2019/03/04 のログ
■祝夜 >
「ゴーさん?ゴーさんっていうんだ、じゃあゴーさんも一緒、よろしくねえ」
人懐っこい笑みを浮かべてそう黒い鎧へと語りかける
普段は聞かれないと自分の名前は言わないのだけれど、敵意を感じなかったのもあってつい名乗り返してしまっていた
さて黒鎧のゴーさんとやらの反応は…なさそうだけど、まぁそういう人?もいるだろうと納得する
「へへ、そうそう、髪が長いから間違われることもあるな~」
流暢に喋るようになってきたエミリーにもう一度微笑む
その顔つきは子供らしさが残るふっくらとした輪郭もあって、性別の雌雄は分かりづらいかもしれない
「ねえねえ、エミリーお姉さんは街に何しにいくの?買い物ー?」
横並びに、車椅子に歩調を合わせて街道を歩く
■エミリー > 「ゴーさんはねぇ、喋らないから…ごめんね?」
一切の反応もなく返事もしないゴーさんの代わりに謝罪する
ここまで無視されれば誰でも気分を害するだろう
「声も高いしねぇ。
でも視線は男の子のだったよ?」
先程の視線の事を暗にからかい車椅子が動き出す
「うん。お買い物と売却…かなぁ?
盗賊さん達の武器とかお宝とか、美味しい食べ物と触媒が欲しいから。」
■祝夜 >
「そーなんだ、もしかして人じゃない?」
なんとなく色々察したような顔で、でもそれ以上を追求する気はなさげだ
「え?えへへ、だってお姉さんがえっちなカラダしてるんだもん、いやでも目に入っちゃうよねえ」
からかうような言葉には笑顔を崩さずそう言葉を返していた
いやらしさは感じない、子供らしい笑顔だったけれども
「へ~、もしかして冒険者さんなの?
足が悪いのに盗賊退治とかしてるんだ、すごいなぁ…
俺は面倒くさがりだから、街についたら養ってくれる可愛い女の子でも探そうかなあ…
あんまり戦うのとか、スキじゃなくって」
■エミリー > 「うん。ゴーさんは鎧だよ♪」
彼になら特に隠す必要はないかと簡単に肯定する
「イヴ君は正直者だね。
男の子だししかたないよねぇ♪」
子供だから別にいいと軽く流す
正直なのも嫌いじゃないし大人と違い視線が不快な物でもないので特に諫めたりはしない
「冒険者じゃないよー。
これは歩くの面倒だから使ってるだけだよ♪
盗賊は寝る時に五月蠅かったから静かになってもらったの」
養ってくれる女の子を探すと聞けば少し驚く
だが彼の容姿であれば難しくはないかと考える
「イヴ君は逞しいねぇ。
そういうの何て言うんだっけ……ヒモ?」
■祝夜 >
「りびんぐあーまー…かな?
あんまり詳しくはないけど、エミリーお姉さんの使い魔みたいなもの…?」
へー、と興味深げに眺めて、ぺたぺたと鎧に触ってみたりもする
「うん、嘘つく必要も騙す必要もないしー。
そうそう、男の子だからしょうがないの、ついつい見ちゃう」
悪びれもなくそう言って、軽く流してくれるお姉さんには笑顔笑顔、である
「わぁお、冒険者でもないのに、エミリーお姉さん強いんだねえ。
歩くのめんどくさいの?もしかしてすごい遠くから来たとか…それとも面倒くさがりなだけ?」
俺と同じかな?なんて言いつつ、ヒモと言われればこちらも驚いた表情に
「ヒモ!?…ヒモかあ、なんかこう優しくて可愛くておっぱい大っきなお姉さんに甘えたいだけなんだけど…うーん、ヒモ…?」
何やら真剣に考え込むように首をひねっていた
■エミリー > 「よく知ってるねー。
私がゴーさんを作ったんだぁ。強くて頼りにしてるの♪」
触られても反応がない黒甲冑
叩いてみれば少しだけ中の音が響くのが分かるかもしれない
「恥ずかしがったりするかなぁって思ったけど、慣れてるんだね?」
悪びれる様子もないのは寧ろ好感が持てる
ここまでオープンであれば不快感は少なくなるものだ
「私と言うより皆が強い、かな…?
私は直接戦ってないしね。」
アンデッド達を送り込んだだけなので嘘は言っていない
めんどくさがりかと聞かれればそうだよー♪と答える
歩くのが面倒なので車椅子に座っている、それが答えなのだ
「甘やかされて養ってもらってー…働かなかったらヒモ?らしいよ♪」
別にいいのでは、と考える
容姿の美しい彼を養う事に幸福を感じる者であれば悪い話でもないだろう
■祝夜 >
「当てずっぽうだよー、確かそんな感じのいたなと思って」
子供ながらそこそこに博学らしい
こんこんと軽く叩けば音が僅かに反響する、中が空洞なのは間違いないようだ
へーこれがリビングアーマーかあ、と物珍しげにしげしげと眺めていた
「うん、童貞でもないしねー。
にしても、ゴーさんいいなー俺も可愛い女の子式神たくさん欲しい」
ちらっと口にしたそれは少年がこの世界に訪れた理由の一つだった
真っ先に一番大きそうな街へ向かうのも、当然それが目当て…というところまでは、少年の横顔から察するのは難しいだろうが
「みんながつよい?ゴーさん以外にもいるのかな?いいなーいいなー」
ますます羨ましがる
むしろこのエミリーというお姉さんは自身の理想を体現しているのではという気分である
「うーん、まだ子供だから働かなくてもオッケー!っていうのはダメかなあ~
大人になったらちゃんと働くから、みたいな♡ …うん、なんかヒモって、かっこ悪いもんね…響きが」
■エミリー > 「へぇ…じゃぁさぁ。リッチとかって知ってる?」
かなりよく知っているらしいので質問してみる
黒甲冑に興味津々と言った様子の少年はどう答えるか
「そうだろうねー…式神…
やっぱりイヴ君って狐君なんだね?」
聞きなれた言葉に推測か確定する
女の子の式神が欲しい、というのはどういう事かと悩む
式神とは集める物なのか、と
「いいでしょー。私は弱いから頼りにしてるんだぁ。」
ここまで羨ましがられるとは思っていなかったので少し考えてみる
……自分が先程言っていたヒモに近い状態だと理解しそうになったので深く考えるのは辞めた
「子供でも働いてる子は沢山居るよ?
貴族でもないと大人になるまで働かないっていうのは…ないかなぁ。」
■祝夜 >
「うーんと、名前は知ってるけど詳しいことはそこまで、かな?
おっかないぐらい魔力が高くって、あんでっどーの中でも知能が高かったりー」
んー、と空を仰ぎつつ持っている知識を素直に口にしてゆく
そちら方面の悪魔や怨霊の類は専門ではない、ほとんど本で見た知識と聞き齧りである
「あ、まいっかぁ、うん、街中では隠してたほうがいいみたいに言われたから」
まだ街までは少し距離がある、よいしょっとフードを脱いで見せれば風になびく長いくせっ毛の髪とツンと立った三角耳がお目見え
「うん羨ましい、俺も可愛い女の子式神とかお姉さんとかにお世話されて楽したい…。
あー……うん、俺が乗ってきた荷馬車にもなんか奴隷の子達いたし、結構厳しい世界なんだね、ここ」
うっかり口が滑って自分がまれびとだということを零しているが、相手ののんびりとしたテンションもあって少年はさっぱり気づいていないようであった
「つまり狙い目は貴族のお姉さん…?むむ…」
■エミリー > 「そっかぁ。じゃぁいいかなぁ…」
一般的な知識程しか持っていないのでまぁいいかと流す
「妖狐って種族なんだよね?
ミレー族と普通は見分けつかないから奴隷狩りに遭うかも。」
見知った耳に口角が上がってしまう
思わず撫でたくなるがそこはぐっと我慢
「男の子はダメなの?
武力の強さなら男の式神も良いって聞いたけど…」
厳しい世界、そう聞けば別世界と言った単語が浮かぶ
神や超常の存在を知っている自分からすれば不思議はない
過去には異世界の勇者も居たらしいし
「んー……冒険者として成功してる人が良いと思うよぉ。
貴族の人達って変な人も多いしねぇ」
特権を持つ者の常なのか異常な性癖を持つ者も多いと聞く
それこそ男色なんてよく聞く話だ
「そういうのも我慢できるんなら良いかもねー♪」
■祝夜 >
「? あれ、お姉さん妖狐って知ってるんだね。こっちでもポピュラーなのかな…」
流されたことに少し首を傾げつつ、妖狐という言葉を知っていることに驚いてみせる
でも続いた言葉にそうではないということに気づく、ミレー族というのが、さっき荷馬車の中にいた女の子達なのだろう
「男の子はやだなあ、えっちできないじゃん。俺ホモじゃないし」
どうやら可愛い女の子の式神に拘るのはそういった理由があるようで、相当の好色らしい
「うーんそっか、まぁ貴族の女の人とか近づくのも大変そうだしなー…冒険者かぁ~」
■エミリー > 「他の妖狐の子から聞いただけだよ♪」
なので認知度と言う面では多くの人には知られていない
外見だけの特徴ではミレー族と大差がないのも原因だろう
「そっか。イヴ君はエッチなんだねー」
男との行為が受け入れられなければ貴族には近付くべきではない
貴族に限った話ではないのだがそういう輩が多いのだ
「成功してる人はお金沢山持ってるからねぇ。
イヴ君の事可愛いから一緒に暮らしたいって人は居ると思うよー」
■祝夜 >
「へぇー…俺以外の妖狐を知ってるんだねえ…」
他にも妖狐がいるらしい
それがまれびとなのかどうかは置いておいて、自分だけじゃないというのは興味がある
「そっかな~、男の子だしこんなもん…じゃない?ちがう?
割と遅れてるのかな~」
そんなことを言いつつ歩みを進める、少しずつ街に近づいてきたかもしれない
「そうかな?そんな女の子がいるといいな~おっぱいおっきいともっといいな~」
■エミリー > 「そだよぉ。すっごい妖狐ちゃんなんだぁ♪」
他の妖狐に興味を持ったらしいイヴを改めて見る
彼女に出会ったときに好意的に接してくれるといいのだが
「こんなに素直な子は珍しいかなー
イヴ君の居た所よりは遅れてるかもねぇ」
街が見えてきた
もう少しすればお別れだ
「んー…じゃぁ街で少し私と一緒に居てみる?
また森に戻るからそれまでで良ければだけど」
■祝夜 >
「すっごい妖狐ちゃんかぁ、ふふ、会えたらお友達になりたいね~」
こちらと視線があって、思わずにっこり
「そっか、少しは隠したほうがいいかな…?」
あえて初心なように合わせたほうがいいのかもしれない、と悩んでみる
そのほうが受けが良いのであればそれも一つの手だ、狐は打算的であった
「うん?エミリーお姉さんと? …うん!それもいいかも!
街のこと全然知らないし、お宿も探さないといけなかったからさ~」
ぱあっと明るい笑みを浮かべる
おっぱいからのお誘いとあれば断るべくもないといった勢いである
■エミリー > 「そか、そうなるといいねー♪」
友達、なら大丈夫だろう
良かったと安心して少し悩む
「私はどっちでもいいかなぁ。」
隠しても隠してなくてもどうとも思わないので参考にできない
純粋な子供が好きな相手には隠した方が良いのだろう
だがエミリーは素直であれば別に隠さなくてもいいと考えていた
「じゃぁ少しの間よろしくねー。
イヴ君が付いて来てくれて嬉しいよー♪」
同じく笑みを浮かべる
社交的であり見ていて飽きず可愛らしい少年
近くに居れば自分の代わりに誰かと話したりしてくれるだろうし一緒に居て不快感もない
打算は有るがそれでも彼と居られるのは嬉しい
街に着けば建物の場所等はエミリーが、人との交渉はその殆どを彼に任せる事だろう
■祝夜 >
「う~ん、そっか!じゃあとりあえずは今のままにしてみよっかなー。
それで全然女の子にモテない…みたいな悲しいことになったら、かんがえる……」
のんびり歩いて、もうじき街
そこでお別れかなと思っていたお姉さんが案内をしてくれそう、という思わぬ幸運
しかもおっぱいがおおきい、あわよくば膝枕くらいはさせてくれるかもしれない…
とこちらもやはり打算を巡らせて…
「へへへー、俺もエミリーお姉さんと出会えて良かったー。それじゃ街までもう少し、あるこあるこー」
街へとつけば案内を受けつつ、よく考えずともお金がない少年はエミリーに頼らざるを得ず…
王国にゅーびーな狐はしばしの時を偶然出会ったネクロマンサー、エミリーと過ごすことになるだろう
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から祝夜さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエミリーさんが去りました。