2018/05/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 夜も更ける頃。日中多かった街道の往来も、この時間となればまばら。宵闇の街道を、腰にランタンを吊るした遊牧民が王都方面へと歩いている。あたりは薄暗かったが、遊牧民の顔色は明るかった。

「お仕事の報酬、思ったよりたくさんもらえちゃった……!
ふふー。戻ったら何に使おうかなー……?」

冒険者ギルドの仲介を受けてゾス村にて依頼をこなしたのだけれど。依頼主は思いのほか、報酬に色をつけてくれた。

街道とはいえ夜の独り歩きは危ないものの、王都まではわずか徒歩2時間ほど。野宿するまでもない。
人影も途切れた暗い夜道を足元弾ませて歩いていく。
じゃら、じゃら。不用心にも報酬のゴルド硬貨袋が鳴るいい音をさせながら。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に黒須さんが現れました。
黒須 > 「今日もしっかりと返されたな…帰って、ちと歓楽街でも行くか…」

(上機嫌そうに歩く黒須。リストに乗ってある仕事を終わらせ、満足気に煙草を口に咥えては、手元に集めた金を鳴らして歩く。この後、特に予定もないので歓楽街に出て丁度良い女を見つけては抱いてスッキリして眠ろうかと思った。その時…)

「…あ?なんだ?」
(前の方からうっすらと光が見える、どっかのごろつきでも対処が出来るため、近づいてみようとする。タピオカに近くなるたびに姿がはっきりと見える。夜には相応しくないような少女だと思い、少し眉間にしわを寄せる)

「おい、こんなとこで何してんだ?今はガキが居ていい時間じゃねぇぞ?」
(口は悪くとも、体系から見ては襲われては危ないと思い、一応注意をする)

タピオカ > 煙草の匂いがした。お金が鳴る音と、大きな人影も。
街道なのだから、自分以外にも道行く人は居るだろう。特に警戒もせずにそのまま歩みをすすめて。眉間に皺を寄せる怖そうな大柄の革ジャン姿に不思議そうに首を傾ける。

「こんばんは、旅の人。
これでも冒険者なんだ。依頼を終えて、王都に帰るところだよ」

ひどい言いようだけれど、こちらに諭すつもりでいるらしい。自分から相手に敵意はないとばかりに挨拶をすると腰の曲刀の柄を相手に見せて身分を示し。

黒須 > 「…冒険者か…。ま、なら良いか…あー…でもな…。」
(自分から冒険者と名乗り、さらには腰の刀を見せて大丈夫だと思ったが、正直このまま去っては面白くないっと思い顎を掻く)

「…なるほどな。だが、ここら辺はある意味危険かもな?途中までお供するぞ?冒険者には忠実な犬が必要だろ?」
(ほぼ自虐ネタのようなことを言い、めんどいがただ歓楽街に行くより、ちょっと変な事があっても良いと思い、着いていこうとする)

タピオカ > 「……?どうしたの、お兄さん。
何か変な事言ったかな。」

何やら思い悩む様子で顎に手を触れている彼に、再びこてんと首傾げ。黒一色の、闇にとけこむよな大柄を睫毛弾ませながら見上げている。

「そうだね。王都の中も安全じゃないし、その壁の外だからもっと危ない。今は夜だから魔物がうろついてもおかしくないし、何かあって助けを求めるにも街は遠いね……。
――途中まで?お兄さんも王都に戻るとこかな。
それじゃあ、一緒にいこっか。
……一番危険なのは、お兄さんだったりして?」

彼の台詞にこくんと頷いて。周囲の宵闇を見回した。同じ帰路なら、あえて別れる理由もない。了解とばかりに微笑めば、一歩先立ってあるき出し。くるりと振り返れば、悪戯っぽい笑みでそう語尾を上げてみせ。

黒須 > 「ま、そう言うこった…。俺もゴロツキ流の拳ならあるからよ、それなりのサポートできるぞ?
あ?いや…これから歓楽街に行く途中だったんだけどよ、どうせなら、可愛い可愛い冒険者様をお連れしてから行こうかと思っただけだ。」
(グフフっと少し籠ったような笑いをして、軽くタピオカを小ばかにする)

「あ…?あー…そうかもな。最近溜まってるから、ちょいとそこいらの女を抱いてやったりするかもな?」
(普通に欲求不満である事を伝えては、外道のようなことを言う)

タピオカ > 「あは、頼もしいね。見た目からして、とっても強そうだもの。貧民区のマフィアだって、お兄さんに束になっても敵わなさそう。
――そっか。それじゃあきっと、ひとしごと終えて良い稼ぎになったーってところかな。……えっと……、それって褒めてくれてる……のかな……。」

巨躯に似合う革ジャンも頼もしげに見上げて。人差し指を唇にあてて彼がここに居る理由や近況を想像してみせ。低い笑い声への対応にどう反応したらいいのか、と困ったように笑った。

「そこいらの女……。なら、早く戻らないと。ほらほら、お金持ちの逞しいお兄さんを呼んでるよ?王都の可愛い女の子たちが」

よほど我慢しているのだろう。その様子を見るとなんだか気の毒だから、夜道の先の、今はまだ見えないものの彼が求める歓楽街を指さして。

黒須 > 「どうだかな?マフィアとなんざ絡んだこともねぇし、流石にそれは無理そうだな…?」
(さすがにそこまでやったことは無く、裏の組織とかでもこの男、黒須からすれば強敵の様に見えるため、喧嘩を売ったことは無い)

「あー…それもそうだが…。んー…いや、気が変わった。ちと、付き合ってくれねぇか?」
(自分の目指している歓楽街が目の前にある、しかし、なぜだか行く気が沸かずに横目でタピオカを見るとニヤリと笑う)

タピオカ > 「僕の勝手なイメージだけどね。ゴロツキ流の拳って響きがかっこよかったから。マフィアが無理でも……素手での1対1じゃ誰にも負けない。でしょう?」

そう言って、軽く笑いかけながら彼の高い上背を見上げて。

「そう……?……、え、でも……付き合うって……、何に……?」

彼が目指すもの以上に、何へと気がそれたのかと不思議がる声音。ニヤリと太いキバも浮きそな笑みに再び首を傾げて。

黒須 > 「一対一ならな。相手の動きをある程度見えるから、戦えるだろうな」
(さも、当たり前の様に語る)

「こういうのはどうだ?このまま休みがてら宿を借りる。もちろん、金は俺が出す、その代わり…今夜、お前を抱かせろ?」
(少ししゃがんで目線が合うようにすると、舌を出して犬の様に軽く呼吸をすると、今夜の相手をしろと要求をする)

タピオカ > 「やっぱり!強いんだー。……動きを見て戦う、かあ。お兄さん、結構慎重なやりかたするんだね」

さらりと呟く言い分に、彼の実力を見た気がして。声音明るくすれば彼のことをじっと見上げる。

「うん……?――~~~~っ……、え……、えっ……!……えっと……。……、う、うん……。僕で……、いいなら……。」

(目線が同じになると、ぱちぱち睫毛弾ませて。彼の呼吸を間近に感じてくすぐったそうに身体を動かしていると。突然の要求に耳の裏まで真っ赤になった。戸惑いつつも、上目遣いでこくんと頷いて)

黒須 > 「ほほう?何の意味かはわかってるようだな…?なら、そうしよう、ほら…さっさと…なんだ?なんか収めて宿に行くぞ?」
(立ち上がり、タピオカの背中を大きな手で軽く叩くと目的をすまそうとする)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から黒須さんが去りました。