2018/10/10 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > (街道脇から小さな煙が立ち上って夜空へ消えていく。
煙のもとは焚き火で、その横で遊牧民がささやかな夕食の準備をしている。
下味をつけておいた乾燥肉を沸かしたお湯で戻し、そこへ刻んだ香り野菜を入れる。味見しながら香辛料を付け足してスープを作る。焚き火の回りには枝の棒がささっていて、その先でパン種とハチミツを混ぜた生地を焼き上げている)
「うん、……ふふ。いい匂い!
もう少しでごちそうの出来上がりっと」
(旅の途中の遊牧民の野宿風景であった。
秋の虫の音に耳を澄ませながら、小さな晩餐の出来栄えに瞳を細め。周囲にはいい匂いが立ち上って広がり。
そこに誰かが通りかかれば食欲をそそる香りが鼻孔をくすぐるはずで)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 夜の街道…。道を行くにはそろそろ危険な時間帯。
王都に向かう、依頼の帰り道。少年も多分に漏れず野営のための場所を探していた。
近くに煙も見えるし…いい匂いだ。
肉と野菜の煮える匂い。野菜の優しい甘さの中に、肉の旨味を感じさせる…。
それとは別の、香ばしいパンの匂い。
「…腹減ってきたな…」
ニオイのもとに視線を送れば、誰かがいるのがわかる。
ならばこのへんで野営というのもいいだろう。
一人でどこかで野宿するよりは…なにかイレギュラーがあった際に助けを求めることができてちょうどいい。
■タピオカ > ご飯を食べるのも好きだし、準備をするのも好きだった。
焚き木がぱちぱちと鳴る音の中に鼻歌が交じる。
そこでふと、近くを通りかかったフード姿の人影に気づいた。
背格好からすれば、自分と同じよな年頃だろうとは見当がつく。
「こんばんは、隣人さん!
……もしかして、お腹がすいてる?
旅は道連れだよ。よかったら、僕と一緒に召し上がれ?」
調理の手を置いて、片手を大きく上げた。
向けられた視線に悪意は認められないと思えば、同じ空の下の旅人だ。にこやかに彼を誘って。
■ブレイド > 「うぉ」
いきなり声をかけられるとは思わなかった。
なかなかに気のいい少女のようだ。褐色の肌に銀髪…やや露出が多い。
いきなり迎え入れるとは無防備にも程があるが…
「ん、おう。
まぁ、腹は減ってるし…野営の準備でもしようかなって。
アンタのそばならまぁ、お互い危ないときに助けあえるかなとは思ってたけどよ」
まさか呼び止められ、招かれるとは思わなかったが
焚き火に歩み寄ってにを降ろさせてもらうことにした。
「そんじゃ、少しごちそうにならせてもらうぜ?ありがとよ」
礼を一つ、笑顔を少女にむけて。
■タピオカ > 道行く人には親切にするのが故郷の信条だ。
その人がてのひらを返さないのなら、旅人は友人であり
同じ空の屋根の下の隣人でもある。
歩いてくる彼ににこやかに声をかける。
「ふふ。このあたりは魔物が出ないとも限らないもんね。
賊程度なら相手にできるけど、キミが居てくれたら心強いよ」
彼の物言いに答えながら、曲刀の柄を叩いてみせ。少し笑み。
「これでも旅に慣れてるから。味にはちょっとした自信があるんだ。はい、どうぞ?
――僕はタピオカ。隣人さん、名前、聞かせてもらっていい?」
彼につられて笑顔綻ばせつつ、言いながら手渡す木製の深皿とスプーン。ころころと角切りの肉と薄切りで茹でられた緑黄色野菜が入ったスープの香りがふわりと立ち。
パンの焼け具合を確かめながら相手の名を求め。
■ブレイド > にこやかに微笑む少女。
裏があるとも思えない。自身も肩の力を抜いて
旅の荷をおろし、一緒に焚き火を囲むように腰掛ける。
「はは、そりゃ心づえぇな。
ま、一人よりは二人だもんな。
オレはブレイド、冒険者だ。あんたは…旅人かなんかか?」
タピオカと名乗る少女。人好きする笑顔と明るさだ。
思わずこちらも友好的になってしまうというもの。
「へー、こりゃ美味そうだ。いただくぜ?ありがとよ」
受け取った木皿とスプーン。スープは旅食にしては具沢山で食欲をそそる。
早速一口食べてみるが…なるほど。自信があるというだけのことはある。
■タピオカ > 「よろしくね、ブレイド。
うん。ずっとメグメールの北が故郷なんだけど、今はあちこち旅してるんだ。冒険者稼業しながらね。だから、ブレイドと同業かな!」
名乗った彼へ嬉しそうな笑顔浮かべた。道行く中での出会いも、旅の楽しみのひとつと言わんばかり。
それが同業者だと知ればなおさら喜色が広がり。
「今、ギルドの依頼を済ませて王都へ戻る途中なんだ。
季節もいいし急がないからのんびり帰ってるところ。
ブレイドは、どこへ行く途中?」
日持ちのする食材を調理しただけのありあわせだけれど、お口に合えば幸い。焚き火脇のはちみつパンの焼ける匂いも具合がよさそうで、良かったらどうぞとばかりに、焼き立てのそれが先についている木枝の棒を彼の横へと突き刺しつつ。
相手の行方を尋ねてみせ。
■ブレイド > 「ふーん、オレも故郷って言ったら九頭竜山脈のあたりだしな。
旅はしてねぇけど、そういうとこでも一緒だな」
彼女の言葉にうなずいて、スープを一口。
肉と野菜のバランスも程よい。自分としてはもうちょっと濃い目が好きなのだが、悪くはない。
というか、自分の好みがわりと偏っている自覚はある。
彼女の言葉にうなずきつつも、食を進めていく。
「オレも依頼の帰りってとこだな。
王都にいくとこだから、帰り道は一緒だな。
せっかくだからこのまま一緒に帰ってもいいかもな?
タピオカがよけりゃだけど。っと、パンか。焼き立てって…すげーな。
オレも野外料理はそれなりにやるけど、流石にパンを焼くってのはあんまりしねーよ。ありがとな」
棒を受け取って、物珍しそうにパンを見る。
流石にそのまま掴んでは熱いだろうからしばらくはそのままだが…とてもいい匂いがする。
■タピオカ > 「九頭龍のあたりかあ。ここから随分離れてるなあ。
たまに戻ったりはしてるの?」
自分もスープをよそい、スプーンですくって口元へ。
あたたかな食べ物を人と分け合うひとときも楽しい。会話も美味しそうに目元を緩ませて。
「そうなんだ!それなら、一緒に戻ろうよ。
秋で過ごしやすいし。お散歩しながら帰ろ?
――えへ、どうしたしまして!魔法をかけてもらったパン種さえあれば、あとは味つけて焼くだけなんだー」
そう言って、はちみつが混ぜられたそのパンを枝につけたまま口にする。骨付き肉を食べるよなイメージで。
■ブレイド > 「まぁな…帰っては、いねーな…
結構無理言って出てきたしなぁ。今頃野垂れ死にしてるとでも思われてんじゃねーかな」
野垂れ死に…は無いにしても、奴隷送りになってるとは思われていそうだ。
苦笑しつつ、彼女に習ってパンにかじりつく。
ほんのり甘く、香ばしい焼き立てのパンは、目を丸くするほどに美味い。
「お、こりゃ…すげーな…うまい。そこらのパン屋よりも美味いんじゃねーの?
ん、散歩しながらか。そう言ってくれるとありがてーな。
んじゃ、決まりだ。なら、オレもこのあたりにテントたてといていいか?」
はむはむとパンにかじりつきつつ、少女の様子をうかがう。
流石にテントは少し離れていたほうがいいならそうするだろう。
■タピオカ > 「そっか。……それじゃあ、恋人は?」
苦笑じみた様子に、家族や故郷はあまり彼にとって快い話題ではないかと食事をすすめる事にして。
話題を変えた先の色恋沙汰。どこか笑み交じりな悪戯っぽい雰囲気で質問して。
「ふふ、良かった!そう言ってもらえたら嬉しいな。
帰り道は寄り道するのが一番だよ。ブレイドのこと、色々聞かせてよ。旅のこと、冒険したこと、戦ったこととか。
――いいよ!というか、テントがあるなら一緒じゃだめかな?僕テントを持って無くて。いつもポンチョにくるまって寝てるから。誰かと一緒だと、抵抗ある?」
褒めてもらえると嬉しそうに頬を緩ませ。
スープやパンを食べ進めながら、焚き火にかけた小さな鍋にお湯をかけ。ティーバッグにて紅茶を用意する。足元に平たい石を置いて、その上に小さなカップを2つ乗せ。相手の分も紅茶を注ぎつつ、そう提案してみせる。
■ブレイド > 「一応王都に…まぁ、オレはろくでなしだからな
それこそ好きなやつとかは結構いたりするけど…
アンタはオレみたいなやつに騙されんなよ?」
ケケケと人の悪い笑みを浮かべて。
こんなことを言えば余計に警戒させてしまうかもしれないが…
まぁ、無意味に嘘を言ったり自身を繕ったりする必要もあるまい。
「寄り道かぁ、たまにはいいかもな。
オレは終わったらぱっぱと帰っちまうもんでよ。道中で話ならいくらでもしてやるさ。
てか、ポンチョにくるまってとかあぶねーな。オレは抵抗ねーけど、さっき言ったみたいにロクでなしだぜ?
テントは貸してやるから、タピオカが使えよ。メシの礼だ」
一緒煮という少女に向かって苦笑する。
流石に自分だって男なのだから、なにか間違いがあるかもしれない。
恩を受けた少女に仇を返すのは自分でも嫌なので、保険的な意味もあるだろう。
用意してもらった紅茶に手を付けつつうなずき。
■タピオカ > 「ひゅぅ!……じゃあ、王都に戻ったら色んな女の子に会いに行くわけだ。ブレイドってもてそうだもんね。
あははっ、ありがと。気をつけるよ。
でも、自分をろくでなしって言うろくでなしは居ないと思うよ」
彼の物言いを聞けば小さく口笛を鳴らして。
相手の恋多き様子に華やいだ。
言葉尻とらえたら、くすくすと肩震わせる。
「路銀が尽きてて、次のお仕事に急がないのならのんびり過ごそうよ。忙しくないのが冒険者のいいところだよ。
――ほぼ生身だから危ないけどね。いざってときに剣を抜きやすいよ」
そう返しながら、テントを使っていいと紳士らしい提案に少し嬉しそうに。けれど、少し寂しそうな表情を浮かべ。
「えっと……。やっぱり、街の女の子みたいにうまく誘えなかったかな。
その……。ブレイドと一緒のテントがいいんだ……。
どういう意味か、説明しなきゃ、……だめかな……?
僕とじゃ……嫌……?」
むしろ、その間違いを望んでいるとばかりに。
顔を赤くし俯き加減になれば、もじもじと足元を揺らし始め。
ひどく不安げに、上目遣いで彼を覗き込み。
■ブレイド > 「あーえー、モテるっつーか、オレが一方的につーか…
オレが気が多いだけでモテるわけじゃねーよ、たぶんな。
そーゆーことで、ろくでなしだって自覚してるからそー言ってるだけだって」
バツが悪そうに頬を掻く。
自分がモテるとはとてもじゃないが思っていない。
目つきは悪いし、驚くほど強いわけでもないし、金だってもってない。
クスクス笑う少女にたいしては、ちょっと言い訳がましくなってしまうかも。
「路銀は余裕あるし、そうだな…たまにはのんびりも悪くねーか。
ま、戦うときにはそれでいいかもしんねえけ、ど…?」
少女の表情が変わる。
赤面して、上目遣いで見上げるその表情にどきりとしてしまう。
「え?あ…えっと、嫌ってわけじゃねぇっつーか…
人恋しいとか…そういうやつ、なのか?
えっと、まぁオレでいいなら…それくらい望むところだけど
いいのか?」
釣られたように顔を赤く染めてしまう。
自分は悪人のようなものであるといったつもりなのだが…
こうこられると弱い。
■タピオカ > じっと相手を見つめる青緑の瞳はうっすら濡れていて。
その奥はどこか物欲しげに揺れていた。
「う、うん……。
僕はだいたいいつも、一人旅なんだけど……。
たまにとってもさみしくなる事があって。
……ご飯に誘ったのはそのつもりだったのか、はしたない奴ってブレイドに思われちゃうかもしれないけど……。
……でも、ブレイドと一夜、過ごしてみたいな……」
さっきまでの声の勢いも静まって、どこかしおらしげに。
互いに頬の色を深くしながら。目線は彷徨いがちながら、座る彼のほうに少し身を近づけて。
今度は甘い声音になって、そっと両手で彼の片腕に触れ。
■ブレイド > 見つめるタピオカの頬に手を伸ばし
手の甲で、指で、なでてから掌を添える。
「ばぁか、はしたねーだなんて思わねぇって。
男なんざ、可愛い女の子に誘われて喜ばねーやつはいねーんだよ。
寂しいってのも…なんつーか…わかんねーわけじゃねぇし。
ろくでなしのオレが、嫌いになる理由にもなんねーよ」
しおらしい彼女に笑って見せて、彼女の身体を抱き寄せる。
この様子だと、テントを張るまで我慢ができるか怪しい。
というか、このまま抱いてしまいたい欲求に駆られるほどに。
■タピオカ > 相手が触れられる褐色の肌に大きく紅色が広がっていく。
掌が添えられると、気持ちよさそうに揺らめくままの瞳が細められて。
「えへ……。可愛いなんて、言ってもらえて嬉しい。
うん……。今夜はブレイドと居たいんだ。ひとりで、自分の肩を抱えて眠るのはつらいよ……。
だから……だから……、お願い、ブレイド……。
僕のこと……抱いて……?」
焚き火の明かりに包まれたまま、ふっと笑顔を綻ばせて。
抱き寄せられたら、「あっ……」とほのかに喘ぐ声。
身を寄せれば、とくんとくんと早鐘を打つ心音が相手に伝い。
頭を預け、小鼻と小鼻を突き合わせるほどの位置からそう強請る。
「焚き火が……あるうちに……」
テントを張っている間に夜の冷えから2人を守る焚き火の熱が冷めてしまうかもしれないから。
このまま彼に抱かれてみたい、と手先を胸に添わせ。
瞳を伏せて首を伸ばし。ちゅ……。相手の上唇の先に、親愛の口付けを乗せ。
■ブレイド > 抱き寄せた少女の体は暖かく
お互いの鼓動の早さは重なるよう。
微笑む少女の言葉を聞けば、少し恥ずかしげに笑って
「そりゃ、な…。女にだらしねーオレが言うのもなんだけど…
明るくて、可愛くて、いいヤツ…だとおもうぜ?
こっちからお願いしたいくらいだ。抱かせてくれよ。
一緒に眠るなら…、女を寂しがらせるなんてな、男のやることじゃねーから」
少女の唇が、自身のそれと触れ合う。
それを皮切りに、甘くタピオカの唇を貪るように重ねていく。
彼女の纏った薄布に手を這わせ、火に照らされる肌を撫でる。
自分も晒したくはあるが、フードを外していいものか、逡巡するも、彼女の手をフードに導く。
■タピオカ > 「ふふ……ありがと……。
きっと、ブレイドはだらしないってわけじゃないと思うよ。
僕みたいな、やせっぽちでも……ちゃんと女の子として扱ってくれるもの……。
みんなが、ブレイドのことを放っておかないんだよ、きっとね……」
間近で彼の顔を仰ぎながら、子供の顔で微笑み。
互いの身体で熱と熱とを移しあった。
唇が重なり貪られる気持ちよさに、衣服ごしに彼の手が自分の肌を撫でる感触に「ぁ……、ぁ……」甘い鼻息が響いて、頬の赤味が増していく。
「ブレイドのフード、……とっちゃうね。
ブレイドが秘密にしてること……僕に教えてくれる……?」
フードを払おうか悩む彼が、自分の手をそこに置く意味。
きっと、フードを外すかどうかを自分に託すという事だと思った。
ゆっくりとフードを上げて後ろへ下げ。
■ブレイド > 「よせよ。調子に乗っちまうだろ?
それに…痩せてても、女の子なのはかわんねーだろ。
可愛いぜ?ちゃんと、女の子の顔してるだろ?いまもな。
体、触れ合ってるからわかるだろ?すげーどきどきしてんの、さ」
彼女の笑顔に、更に胸が高鳴る。
伝わるほどに心臓が跳ねる。
深く唇を合わせ、舌を絡ませ、少女がフードを外そうとすれば、自分は彼女の衣服を脱がせていく。
「ん、おどろくなよ?
っていうか、まぁ…これでダメーってなったら言ってくれよな?
やめるからさ」
フードを外されでてきたのは猫の耳。
一旦唇を離して、どうだ?と言わんばかりに耳を動かして見せて。