2018/11/04 のログ
■アバドン > 地竜の足音は次第に街道より遠ざかり始める。
本能的?にだが今宵は獲物に有りつけない、と察した為か無名遺跡の方向に巣がある方向へと行く先を変え、何も得られなかった苛立ちを物に当る様に長い尾をしならせて大木に打ちつけ、その幹を圧し折ると、また他の木に尾を打ち付けてと、獣道を作りながら深い闇の中へと消えていくのだった。
彼のものが吸い込んだ魔力もまた地竜が立ち去れば再び街道に満ちていく……。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアバドンさんが去りました。