2018/08/09 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にノールさんが現れました。
ノール > 街道を見下ろす小高い丘。
そこに埋もれている巨大な岩の影に奇妙シルエットが月光に照らされる。
明らかに人より頭二つ以上大きい巨躯、それに比する巨大な棍棒。
棍棒により掛かるように抱えて、歪な猫背姿。

獣人は腹が空いていた。
いつものように獲物を待つが、腹が減ってイライラする。
腹に、適当なモノを詰め込んでは居るが満足できるものではなかった。
巨大な棍棒を抱えるように寄りかかり、眼下の街道を恨めしげに睨む。

ノール > くわ、と欠伸。
大きな顎がぱっくり割れて乱杭歯が並ぶ歯列が丸出しになる。
間抜けな顔を浮かべても緊張感も無く、半眼で鼻をひくつかせた。

それらしい匂いは全く無い。
腹が減った今なら、僅かな匂いにも敏感になっているはずだが。
獣人は、夜空を見上げ、この頃合いは人が少なくなるらしい。
ことを思い出した。

よろけながら、棍棒を担ぎ上げるとふらふら蛇行しながら丘の向こう側へと姿を消した。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からノールさんが去りました。