2018/12/01 のログ
■ゴブリンリベンジャー > 復讐者、「そういうあり方」になってから自分でも奇妙だと思うほどに気配や香りや音、つまるところ感覚が妙に冴えている。
特にこんな月も雲に隠れる夜、光の薄い夜こそは己が夜の一族になったと錯覚するほどである、がそこに到達するほどに頭が冴えるわけではなく、あくまでも感覚が鋭くなって程度で、ああ夜目も良く効く様になったのも忘れてはいけない。
王都から各方面に伸びる街道、灯りがないその街道は意識を夜を覗く事に傾けると星明りの元で物を見ているレベルにはハッキリと風で喚く木々の葉一枚一枚を眺められるくらいにはなっている。
さて、それは今はどうでも良い事。
今求めるのは復讐を遂げる為の兵。
傭兵や冒険者なぞ物ともしないゴブリンの兵団。
それを生み出すための柔肉が必要なのだ。
掴まえて引きずり回し閉じ込めて嬲り嬲って陵辱の限りを尽くして孕ませ、その胎をゴブリンの一族を繁栄させるためだけに使えるような健康的で力が魔力が強い雌が欲しい。
でも、己が勝てる範囲で不意を打ち嬲れるレベルで、と難しい条件がつくのだが、有る程度であれば復讐の刃で何とかなろう、その毒を打ち込んで無力化させよう、何とにもかくにもその獲物を早々に見つけねばなるまい。
眉間にくっきりと浮かばせた皺はそう世の中上手い具合に物事が進まない事を知っているからだ。
だから今は街道を王都に向けて進む事で誰かとの遭遇率を上げようとしているのだった。
■ゴブリンリベンジャー > 暫くは街道を歩き続けたのだが、周囲に獣の気配くらいしか感じれないと判ると、踵を返し今度は王都に背を向けて歩き出す。
王都から出てくる冒険者を潰して貪るにはまだまだ力が足りないと判断をすると今は復讐を心に潜めて闇夜に溶け込むように消えていくのだった。
だが再び夜が来て月が昇るように復讐者もまた獲物を探しに幽鬼の如く再び姿を見せるだろう……。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からゴブリンリベンジャーさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にモッペルさんが現れました。
■モッペル > 本日は王都近くの平野部にて、肉の補充のための狩り。いつもの装備と特注の金属製の狩弓。身長に合わせてつくられたそれはヒューマンではすでに引けない代物。その材質もあり、ヒューマンに貸すと殴打武器となるそれをバックパックに結わえ、平野で獲物を探し…
「お、結構大きな剣牙猪がいるね。一匹目はあれにしようか…」
まだ昼も過ぎていない朝の時間帯。遠目にも分かる程度にも大きな猪を見つければ矢を構え。モッペル自身の体格もあり、すでに隠れることは諦め。どうどうと超遠距離からの狙撃で仕留めることにしていて…
鋼鉄の弓を構え。一息。
木製の矢では軽すぎてブレるため、矢も金属。
ぎり。と弓をしならせ、狙いを定め…撃つ。
空を裂くような勢いで矢が飛び、猪の目にあたり…そのまま反対側に抜け丘に突き刺さる。
明らかに仕留めた様子であれば、獲物を横取りされる前に足早に向かい、確保。とりあえず一旦はアイテムバッグに600kgはありそうな巨体をほおりこみ、次の獲物を探し…
と、いうようなことを一日続け、すっかり夜。それほど狭くないアイテムバッグはほぼ満杯。街道の側の川に向い、解体を始め。内蔵は穴をほって埋め、血も同様。皮をはぎ、水にさらして軽く洗った後、皮の内側の脂肪を落としながら夕飯の準備。焚き火には塩と少しのスパイスを振られた巨大猪の後ろ足が炙られ、鍋には食べられそうな内蔵を使って臭みを消すための香草、薬草を入れた汁物。あとは味が強い黒パンを遠火で温め。 周囲には空腹をくすぐる良い香りが漂い…
■モッペル > おおかた食事も終え、昼間の疲労感。うつら、うつら。と横になりながらうたた寝状態。完全には寝てしまわない程度には木は張っているし、警戒の魔法もかけてある。厚手の毛皮の敷布は程よく暖かく、柔らかく。焚き火の側のそんな場所で横になっていて