2019/02/12 のログ
■影時 > 故にこそ初心者は採取やら、下水道などに巣食うことのある低位の怪物の掃討から始めよ、という。
個体の能力だけで言えば、それこそ赤子の手を捻るように倒せよう。打ち殺せよう。
だが、数が揃えば揃う程、頭数が揃って知恵が増せば増す程、厄介さは天井知らずに極まる。それが小鬼というものだ。
より上位のクエストを請け負うことが出来るようになった者となれば、実入りの悪さに倦厭するとも聞く。
「――」
この装いであれば、街中では気を付けている露骨な隠形の取り扱いに困ることは無い。
往来を行きながら気配を殺し、不自然に周囲を憚るものが怪しまれるのは必然だ。
それでは忍ぶものである、とは言えない。不審者以外の何者でもない。
遠く、見遣る姿には覚えがある。何でこんな所に――とは言うまい。偶々先客が居た。それだけのことだ。
同時にちょっとした約束を思いだす。いつ果たすということまでの取り決めは無かったが、遊びに興じるのも良いだろう。
故に、懐を漁る。
「……ッ!」
深く深く身を撓め、肺腑から強く息吹を吐き出しながら助走もつけることなく夜色の影が飛び上がる。
頂点の高い放物線を描いて跳びつつ、向かう先は遠く眺めていた帯刀姿の背後だ。
そのさなかに取り出したものを投じる。星型に打ち鍛えられた手裏剣と呼ばれる投具である。
当たれば刺さる、切れるという意図に鍛造された刃が二つ。
縦、横と振られる右手より打ち放たれ、風を裂いて背に当たれとばかりに進む。不意に生じる気配、風音を如何に迎え撃つかを測るために。
■カリノナ > 実際、ギルドから奨められるのはそういう依頼だ。最近冒険者になったばかりで、薬草すら見分けられないとなれば、小鬼の危険性を正しく理解しているとは思われなかったらしい。
ただ、こちらとしても街中の雑用のような仕事ばかりでは日々の生活費だけで精一杯。多少金銭に余裕があるうちに活動範囲を広げておきたくて、それならばと小鬼退治の依頼を受ける事になったのだ。
勿論、小鬼の習性や危険度などしっかりと聞いて準備を整えた後で…だったが。
ただ、目的だった森に住むという小鬼。とりあえず目につくだけは殺して回ったものの、今迫るのはそれらとは全く異なる脅威。周囲の気配を探る事に心得のある自分でも測りきれないという時点で、相手の腕も判ろうというものだ。
それと同時に、相手が人であろうことも予測がついた。これほど見事な隠形術を魔物が使うとは思えないからこそ。
「――――ちぃ!」
気配を悟ったのと、何かがこちらに飛来する音が聞いたのはほぼ同時。脇差を抜きながら大きく前へと跳んで回避する。後ろへと跳ばなかったのは、攻めの戦い方を得手とするが故。
身を屈めた跳躍は、背を狙った刃を自然と回避する事となっただろう。
「何者か、とは聞かぬ。さぁ、斬りあおうか?」
脇差は右手に構え、目の高さへと水平にするよう刃を構える。短い刀身だからこそ片手での扱いでも不自由はないが、逆に間合いの広さで言えば圧倒的にそちらへと分があるはず。
■影時 > そう、魔物ではない。此の意味合いに於いては相手が抱く予測に間違いはない。
気配を生じさせずに狩猟を行う動物は数あれども、無用な戦いを好んで行うものは間違いなく知恵あるものだろう。
大なり小なり英知を蓄えていても、殺し合うことを善しとし、耽溺するものは人か魔物の性である。
『当たるように狙ったものだが、運のいい奴よなァ』
故に哂うような響きと共に、正体を現した影が常の声色を変えて宣う。
体内の氣の巡りを変え、発声の響きを変えて声を放ちながら五体を撓め、衣擦れの音も低く着地して顔を向ける。
顔全体を覆う赤黒い鬼面を付けた姿が、十分な間合いを隔てて脇差を構える姿を見る。
しかし、仮面の下から覗く双眸にどこか僅かに苦笑めいたものを過らせるのは、正体を明かしていても大差ないかもしれない言葉故に。
『……出来るものなら、な?』
その腰に差した太刀は抜かない。その代わり、その身を纏う黒外套の下から奇怪な器具を抜く。
草刈りで使うだろう手鎌の柄尻に長い鎖を付け、先端に分銅を結び付けた武器である。
鎖鎌という名で呼ばれる器械のことを知っているか否かは、知らない。どうでもいい。
しかし、じゃらり、と地面に蜷局を巻いて横たわる鎖分銅が、不意に持ち上がって地を這うように女の方へと延びる。
鎖全体を覆い、まるで蛇の筋肉の如く脈動する氣の流れの仕業と気づけるかどうか。
躱し、或いは防がねば蛇の頭のように持ち上がった分銅が、その腹部を打って地に突き倒そうと迫る。
■カリノナ > 「何、日頃の行いが良いものだからな?」
口調こそ常と変わらぬが、浮かべる笑みの質は違う。愉しくて仕方がない。そう言わんばかりに唇は弧を描き、目尻も下がり…その瞳には、猛禽の如き光が宿る。
声には聞き覚えが無く、仮面のせいで顔も確認は出来ないが…どこかで会った。そういう既視感を感じる相手に、ああ、と声を漏らして。
「あの約束、果たしてくれるか。実に嬉しい事だ…
ならば、存分に」
相手が誰であるかはすぐに思い当たった。何故なら、東国が出自であろう人間で、既視感を感じるくらいにかかわった人物は一人だけだからだ。思い出を攫うにも、一月に満たない程度の期間であれば、そこまで時間も必要なく。
それよりも、相手が使う武器の方に心が惹かれる。鎌と鎖。二つをつなぎ合わせたようなそれは、拘束と切断。そして殴打も可能にする武器と見るべきか。蛇を思わせる動きと、周囲に流れる空気の変化。
言葉では上手くは言えないが、肌で感じるそれを踏みつぶすように、深く呼吸を吸ってからの震脚。
周囲を包囲するかのような気を断ち、同時に間合いを詰めるために踏み出そう。目の高さの脇差は、さらに高く、上段へと構え踏み込みの速さを伴った斬撃を見舞おうと。
位置的に狙いは、彼の面と言うことになるだろうか。
■影時 > 「……気づいちまうかぁ。もう少し引っ張りたかったンだが、まぁいい」
寧ろ、隠し続けるというのも難しいだろう。はぐらかすにしても、約定を交わしてそう長く時が過ぎた訳ではないのだから。
変えた声色をこほん、と咳払い一つして、普段通りの其れに戻しながら肩を竦めよう。
特に不貞腐れた気配を混ぜることもない。全く、と笑う顔の表情は仮面の中に包み隠しながら。
「と、ッ」
練氣を織り交ぜた縄術の容量で鎖を操る。
技を研ぎ澄まし、高めれば腕の力に頼ることなく、まるで生きているように鎖や糸を操ることが出来るようになる。
氣が通いにくい素材や造りのものであろうとも、それを繰る手並みは熟練しているからこそのもの。
しかし、鎖に絡む氣が踏みつぶされるように散らし、断たれれば鎖は音を連ねて地に落ちる。
やるなという賛辞を素直に口にするよりも早く、己の仮面を狙って繰り出される斬撃を――、
「こら、割ってくれンじゃねえ。同じ奴を調達するのは面倒でな、っ!」
右手にする鎌の刃で己から見て、、引っかけて刈るように右斜め下へと捌こう。
そうすれば、おのずと脇差を持つ女の体躯も傾ぐだろうか。
その上で摺り足で前に踏み込みつつ、拳を握った左手を鳩尾目掛けて打ち込んでゆく。
当たって身体がさらに傾ぐなら、足払いのためにさらに踏み込もう。より近接した距離に踏み込むことで、太刀を振り辛くするために。
■カリノナ > 「知人が少ないのもたまには役に立つ」
冗談めかして察した理由を告げる。記憶が無いとは以前話したから、これだけで解ってくれるだろうと。
震脚はそのまま、地を震わせるようにして気を伝達し、自分を包囲するような鎖が纏った気を砕く。のみならず、踏み込みの強さを利用しての間合いを詰める速さ。以前は見せる機会は無かったが、相当な健脚だろうと思わせる速さで間を詰めるも、それだけでは一手は届かない。
まだ鎌部分は相手の手元にあり、脇差の狭い間合いと鎌の間合いは似通っているからこその防御技。綺麗に面を狙った一刀は捌かれ、その動きに逆らわぬように振りぬいた刃は空を切る。
そこから更に間合いに踏み込まれての当身に、ぐっと息を詰めながらも、よろけるのは耐えた。
記憶はないが、体は覚えている投げ技の基本。まずフェイントを入れてから、当身で態勢を崩し、さらに足を払って投げる。
一連の動作は腕が良い相手程流れるような動きになる。
だからこそ、刈って見せろと言わんばかりに両足に力を入れて一連の流れへと楔を打とう。
ただ、互いの体格さを考えれば気の力で補っていても耐えきれるという保証はないのだが。
そして、足ばかりに気を取られているようなら、先ほど捌かれ綺麗に空を切った脇差が、今度は握りを変えて彼の足を狙うだろう。自分の方へと引き寄せるよう、刃を引きながらの切り裂こうという魂胆は通じるかどうか。
■影時 > 「そこか。……他人のこたァ、云えねぇな我も」
何のことはない。言ってしまうなら、消去法であったというだけの話である。
そして似たような手口を使う様が分かったと思えば、面白きと仮面の下の口元を釣り上げる。
別段珍しいことではない。使うものは使う。故に対処の術も知る。必然である。
氣を使う感覚と鍛錬、そして進退の速さ。まるで身体全体を使って斬り込みそうな感覚に覚えがある。
まさかな、と思いながら己もまた、対処からの攻勢へと変じる。
が、足を払おうとして――払いきれぬ。慌てることはない。寧ろ、一層喜色を示す。
使える人間が、こんな処に転がっているとは。笑いたくもなる。嗤っている余裕はないが。
「っ、て。こら。手繰ってくンのかい」
先程、払った脇差が再度牙を剥いてくる。
右手握りでしかも、己の右方へと捌いたことを鑑みるに切り返す軌跡は十全な力を込めているとは言い難い。
故に、左後方へと飛び退く。ざくり、と強かに刻まれることは無くとも、黒外套とその下の装具を裂くには足る。
腰に付けたポーチに中身はないのが、僥倖だったか。危ねぇ危ねェと嘯きつつ、手にしたままの鎖鎌を手放そう。
■カリノナ > 「其方は知り合いは多そうだが?」
以前見かけた時も、気さくに周囲へと声を掛け、また返されているのを見た。人嫌いな気質にはとても見えないが…広く浅く付き合いがあると、そういう意味かもしれないが。
足に感じる強い衝撃。しかし、倒れない。倒れずに済んだことで楔が打てたと笑みを深めた。打ち身で痣にはなっているだろうが、それは後で確認すればいいだけの事。
「斬りあおう。そう言ったぞ?とはいえ…ここが潮時か」
不完全な姿勢での斬りつけだった事は自覚がある。振りぬくのでもなく、貫くのではなく自分の方へ引く。そのついでとばかりに服を多少斬っただけの事。後ろへと飛びのいたのを確認してこちらも刃を収めよう。正直、もう少し楽しんでいたいが…
風が、獣臭い匂いと何物かの気配を伝えるのは、すぐ後の事。
「さて影時。ここからはかけっこと行こうか?」
そんな誘いを口にして。相手が獣であれば狙いは自分たちというよりも、この場に散らばる『食料』であろうから。
■影時 > 「親密な、という括りをするならそうは居ねェぞ」
親密な関係であると言えるものは、多くはない。
元より人を寄せ付けない振る舞いは周囲に溶け込むにあたって、最適な行為であるとは言えないのだから。
故に立ち振る舞いには気を付ける。己の本来の生業を察する者はそうは多くないだろうが、金銭の種を自分から失う愚は犯したくない。
ひらり、と後退もまた余分な衣擦れの音を鳴らすことなく、立ち止まって詰めた息を吐く。
体内の氣の流れに意識を籠め、数秒の刹那を調息に振り向けて。
「斬り合うってより、じゃれ合う位だなァ今は。……本腰入れるにゃ日取りが良くないか」
仮面をずらし、戯れるように返しながら口の端を釣り上げた笑みを見せる。
本気で斬り合うとなれば、互いに本命となる得物をまだ抜いてはいない。
感じる気配にチィ、と零して仮面を戻し、頷く。その上で懐を漁って取り出すのは紙を貼り固めた円筒だ。
「早駆けなら負けんぞ」
円筒の端から伸びる糸に術で火を灯し、ぽいと後方に放る。その上で先ほど捨てた鎖鎌を拾い上げた姿勢から走り出そう。
ころころと転がる円筒が次の瞬間、猛烈な勢いで白煙を吐き出しながら燃え立つ。
逃走用の煙幕だ。獣相手も考えたものとなれば、嗅覚を殺すにも事足りる。あとは一目散に――近場の街まで走るだけだ。
その速さについては、そうそう負けるつもりはない。走れぬものは、死ぬのだから――。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカリノナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から影時さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 昼頃の街道。よく晴れている。冬のさなかでも気まぐれな風はぴたりと止まっていて、日向はそれなりに暖かい。旅装束の冒険者に、ロバに乗った商人、名門家の旗が掲げられた馬車がちらほら通りかかる中をひとり歩く遊牧民。
「ぅぅ……。困ったな……。
紅茶……飲みすぎちゃった……。トイレ……したい……けど……。」
ひとり旅の途中、生理現象に悩まされていたのだった。
落ち着きなく左右を見回すも、荒涼たる風景が広がるばかりでなかなか物陰が見当たらない。まわりには時折人が通りかかる。
「あ、……、向こうに小さな枯れ木がある……!
恥ずかしい、けど……、誰も見てない、……よね」
おおよそ自分の身体の半分も隠せないほどのたよりない木の影へと急ぎ。街道からそれなりに離れていても、何やら不審な行為をしていると悟られてしまうかもしれない。
微かな水音立てつつ、小さな人影はその枯れ木の裏にしゃがみこみ。俯いて、無防備な姿を晒していた。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > ひょい♪
足音も立てず気配も消して近付いて、立木の影からいきなり覗かせた顔が側頭で結んだ短い三つ編みを、そして竜鱗鎧の胸元のたわわな膨らみを揺らした。
妙に眼力の強い蒼瞳がしゃがみ込んでちょろちょろやってる友人の痴態を見下ろし、にひーっと満面の笑みを浮かべ、そのまま数歩近付いて彼女の眼前にしゃがみ込んだ。
「こんにちわ、タピオカちゃん❤ あ、気にせず続けてくださって大丈夫ですよ。わたしが見てますのでっ♪」
なんてにっこり笑って少女を見つめる。琥珀の液流を垂れ流しにする下肢を中心として。
折り曲げた下肢は一応ぴたりと閉じ合わされているものの、チュニック丈の竜鱗鎧はむっちりとした小麦の太腿の奥、ショーツの黒をちら見させている。とは言え、小水姿を同性の友人にがっつり視姦されている少女の方が余程に恥ずかしいシチュエーションといえるだろう。
■タピオカ > 「……んっ……、……、ずっと我慢してたから……、いっぱい……、出ちゃう……。
――え!あ!わぁあ!」
申し訳程度の木陰、しゃがめば膝先どころか上半身も隠せない場所での生理的行為にもどかしく、ちらちらと俯き横髪の奥から街道を気にする。とっさに剣も帯びる事ができない、そんな体勢で足元に響く小さないやしい跳ね音。もぞもぞ腰が動いていれば、まるで風が舞い上がって人の形をとったような。熟達した戦士の脚さばきが為せる静音移動術に不意打たれ、目を白黒させ、悲鳴もあげられずに舌がもつれるのみ。
驚いた拍子にぴっちりと閉じ合わさった縦筋から弧を描く琥珀色の水流が乱れて地面に飛び散らしてしまう。
「ゼ、ゼナぁ……。ひ、……、久しぶり……。
あっ、……、ああぁぁ、……、あの、……、ゼナぁ……、
恥ずかしいよお……、そんなに、……、う、ぅっ……、見ないで……」
いっそう背を丸めての放尿姿。膝かかえた子供じみた体勢で俯きも角度が深くなり。目だけ膝の間から覗かせながら顔を赤らめる。途中で粗相を止める事もできず、羞恥心で生尻をもぞもぞ揺らしながら眉尻を下げ。
目線の先で、小麦色の眩しい太腿の奥で黒く誘うよな。友人の甘い下着の色を見てしまってなおさら頬の赤色を深くし。
■ゼナ > 「んふふふふふっ♪ いいじゃないですか、わたし達、お互いの恥ずかしい所いっぱい見ちゃってるわけですし、いまさらおしっこ姿の一つや二つくらい」
少女のリアクションはまさしくゼナの期待通り。
性の匂いなんて感じさせない快活な遊牧少女が、羞恥と困惑に戸惑う様を愛でたくての悪戯なのだ。
太腿の上に両肘乗せた頬杖で、にこにこしながら荒涼たる大事にじんわり広がっていく温かな水溜りに目を向け続ける。声音と態度はフラットなれど、小麦の頬がほんのりとピンクの色彩も灯しているのは、妙な興奮も覚えてしまっているから。そして、見ているこっちも少し恥ずかしかったりするからだ。
だったら見るのをやめればいいのだけど、こんな機会は早々ない。せっかくなので、しっかり楽しませてもらおう! なんて、入れなくてもいい気合を入れている。
「ふふーっ、それにしてもちょっと色が濃いめですね。お疲れ気味ですか? 匂いも……すんすん……ちょっと強め、かもですねー?❤」
小柄な体躯をさらに小さく丸め、真っ赤な顔で消え入りそうな懇願の声を漏らす友人の様子に、ぞくぞくっと背筋に喜悦が走る。そんな少女の羞恥を更に嬲ろうと、思ってもみない事を口にして彼女を苛める。
じわじわと広がり続ける液溜まりは、ゼナのブーツの先に届きそうな程になっている。
■タピオカ > 「そうだけど……、だって、……、僕の大事な友達に……、
僕の、……、こんな、とこ、知られちゃうの、……だめ、なのに、はぁぅぅ……、はぁっ……。
あ、……、あ……、ゼナにおしっこ視られてる、と、身体、じんってなっちゃう……」
自分の取り乱したところも甘い声も、ベッドの上の表情も知られたからこそ。なにやら、お互い朝まで同じ部屋で過ごした後に改めて衣服を身につける時のような。そんな種類の恥ずかしさで困ったように太腿揺らし。
同時に、その種の恥ずかしさで下腹部の疼きも訴える。
その豊満な体つきと同じく、彼女からの視姦も甘い刺激になってしまう。きっと傍から見れば、自分も相手も同じよなピンク色をその頬に上気させているはずで。
「なっ、ななっ……、何言ってるのさ、……!
そんなこと、……、そんなことないよおっ……!
――はあっ、……はあっ……、ゼナぁ……。
僕……ゼナにおしっこ視られてお股熱くしちゃったよう……」
排泄中という弱気のせいか、彼女の言葉が真実にしか聞こえない。恥ずかしい匂いを知られてしまった、と顔色はトマト色にまで達して必死にぶんぶん首を振る。
そうしてこうして、彼女のつま先濡らしそうなほどになってようやく生理欲求は収まる。
――けれど、別の生理的欲求が高まってしまった。
おしっこ姿を視姦されて熱くなった割れ肉からは水流が止まったものの、つ、ぅぅ……。小水とは別の滴りが琥珀色の溜池の上に糸を引いて。しゃがみこんで愛液滴らせ、羞恥心通り過ぎた、どこか甘い表情で相手を切なげに見つめて。
■ゼナ > 「うぁぁ……っ!?❤ タ…タピオカちゃんって、結構そういうとこ、ありますよね……ものすごくMっけが強いっていうか……」
そんな少女だからこそ、こんな風に苛めてみたくなるのだ。
そしてそんな友人が、こちらのからかいの冗句にひとたまりもなく語調を乱し、頬の赤みを強め、さらなる興奮を口にするのなら、ゼナは膝を折りたたんだ窮屈な姿勢のままでよじよじ…っと彼女に近付く。
ブーツの先が、少女の作った水溜りに踏み込んで波紋を広げるのにも頓着しない。
「あれぇ…? タピオカちゃん、なんだかおしっこ以外の匂いがしますけど、これってなんの匂いでしょう? くんくん……すんすん……❤」
立木の影に少女二人でしゃがみ込み、少し離れた場所にある街道の往来を横目に身を寄せる。そうしてすっかり赤くなった少女の耳元にぷくっとした唇を寄せて妖しく囁いたゼナは、背徳的な興奮に潤む少女に淫靡な笑顔を向けた。
そして、少女に見せつけるようにガントレットを外して小麦の手指をさらけ出し、その手をゆっくりゆっくり彼女の下肢へと向かわせる。
少女が逃げぬのならば、その手は太腿の合間に入り込み、排尿を終えたばかりの割れ目にちゅぷっと触れて、おしっこ以外の匂いの正体を探ろうとするだろう。
■タピオカ > 「そんなことないよう……!そんなことないった、ら、
あっ……!ぁあああっ、近くで視ちゃだめえっ……、だめなのにいいっ……!」
小さな子供みたいに唇引き結んで再び首を振るけれど、どうしようもなく褐色色の肌が朱色を腫らしていく様子は彼女の言葉を身体で肯定していた。
近づくと羞恥心が燃えてしまうよう。はぁはぁと息遣いばかりがいやらしく荒ぶっていき。
「そっ、……それは、……ぁ……!ま、って、……、僕の、お股、今、触っちゃ……ッ!
~~~ぃひぁっ!
ふにゃあぁ、ぁあんっ……!」
巻きスカートをたくし上げ、膝裏にまで下げていた薄緑色の紐ショーツのせいでうまく身動きがとれなくて。
見せつけられていても、ガントレットの下から現れた細長い指先が自分の恥部へ向かうのを阻むこともなく。
かああっと頬を紅潮させて太腿の内側へ消えていくの震えながら見守り。
割れ目は二種類の汁気と熱気に満ちていて、濡れた小さな花弁が相手の指の腹を美味しそうに吸い付き。触れられただけで、ぷるぷるっと小さく悶え、新しい蜜が奥から溢れて指の背を滴っていく。
■ゼナ > 「なぁに? 触ったら、ダメなんですか? ふふっ、その割には抵抗しないみたいだし、あ、今触ったら気持ちよくなっちゃうって事かなぁ?❤ あはっ❤ えっちな声です、タピオカちゃん、可愛いっ❤❤」
かしげた小首で側頭の三つ編みを揺らしつつ、興奮の朱の灯る笑顔で問いかける。その呼気は、少女の興奮につられるように荒くなっている。
そして、羞恥を煽る言葉責めを続けながら進める手指が、小水に濡れる秘裂に触れた途端上がる甘声に興奮の笑みを深め、熱を帯びた頬にちむっと軽い口付けを落とす。
「わぁ…やっぱり思った通り、ぬるぬるになっちゃってるじゃないですか❤ タピオカちゃん、わたしにおしっこ姿見られて、恥ずかしい匂いクンクンされて、それでこんなにしちゃうくらい興奮したんですか?❤」
少女の巻きスカートの奥、小水の残滓に汚れた秘裂をゼナの中指が尺取り虫めいた動きで妖しく弄ぶ。にゅち、にち、くちゅ、ぴちゃ、そんな音を奏でる指先が、にゅるんっと揃えた2本指を彼女の膣内に潜り込ませ、出したり入れたりを繰り返しながら、クリトリスの裏側付近を執拗に擦る。
そうしながら親指で肉芽をくりゅくりゅと弄び、少女にさらなる悦楽を送り込む。初めて肌を重ねた頃とはまるで異なる、同性同士のエッチな遊びにすっかり手慣れた巧緻なテクニック。
■タピオカ > 「ん……っ……♥……んんんーっ……♥
はっはっ、ッぁーーっ♥
ぜなあぁ♥」
戦乙女の指先。しなやかで長くて、温かくて。彼女の指が自分から嬌声を掻き出してしまうみたい。排泄終えたばかりの孔は恥ずかしさのひくつきから、心地よさのひくつきへと動きを変えていく。なよなよと背中揺すれば、頬への口づけにびくっと全身が嬉しそうにすくみ。懐く仔犬じみて首を彼女のほうへ傾け、預けて。
「興奮しちゃったのっっ……♥
おしっこしてる恥ずかしいとこゼナに見てもらってっ……♥僕のおしっこの匂い確かめられてっ……!
お外でいじられておまんこ気持ち良くしちゃったのっっ……♥
ぁんっ♥ぁあああっ♥ゼナの指ぃいいっ、すっごいお上手になっちゃってるのおおっ♥お豆もナカもとっても嬉しいぃっ♥あっ♥僕もぅぃっちゃうっ……!ゼナにお手てまんこされながらぃっちゃぅううぅ……!」
とろーん……♥目の奥にハートマーク浮かして快楽に惚ける表情。スポットを表も裏も責め立てる甘い指の尋問に耐えかね、ついには指の動きに合わせて腰すら振り始める始末。
嬉しそうに揃えた2本指をしゃぶってうねる膣の果肉が高熱発して緊張感を帯び。弄ばれていじめられて悦にしこらせる肉芽をぴんと昇らせながら近づく絶頂知らせ。
■ゼナ > 「んんっ❤ ふぁっ❤ ん、んんぅ……ッ❤」
あられもない少女の告白が、嗜虐の肉欲を舐め上げる様に刺激してくる。
ゾクッ、ゾクゾクンッと断続的に走る興奮で背筋を震わせ、さらなる昂ぶりを求める様に甘声を上げる少女の恥部をいじくりまわす。
成人したての少女の可憐な唇が漏らす『お手まんこ』なんて淫語のギャップにますますの興奮を募らせて、少女が望むままにクリトリスを弄んでまずは一度イかせて―――――あげない♪
少女の絶頂の瞬間、軽くひと押しするだけでイくだろうタイミングで泡立つ程に雌孔をほじくり回していた手指の動きを止め、クリトリスを潰していた親指を離し、膣内からもゆっくり指先を引き抜いてしまう。
そうして、淫蜜にふやけた指をハートマークの浮いた彼女の眼前に持ち上げた。揃えた指をV字に開いては閉じてを繰り返し、指間に張られた粘糸やら手の平へと伝い落ちていく尿混じりの愛液をたっぷりと見せつけた後に、汚れた指先を彼女の唇に塗りつけて、嗜虐の興奮も色濃く蒼瞳を濁らせながら言い放つ。
「ほら、タピオカちゃんので汚れちゃったので、舐めて綺麗にしてください❤ それが出来たらわたしもお返しにタピオカちゃんを綺麗にしてあげますから、立ち上がってその木に両手をついて、可愛いお尻をこっちに突き出してくださいね❤」
先程からの少女の甘声に、街道を歩いていた何人かが足を止め、こちらを指差し何事か話している。こんな状況で立ち上がり、ゼナの言う通りの格好などしてしまえば、確実に見られてしまう事だろう。
■タピオカ > 「も、ぃっちゃうぅうっ♥ぁあっ♥あっ♥ゼナぁぁぁっ♥ぜなあああっ♥……あ♥……
――あぅうううううう……ッ……♥
はぁはぁっ……、はあっ……、ゼナぁあっ、いじわるっ、いじわるだよう……♥
でもっ、でも……、いじわるされてちょっと嬉しいの……♥おまんこ切ないのにとろけちゃうぅ♥」
高まる絶頂に瞳潤ませながら背を反らすけれど。
喘ぐ声も途中で止まり、ぶるぶるぶるぶる、お預けされた仔犬のように身震いをして。切なげな呼吸を繰り返す。
昇りつめかけの緊張感だけ残したまま甘い鼻息繰り返し。
意地悪されても感じてしまう気持ち言い表したら、うずうずとお尻振って。
「ぁ、あっ……!……えっちだよう……、僕のおしっこもおつゆもついた指、見せつけられたらドキドキ、しちゃう……。
ぁああぁぁ……♥……僕の……おつゆ……♥
――はっ、はっ……♥きれいにするのっ……、自分のおつゆついちゃったゼナのゆび、れろれろするのっ……♥」
あなたは淫らな牝です、と判決言い渡すよな銀糸垂れ下がるV字の指の動きに口も半開きになり。唇に塗られる背徳感にぞくりと肩が動く。
言われるままに頷くと、彼女の細い手首を両手で支え。
しゃがんで恥丘を見せたままペロペロレロレロ、指の爪の先からその付け根までも舐め回して。桃色の舌の柔らかさで清めていく。
「きれいに……したよ……っ♥ゼナ……。
はあっ……、はあっ……。僕のぬれぬれお股、たくさん舐めて……っ♥
みんなに視られながらっ、ゼナにレロレロおまんこしてもらうのっっ……♥」
やがて揃えた指先に、ちゅ、と仕上げのようにキスをして。
木に手をついてお尻を差し出す。つんと張り出した小さなお尻を揺すって誘いながら、下着から片足抜いて片方の膝裏に引っ掛け。後ろ向きにこんもりと幼い恥丘晒してお強請り。太短いスリットのまわりは濡れ、てらてらと陽光を反射していた。
■ゼナ > お預けの意地悪にさえ興奮する少女の淫蕩さ。その癖、しゃがみ込んだ小躯を小さく震わせる様は小動物みたいで庇護欲を煽ってくる。にも関わらず、可愛らしいお尻を自ら振ってオスを誘う様子はたまらなく卑猥だった。
「ん、ぅ……っ❤ は、ぁあ……タピオカ、ちゃんってばぁ……おしゃぶり、上手なんです、からぁ……っ❤」
大好きな甘味にしゃぶりつく幼女の様でいて、しかし、指先を舐めしゃぶる舌の動きは淫猥そのもの。この子、フェラチオとかも相当してるんだろうなぁ…なんて思わせて、その背徳にますます興奮してしまう。
もう完全にスイッチの入ってしまっているのだろう少女は、理性も羞恥もかなぐり捨てて立ち上がり、可愛らしくも、淫らな香りを立ち上らせるお尻を突き出した。
当然、目のいい者なら顔立ちすら確認出来る距離で、何やら妙な事をしているなとこちらを見ていた旅人達にもその様子は丸見え。
立木に両手を付いて、巻スカートをたくし上げ下着も脱いで露出させた褐色の小さなお尻を突き出して、同性である女戦士の眼前に恥部を突き出す少女の痴態に数人のどよめきが遠く聞こえてくる。
見知らぬ他人に視姦されながらの青姦レズ。子供みたいな少女のお尻に吸い付くクンニリングス。
「はぁっ❤ はーっ❤ 見られて、ますよ、タピオカちゃん…っ❤ はぁ…っ❤ ほらぁ……あの人達に、タピオカちゃんの可愛いお顔、見せてあげて…っ❤」
異様な興奮に豊胸の奥がドロリと溶ける。熱い吐息を濡れそぼった少女の秘所に吹き掛けながら顔を寄せ、ガントレットを外した双手で肉付きの薄い尻たぶを割り開き
「――――れりゅう…っ❤」
発情蜜と小水のアンモニアが香る雌花弁にべっちょりと舌腹を押し付けて、クリトリスからアヌスの窄まりまでを一気に舐め上げた。そうしていきなりの肉悦を与えておきながら、ゼナの舌は矛先を反らし、まずは花弁の周辺部。恥丘部分の体液を丁寧に舐め取っていく。
「んぁふ、――ちゅぷ、れる…っ❤ ぴちゃ、ぺちゃ……んちゅる、れるぅ…❤」
そうして一通り大陰唇を唾液まみれにした後は、荒い呼吸をクリトリスに吹き付けて、そこへの刺激を与えると思わせておいて
「―――――んぢゅるるぅぅぅうううッ❤❤」
ぽってりとした唇で吸い付いたのは、少女の尿道。密着させた唇で真空を作り、尿道内に残った残滓をまずは全て吸い出そうとする。それが尿だろうと潮だろうとお構いなしに、全て嚥下し飲み下すつもり。
■タピオカ > 指の腹、指関節、指の付け根、付け根の膜……。
その全てに舌の表面のざらつきも裏の柔らかさも触れ合わせて指をしゃぶる疑似口淫。
彼女がふたなりであったらそうするであろう奉仕をした後はお尻を突き上げてのおしゃぶりお強請り。
最初の用を足す恥ずかしさはもうどこか青空の向こう、
今はただ彼女との睦み合いのひとときに酔いしれて、聴衆の目線すら何かのご褒美のように晒した褐色の生尻。
「ゼナの息がおまんこにあたってドキドキするうっ……♥
はーっ♥はーっ♥みてっ……、みてみてみてっ……!みんなみてっ……!
おしゃぶりおまんこ気持ち良くしちゃってるレズレズクンニ、みていってっ……♥
――ッあ♥にゃあーーーーーっ♥」
まれびとの街道に甘く誘いかけつつ、剥き出しのお尻にすうすうと触れる冷気とすぐ近くの彼女の気配のコントラストも淫らな心地がする。
いやらしい状況に弾む心音のまま、踵上げて腰を捧げ。
吸い付かれて、喜色と嬉しさ、気持ちよさの入り混じった甘ったるい悲鳴上げ。
「れろれろおぉっ……♥ゼナのれろれろぉぉっ……♥
とっても気持ちぃのっ……♥
お尻もおまんこも舐めてもらっちゃったぁぁっ♥
あぁっ!あぁっ!ふうふぅ吹かれて感じちゃう!お豆感じちゃうぅうっ!
ぁ……、ぁっ……、ぁ……!
みゃあああっ♥ぁああああっ♥」
充血する幼い蜜口ごと、薄桃色の皺孔までも舌の柔らかさが及んでびくびく腰が気持ちよさで跳ね。ぷっくりと肉厚な淫唇の味を確かめてもらう。
快楽で膝が落ちそうになるのを耐えながら、相手の舌にプリンじみた瑞々しい感触が残って。一度フェントをかけられて刺激を耐える場所を間違えてしまうと、尿道への刺激に背中がくねり溢れる嬌声。真空の吸い上げにたまらず、ぴちぅと潮が飛沫に散り、彼女の口に雌の恥ずかしい味が広がって。
■ゼナ > 最早自ら声を掛け、彼らの視線を悦楽のスパイスにしようとする少女の貪欲。
体付きこそ子供っぽくとも、美少女というに相応しい顔立ちの少女からの誘いである。ただの旅人と言えど、山賊やモンスターの跋扈する街の外を出歩く肝の座った男達という事もあり、少女の甘い誘いにニヤリと笑って道を外れて近付いてくる。
むしろ、攻めていたゼナの方が慌てかねない状況だった。しかし、ここで大慌てで逃げ出すのは、むしろ騒ぎを大きくするばかり。そして何より、ゼナとてこの異常な状況と、剥き出しの少女のお尻に興奮しているのだ。
竜鱗鎧のチュニックスカートの中、黒ショーツの内側は愛液にぐっしょり濡れて、眼前の少女のものとも微妙に異なる雌の甘臭をほんのりと滲ませてしまっている。
たわわな乳房の下でどきんどきんと鼓動を跳ねさせ、横目にちらちら近付く男達の膨れ上がった下腹部に意識を向けて、それでもついには彼らに見せつける様に同性同士の背徳的なペッティングを開始してしまう。
唇にて、舌にて感じる姫貝の生々しい感触が堪らない。
「んっ、んくっ、んくっ、んっ、んんっ、ん…っ❤」
口腔に吹き散らされる雌潮を器用に一旦舌裏で止めてから、喉を鳴らして飲み下す。潮の勢いが減じれば、ふたたびじゅぅううっと強く吸い、何度か苛烈な吸引を繰り返して膀胱内を空にして
「――――っぷぁ❤ ふふっ、それじゃあ次は、タピオカちゃんの大好きなお豆ちゃん、たっぷり可愛がってあげますね❤」
潮の香りの付着した吐息と共に言いながら、ちろりと脇へ走らせる蒼の横目。
そこには恥ずかしげもなく汚れた肉棒を取り出して、眼前で見せつけられる卑猥な同性愛をおかずとしたマスターベーションに耽る男達の姿。濃厚な雌匂に混ざる男達の蒸れた精臭。
「はぁ…っ、はぁ…っ❤ んちゅるっ、れりゅ、れるぅっ❤ はむ、ちゅるるっ、ぺちゃ、ぴちゃっ、んちぅ……んちゅぅううう…ッ❤❤」
まずは軽い口付けと伸ばした舌先で包皮を剥きあげ、小鼻の先を蜜濡れた雌肉に押し付けるようにしながらのクリ愛撫を開始する。ぷりぷりの肉芽を丹念に舐め回し、吸引し、時に甘噛みの刺激すら与え、今度は一気に絶頂まで昇らせようと。