2018/05/20 のログ
■リーリア > 「ん、そろそろいこーっと」
そんな適当な思考を口にしながら、ゆっくりと街道を後にしていく。
また何処か適当に出てきたり出てこなかったり…そんなふらふらな妖精だった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からリーリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > かたんかたんかろかろ。
車輪の回る音、馬の蹄の音。
行くのは荷馬車。少年はその横について歩く。
近くの村までの護衛として。
あまり危険はない範囲なので、護衛と言っても転ばぬ先の杖程度のもの。
報酬も、安いわけではないが、高いとも言えない。そんな仕事。
食事は保証されているし、まぁまぁいい仕事だろは思うが。
水袋を取り出し一口。
■ブレイド > そろそろ野営といった頃合いの時間。
まぁ、経過は順調。
明日には到着だ。
王都へは一人で歩いて帰らねばならないが、備えもちゃんとしてあるし、問題はないだろう。
護衛には自分の他にも数人の冒険者がついている。
夜の見張りも交代制だ。
街道の脇に荷馬車を止めて、それぞれ野営の準備にはいる。
「さって…」
とりあえず、テントを用意する。
二人用のテントだが、使うのは自分だけ。
見張りの時間まで休憩だ。まずは食事か。
■ブレイド > 火を炊いて、鍋を火にかける。
同じようにキャンプの火が二・三ポツポツと。
別の冒険者と依頼人の焚いたものだろう。
まぁ、食事と言ってもいま沸かしている湯でお茶を淹れて
保存食を貪る程度なのだが。
その後はしばしの仮眠。見張りの順番が来るまで休憩だ。
自分の順番はだいぶ遅く、深夜帯になるが、まぁ仕方ない。
少し硬めのパンを切り、塩を落とした塩漬け肉を挟んでかじる。
「んぅ」
まぁまぁの味だ。
少々塩気が強いが、濃い味を好む少年には及第点と言える味だ。
■ブレイド > 「ん、うぅー……」
食事を終えれば大きく伸び。
火は依頼主のものが焚かれているので自分のものは消しておく。
ぼちぼち眠っておくかと、テントに潜り込み、毛布にくるまる。
あとは順番まで仮眠だ。
見張り役が起こしに来る手はずになっているはずなのでそれまではゆっくりと。
「ふぅ…」
暗いテントの中で目を閉じる…が、まだ時間帯が早いせいか、寝付くのに時間がかかる。
■ブレイド > だが、闇の中で一人、目を閉じていれば
意識も自然と沈んでいく。
軽く眠る程度で起きる時間をしっかり意識して眠る。
こうすれば、起こされたときに割と寝ぼけずにすむ。
しばらくすれば小さな寝息。
浅いが、眠りには違いなく。
あとは起こされるまではこのまま眠り続けるだろう。
■ブレイド > 何時間か、そのまま眠っていたが、やがて外に人の気配を感じると
意識が浮上してくる。
少しぼーっとした状態で足音を聞いていたが、声がかかれば目を覚まし大きく伸び
「んくーっ…あいよっと、交代な」
ゴソゴソと簡単に身支度を済ませて
毛布をたたむ。交代用の砂時計を手渡した前の見張りは自分のテントへと戻っていく。
さて、まぁ夜もふけたが、このあたりならばあまり心配もないだろう。
持ち場について砂時計を置く。
これを何度かひっくり返せば交代の時間だ。
眠気覚ましにコーヒーでも淹れようか。
■ブレイド > 「あふ…」
漏れ出たあくびは起き抜けであるからで、寝たりなくはあるがすごく眠いというわけでもない。
コーヒーを淹れて一口。眠気覚ましのためだから、一口目は砂糖は抜きだ。
「にが…」
やはり苦味が強い砂糖抜きのコーヒーは苦手だ。
自分の荷物から角砂糖瓶を取り出し、五個ほどいれる。
あとはのんびりとコーヒーを味わうだけだ。
見張りなので注意はするものの、ずっと気を張っているわけでもない。
適度に周囲の気配に気を配りつつも、あまり緊張しすぎない。
緊張するのは、異常があったときだけでいい。
■ブレイド > このまま異常もなければ、退屈な時間が過ぎていく。
幾度目かの砂時計を返せばそろそろ見張り時間も終わり。
あとは朝が来るまで何事もなければ眠るだけ。
そして、明日には依頼達成だ。
結局何事もないのが一番楽でいい。
砂が落ちきった砂時計と自分用の荷物をまとめると
次の番のテントへと向かうのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。