少し前に闘技場で見た…
「え?」
まじかよ。
実はめっちゃ恨んでた?冗談じゃ…
まさか、こんなところで襲われるとはおもわなかった。
思わずナイフに手を伸ばすが……
「たちのわりぃ…」
ふっと圧が消えた。彼女なりの冗談…らしいが笑えない。
いや、笑いはするが、苦笑のたぐいだ。
■シスター・マルレーン > 「お久しぶりです。お元気です?
こっちはもうすっかり元気になりまして。」
あっはっは、と明るく笑いながら両手を伸ばして棍をひゅんひゅんと振り回して、またしまい込む。
「どこにでもいる普通のシスターを捕まえて質が悪いとは言いますね?」
ふふーん、と笑いながら近づきつつ立ち話。
「今日は今からお帰りですか? 割とまだ明るいですけど。」
■ブレイド > 「そりゃよかった。
傷物にしてたら責任問題だ」
ひらひらと手を振って答える。
ナイフを掴みかけた手だ。派手にプレッシャーを掛けてくるくらいなので
元気なのはわかってるのだが。
「普通のシスターは地面をプディングみてーに削らねーし
そいつを構えて威圧するような冗談もしてこねーよ」
なんだか上機嫌のように見える…いや、いつもこんな調子なのか知らないが。
「そうだな。近場で…しかも面倒なこともなかったんでな」
■シスター・マルレーン > 「いや、地面を削ったせいで拳が痛んでまして。
久々に1日休暇をもらって何とか治せと。
肘もなんだかんだ、最初は痛かったですしね。」
そして結果死んだ目になる。ははは、と笑う。きっと元気に見えるのは半ば自棄。
とほほ、としんなりする。
「なるほど。それはよかった。
なんだかんだ、依頼をこなしてると面倒な目に巻き込まれること、結構ありますもんね。
今からなら昼過ぎにはつくんじゃないですか?」
空を見上げて、暖かい風を受けながら太陽の傾き加減を見る。
■ブレイド > 「いや、まじかよ…だとしたら…あー、なんかわりぃな」
死んだ目で自棄気味に乾いた笑いを見せるシスター。
とたんにバツが悪いというか…悪いことしたような気にすらなる。
いや、ああいう場所なんだから仕方ないといえば仕方ないのだが。
というか、その地面えぐるパンチを自分に向かって振るってきたのだが。
「そうだな。報酬もらってうまい飯食ってもまだ時間が余るくらいだ。
久しぶりに羽を伸ばせるってやつだな。
アンタは…休暇ってのにこんなとこに…散歩か?
このへんなんもねーけど」
彼女につられて見上げれば、青々とした空と眩しい太陽。
もう少し日が高くなれば、少し暑く感じそうなくらいに。
■シスター・マルレーン > 「いいんですよ、あの場所で足でも折られてたら、私無事に帰ってこれてませんし。」
からり、と笑いながら、事実を事実として捉えられる性格なのか。
本当に気にしていないのか、明るい笑顔。
当然、パンチを打ったことも気にしていない様子だった。
「……あー。
休暇は昨日まででして。今日は新しいお仕事を頂きまして、今からそちらに赴こうかな、と。
……今日は移動だけですから、馬車が来るとこまで歩いて向かってるだけですけどね。」
とほー、と肩を落として変わらぬ遠い目。
日常の風景。
■ブレイド > 「足が捕れる状態だったらそうしてたかもしれねぇが、アレじゃ無理だ。
しがみつかれて窒息しかけてたし、こっちも大きく動けなかったって」
正確には胸に埋められて…なのだが
尻を触ったときに飛んできたパンチを思えば
そんなこと口にしたが最後。
今度こそ自分の頭が地面に落としたプディングのごとしだ。
「まぁ、すっかり元気ってこた回復したんだろ?
馬車移動ってこた、また遠出か?教会ってとこも人使い荒いな」
なんだか、毎度貧乏くじ引いてるように見える。このシスター。
まえは橋の修理とかしてたっけ。
■シスター・マルレーン > 「いやー、ほんと、それやられてたら大ピンチでした。
自分の足で歩けたから無事に出てこれたようなものでして。」
必死だったからか、あまり覚えていない様子。
闘技場でのことを一切引きずらぬ様子は、むしろ本職よりも闘士向けな気質に見えるかもしれず。
「ええ、まあ、………その、闘技場そばにもう一度。」
頬をぽりぽりとかいて、人使いが荒すぎてギブアップしたいですけどね、なんて、笑う。
「ハイブラゼールの内部に礼拝堂があるんです。
ただ、治安の悪い地区ですし、酔った人や賭けに負けた人が暴れたりして、司祭様もシスターも大けがをしたりで、今はすっかり無人なんですけどね。
………そこを何とかしろと。
闘技場で勝ったシスターがやってるとなればちょっかいもかけられないだろう、って。」
治安の悪い地区担当みたいです。とはははと笑う。力はなかった。
■ブレイド > 「無事に出てこられなかったらどうすんだよ…
そんなんだったら、後味わりぃなんてもんじゃねぇな。
脚、狙わなくてよかったよ」
朗らかに語る姿。
むしろ笑みまで見え隠れしていて、楽しい思い出でも語るようだ。
シスターというより、闘士というより…街頭の喧嘩屋みたいな…。
「ダイラスにとんぼ返りかよ。おつかれさん。
つか、あの辺りって…大丈夫か?
あんた…」
ダイラスのハイブラゼール内部。ってことはまぁ、治安はよろしくないしなにより…
尻揉まれた程度であんなに大きくうろたえてスキを見せてしまう彼女だ。
場所を聞けば一気に不安げな表情になってしまう。
■シスター・マルレーン > 「いやほんと、毎回覚悟はして出ているつもりではいたんですけど。
いい薬でした、あれでまた負けたら後悔してもしきれないですから。
今度は何があっても相手を潰してから恥ずかしがることにします。」
レベルアップしました。
弱点をきっちり潰して、目をぎらつかせるシスター。
喧嘩屋だった。実際そんな気質でもある。
「大丈夫じゃないですよ。
でもバフートの礼拝堂とどちらかをお願いしようかと言われたらそこにするしかないじゃないですか。
言う通り、闘技場で戦ったって名前で守られると信じるくらいしか。」
刺されて死ぬか斬られて死ぬか、みたいな選択肢を見せられたらしい。
さっきまでの明るさはやっぱり自棄だったのか、あははー、と力ない笑顔。
■ブレイド > 「潰してから…ね。
シスターらしい意気込みだな。
教会で聞いたら信仰心すげーあがっちまうかも」
信仰もクソも、自分はミレーなわけだが。
皮肉というかなんというかで返しはするものの
このシスターなんというか…とても物騒だ。
普段はこんな朗らかな気のいいねーちゃんって感じなのに。
「神聖都市の地下送りよかマシだぜ。きっとな。
つか、そんな無茶ぶりばかりされてんのかよ…」
少し考える。
力ない笑顔のうらに感じる…損しそうな気質。
「じゃ、今日はサボるか?」
■シスター・マルレーン > 「いやー、司祭様に聞かせたら卒倒させそうですね。
でも、戦ってこいと言ったのはあっちですから、仕方ないですよね?」
ねー? と同意を求める。
スマートに優雅に、そして清く正しく戦ってなんとかなるわけないじゃないですか、と。あくまでもリアリストで、物騒だった。
そういえば初手は目潰しだった。
「あー………… まあ、そうですよね。
それ、やっぱり本当ですよね。まあ、私にも打診はあったんで本当なのは知ってはいるんですが。
無茶ぶりだと思うじゃないですか。
なんだかんだ、………できちゃうんですよね、私。」
あっはっは、と笑って舌をぺろりと出す。
「いいえ、ちゃんと出向きますよ。
それで少しでもその場所で悩む人のためになるなら、迷う必要はないんですから。
まあ、愚痴くらいは出ますけど。」
肩を竦めて、苦笑は一つ。
■ブレイド > 「まー、そうだな。
アンタ潰せって依頼が来る程度に大暴れしても仕方ねぇよな」
たしかにそう言われたのだから、多少はっちゃけてもまぁ向こうのせいだ。
それで卒倒するならザマーミロなわけで。
かと言って、このシスターの格好した喧嘩屋、暴れすぎである。
倒せという依頼も、今思えば教会のイメージに関わるとかそういうものだったのだろうか?
「ああ、オレも何度か行ったけどほんとだぜ?
アンタならだいぶ稼げそうではあるけど、そうなる前に何人死人が出るかわかったもんじゃねーな。
あと、無茶振りできちまうってのは割といいことでもねーぜ?
ほんとに潰れるまで無茶させられ続けねーといいけどよ…」
笑って舌を出す可愛さと余裕アピールするシスターであるが、それゆえになんか心配になる。
顔見知りとして、こうして話せる間柄の人間だ。
できれば辛い目にはあってほしくない。こういうところの甘さはどうも治らない。
「そっか、じゃあがんばれよ。
オレは教会苦手なんで顔出せねーけどな。
依頼でならたまに行くかも」
■シスター・マルレーン > 「やっぱりそういう依頼ありますよね……
いやー、ほんと、あっちで安全に過ごせればいいんですけど。
まあ、時々向こうに行って手入れする程度で、王都で過ごす時間の方が長いんですけどね。
ただ、もう一度くらい出ろって言うんですよね、闘技場。」
とほー、と肩を落として。
「……そうですよねー、それは時々感じるんですよね。
潰れるなら潰れるで、病気で寝込んだり程度だといいんですけどねー。
あっちで潰れたらひどいことにはなりそうで。」
変わらぬ苦笑を浮かべながら、うーんうーん、とゆらゆら身体を少し横に揺らす。
「………あ、でもあそこは無人ですから、顔を出してくれたら多分私くらいしかいませんよ。
近くに寄った時はぜひぜひ?」
がんばります、と拳をきゅっと握って、硬く考えなくてもいいですよー、なんて、聖職者らしからぬことを言う。
■ブレイド > 「それはいいんじゃねぇか?むしろ暴れてまわり威圧しときゃ…
負けて犯されたーってなったら、大盛況になっちまうかもしれねーけどさ。
つか、闘技場でアンタ暴れさせて何の得があんだか…」
まだやらせる気か。と少し呆れる。
勝たせる目的があるなら勝って損はないし
負けて教会が賑わう…彼女の体を求めてきた奴らが小銭を落としても得だというなら
闘技場に出させる意味は大いにあるだろうが…胸糞悪い。
「バフートなら攫われて奴隷コースまっしぐらだな。
ダイラスならまだまし…ってとこか?しらねーけど
つか、すこしは自愛しろっての。アンタの神サンはそういう事言わねーのか?」
…そこまでいって少し焦る。
口を滑らせた。信仰が違うということを匂わせてしまう。
信仰を特にしていないということはまだいいが、ミレーだとバレたら…
少しだけ冷や汗。だが立て直し
「っと、そうか。その時は茶でも用意しといてくれよ」
少し早口。ごまかしつつも何を頑張るのやらと笑って。
■シスター・マルレーン > 「いやー、勝ったら勝ったで「薄汚れたお金を浄化する」とかなんたらで送金をせがむんで得はあるんじゃないですかね。
私の得があんまりないことが問題ですね、唯一の。
いやー、流石の私もバフートはお断りしました………。」
とりあえずどっちに転んでも教会はもうかるシステムだった。
「まあ、言ってるかどうかはわからないんですけど。
いなきゃいないで孤児のままだったのは事実ですしねぇ。
心配してくれるんですー?」
ふふー、と笑いながら満足げ。相手の心配するような気が付きは一切なさそうな様子で、ころころと笑う。
「いやー、当然闘技場の結果を。
知り合いじゃないといいんですけどねー。」
理由は語らなかった。
■ブレイド > 「薄汚れた金って…効果の洗浄業でもやってんのか?手広いな、教会ってとこは。
こっちでやっときますーって言っときゃいいんじゃねぇの?まぁ、そういうことじゃねぇから儲かるんだろうけどな。
やっぱ、教会の偉いやつってのは好かねぇな」
彼女は笑うが、そんな彼女に損をおっかぶせて甘い汁をすする連中。
気に入らない。
バフートに行かないのは織り込み済みで
ダイラスの面倒を押し付けた上で、闘技場で顔まで売って、負けたら負けたでいい客引き。
骨まで残さぬリサイクル…。
「孤児ね…ったく、よくあんたみてーな女が健やかに育てたな。
そんな教会でさ。恩ならとっくに返してるだろうよ。
少しは我儘言っても……
……そうだよ。アンタとは顔見知りだ。
こうやって話だってしてる。気のいいやつだ。
心配して何がわりー」
こちらの心配はいらなそうだ。
だが、代わりと言ってはなんだが向こうへの心配は募るばかり。
茶化すように笑う彼女にもそれを隠しはしなかった。
「頑張るってーならまけんなよ?
もし立ち寄ったとしても、アンタの種付けショーなんてみたくねーぞ?」
■シスター・マルレーン > 「いやー、本音を言えば私も。 あ、これは内緒にしてくださいね。
バレたら問答無用で連れてかれますねこれ。」
自分で言って慌てて人差し指を唇に当てて。
「いやまあ、なんででしょうね。
才能があったのかなー、私の隠し切れない才能がー。
……えへへ、心配させちゃいましたね。」
あはは、と笑いながらぽんぽんと肩を叩いて。
大丈夫大丈夫、と明るく言う。
「いやー、そいつは私も勘弁ですね。 分かってるつもりですが改めて言葉にすると強烈ですねそれ。
一瞬くらっときました。
まあ、実はこう見えて負けず嫌いでもありますし?
スマートに優雅に勝ちますけどね。」
ほほほ、と笑って見せつつ、ウィンク一つ。
「どうにも、ついつい話しやすいのか愚痴っちゃいましたね。
まあ心配してもらえるなら、それはそれで? ちょっとうれしいはうれしいですし。」
なーんて、調子のいいことも言う。
■ブレイド > 「いわねーよ。好かねーって言っただろ。教会のえらいさんとか、教会とかさ」
無論、全てひっくるめて嫌いとは言わない。
彼女と話しているのだからそういうことだ。
騙し、搾取し、踏み潰す。
そういう奴らが嫌いなのだ。
この国では非常に生きづらい気質ではあるのだが…。
「ほんと、才能あるよ。
ノーテンキの才能ってやつか?
てか、大丈夫だってなら、今度会うときも冗談の一つでもかましてみろよ?
しょぼくれて萎れてたら…そりゃもーひでーことしてやるぞ?」
肩を叩かれつつも不満げ。
明るく笑う彼女は少女のようで。
なんだか…姉などいたらこんな感じが良かったなと思えるような。
だからこそ、心配してしまうのだが。
「スマート。優雅。
おー、そうだな。
オレと戦ったときも、スマートな目潰しから始まってたし」
だが、それとこれと話が別だ。
スマートだか優雅だかというのもはばかられる喧嘩殺法へのツッコミはしておく。
「かまわねーよ。話しやすいってなら付き合うぜ?時間はあるんでな。
冒険者ってのはシスターと違って自由業なんで…
つか、心配されて喜んでんのはいいけど、できればさせてくれんなよ?」
■シスター・マルレーン > 「直球ですねぇ。
まあ、……そうですね、好かれないにしても、嫌われぬようにしなければいけませんから。
そういった振る舞いが今の教会に出来ているかどうかは………私は口にはできませんけど。」
憂いている。
この状況を。普通のシスターが受けている仕打ちを。是正しない組織を。
憂いながらも、そのまま組織に身を置いて従い続ける矛盾。
分かってはいるんですけど。そこを考えるといつだって頭が痛くなる。
「あれはスマートでしたしー? あのまま目潰しを受けてたら、こう、首筋をすとーんっと終わってましたしー?
あらまー怖い。
ふふふ、そうですね、もしもしおれていたら?」
くすくすと笑いながら、指でつん、と額をつついてやる。
割と一人でいる時は鬱々としていることも多いのだけれど、誰かと話していると明るくなれる。
「………………。
シスターを辞めたら心配されなくなりますかねー。」
しばらく腕を組んで、現状は無理だと判断する。
はっはっは、と遠い目で笑って。
■ブレイド > 「べつに。アンタがわりーわけじゃねぇだろ
教会は嫌いだ。お偉いさんはもっと。そりゃそうだが
アンタは嫌いじゃねぇ」
状況を憂う、良いシスターだ。
人がいい…といってもいいが、この国では
女の身でその気質は仇にしかならない。
それもあるが、それ以上に大きな問題…こればかりはどうしようもない。
「それに、オレが嫌いじゃなくなってもな…」
彼女らの神は自分たち…ミレーが嫌いなのだ。
だから、どうしようもない。
「すとーんと…首でも落ちてたか?むしろこっちが怖いわ。
萎れてたら…そうだな。また尻か胸でも揉んでやるよ。
頭はじけ飛ぶ覚悟でな」
冗談めかしつつも頬を突かれる。
明るくはしているものの、彼女だって不安があるだろう。
それを先から吐き出しているのもわかる。それ以上に自分がこの気のいい身を案じているだけなのだが。
「ばぁか。シスターじゃなくても、無茶してりゃ心配になるっての」
笑う彼女の肩をとんと、拳で軽く叩いて
■シスター・マルレーン > 「そうやってストレートに言われると照れますねー。
まあ、濃厚な時間を共にしたわけですしね?」
ぺろ、と舌を出して、苦手なくせにこういう冗談は言う。
仇にしかならないことは分かっていて、いつか踏み外す綱渡り。
「………ん? どうかしました?
嫌いじゃないならいいじゃないですか。」
相手が落ち込んだような様子を見せれば、はて、と首を傾げて。
「………そうですねー?
それで反撃が来なかったら相当参ってるみたいですから、どうぞ?
いやー、冒険者になってから無茶しかしてない気がして。
ふふ、無茶はできるだけしないようにしないとですね、心配をさせてしまいますし。」
拳で肩をとん、と押されれば、ゆらんゆらん、と揺れて。
■ブレイド > 「あのあともっと濃厚な時間を過ごしても良かったがな。
オレがみられてするのが趣味じゃなくてよかっただろ?」
可愛らしく舌を出して冗談めかす彼女にカウンター。
ほんとに襲われたらどうするんだか。
まったくもって心配の種が尽きないシスターだ。
「べーつに。嫌いじゃなくなっても、オレ信心深いわけじゃねーからな。
神さんには好かれねーだろ?
アンタは濃厚な時間を一緒に過ごしてくれる程度にゃ嫌ってねーみたいだけどさ」
真実をここで晒す勇気などない。
拒絶を受けるくらいなら、隠せばいいだけのことだ。
「それで反撃なかったら…そうだな、そんときは話でも報復依頼でも何でもしてくれ。
人の為ってのもいいけどな、シスターだって人だろ?」
ゆらゆらゆれる彼女を見れば、笑って肩を押さえてゆらぎをとめる。
明るく、ほがらかで、話しやすい女性。
貧乏くじばっか引いて、それでも笑って。
そんな彼女のちからになりたいと思うのもまた自然なことだ。
■シスター・マルレーン > 「………それはー、まあー、確かに……」
一気にトーンダウンする。
まあ、その気配があれば右腕を折ってでも戦闘続行はしていたから、さてどうなるか、といったところではあるが。
「私は信心深くないんですかね、あんまり好かれてるオーラを感じないんですけどね。
まあ、あの時間に関しちゃ偶然ですけどね?」
遠い目をしてから、ウィンクを一つ。隠そうとすれば素直に隠され、特に疑念は抱かない。
反撃はするから安心してください、なんて、拳を素振りして。
「なんだかんだ、話し込んでしまいましたね。
向こうに行ったらそれなりに気を張りますから、今くらいは少しくらい緩んでもいいですよねー。」
んーーっ、と伸びをして、一つ欠伸を手で隠し。
相手が自分を心配してくれているのもよく分かる。ありがたいことだと思う。
「そういえば人でした。
ついこの前まで化け物だとかオーガだとか言われ過ぎてちょっと見失ってました。
でも、こうやって話せるだけで少し楽になりました。
わりかし本気でやりあったんですから、恨まれててもおかしくないですし。」
■ブレイド > 「ばっか!冗談だっての!んなことするように見えるかよ…
つか手厳しいな、おい。神さんにもシスターにも好かれてないんじゃ
教会に行く理由なんてそれこそねーだろ」
相手のウィンクには苦笑を返す。
まぁ、あそこは怪我を嫌って退いてくれたからの勝利であり
なりふり構わないのであれば勝負にもなっていなかっただろう。
ポテンシャルや戦闘技術自体は向こうのほうが圧倒的に上なのだから。喧嘩屋め。
「そうだな。少し気休めになったってなら話したかいもあったってもんだ」
そろそろ急がなければ馬車も行ってしまう時間だろうか。
大きく伸びをする彼女…あの胸に埋められたと思うと少しばかり気恥ずかしい。
「冗談言うなよ。恨んでるならダイラスにいる時点で闇討ちしてらぁ
それに、恨まれるならオレのほうだろ?だって、勝ったのはオレだし」
どやー
■シスター・マルレーン > 「いや、神様に私は好かれているのかなーって。
いやまあ、好かれたから幸運に恵まれるわけでもなし。
試練を与えてもらっているのかもしれませんが。」
とほほ、と少しだけ肩を落として。
ちょっと試練多くないですかね。
「………そうそう、ずいぶんと楽になりました。
ふふ、じゃあ今度は別の場所でやりあいましょうか。
次は負けませんよ?」
なんて言いつつ、どや顔する相手に相変わらず自信満々の笑顔。
伸びをすればゆさりと揺れる胸ではあるが、本人に自覚があるのかないのか。
「……それじゃあ、ちょっと行ってきます。 ま、すぐに戻りますけどね。」
なんて、ひらりと手を振って笑いかけ。
■ブレイド > 「少なくとも、オレよか好かれてるだろ。
もし嫌われてたら、専業冒険者にでもなっちまえ
嫌われてるやつのとこにいてもいいことないぜ?」
肩を落とすシスター。
まぁ、彼女を好いていないのは神ではないだろう。
簡単に体をひらかず堕ちもしない彼女を絶望させて得するのは教会のお偉いさんだ。
「何でもありなら、むしろオレももっとやれるんじゃねーかな?
お手柔らかに頼むぜ?」
また胸に埋められでもしたら、今度は意識してしまうかもしれないがそれはそれ。
あんなゼロレンジの寝技の応酬なんてことにはそうそうなるまい。
「おう、いってらっしゃい……ん、んー…なんかこの言葉言うの、久しぶりだな」
いってらっしゃい…など、王都に降りてきてから言ったことがあっただろうか?
なんだか不思議な感覚に思わず笑ってしまいつつも、手を振る彼女のその手のひらにパンっと手を合わせ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。