2018/04/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > 「………っつ、ぅ…」

ふー、と僅かに吐息をつくのは、金色の髪をしたシスターの女性。
若そうに見えて、シスターでありつつも冒険者として世界を旅する、ひとところに留まれぬ修道女。
年齢相応の健康的な肢体を持つ女性、でもある。

教会の方針で様々な依頼を忌避せずに受ける彼女は、比較的冒険者の中でも何でも屋的な立ち位置。

「………こういう依頼は勘弁なんですけどね。」

故に、質の悪い依頼にひっかかることも多い。
単なる探索、採集依頼にかこつけて、危険な情報がある場所に送り込む。

ただ採集をこなしてきたならばそれはそれ。
危険な存在……盗賊などにかち合って、倒してくれれば儲けもの。

思惑通りに盗賊団に出会い、襲われ、何とかかんとか撃退したわけだが。
街道沿い……少し離れた岩場の影にへたり込んで、溜息一つ。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にケンさんが現れました。
ケン > 街道をのんびりぶらぶらと歩く男。
トイレにでも行こうかと街道を外れて脇道へと逸れていく。

岩場の陰であれば用を足しても目立たぬであろうとか考える男。
しかしながら、男の感覚に人の気配を感じる…。

「だれかいるのか?」

シスター・マルレーン > 戦う準備をいつもしているのは当然というべきなのだが、それでも戦うために街を出るのと、野草を取りに出かけるのはわけが違う。
そうそう遅れをとることのない腕は持っているが、それでもまあ、怪我はした。
依頼人には文句の一つでも言いたいが、……立場上、「偶然」であった盗賊団だ。
溜息。

「………応急手当をして、そこからかしら。」

……と、ふと声をかけられて、棍に手をかける。
気配鋭く、するりと相手に目線を向けながら棍を構えて………。

「……どちら様?」

聞いてみよう。縛り上げられた盗賊団がそこらに転がっている中にたたずむ、シスター一人。

ケン > よく見れば、周囲には縛り上げられた盗賊団。
その中にたたずむシスター。

「んっ。 あぁ シスターか。
あぁ、別に大丈夫だ。
怪しくはあるが、悪人ではない。」
根を手にするのを見やれば、男はひらりと手を上げ両掌を見せて。

「回復魔法とか使えるが手伝うことはあるか?」

シスター・マルレーン > 「自分で怪しいって言います?」

少しだけ苦笑しながら、するりと棍を地面について。
ふー、とため息をつきながら、首を横に振って。

「ほらほら、見た目。
 私が治癒系統全くダメに見えます?」

聖職者だから治癒系統が使えるわけではない、が。
使える人間が多いというのも事実だし、それを期待されるのも事実。

「お気持ちは頂きますよ。
 それに、…怪しくはあるって言った人から魔法をかけてもらう、ってダメじゃないですか。」

なんて、くすくすと笑う。

ケン > 「自分を客観視しただけだ。
さてな、腕前のほどは外見とは比例しないからな。」

首を横に振る相手を男は愉し気に見詰め。
聖職者だからと言って完璧に使えるものではないであろう。
見た目からは分からないであろうが男も天使であり、噛み程ではないにしろ奇跡を起こすことも出来る。

「ははは。 であれば、おとぎ話の良い魔法使いも、とばっちりで魔法をかけられなくなるな。」

等と軽く笑いながら周囲に気を配る。 仲間をとりかえしにきた山賊がいないかと…。

シスター・マルレーン > 「大丈夫ですよ。
 まあ、大怪我をして大変だ、って時には頼むかもしれませんけどね。」

なんて、ウィンク一つ。

「たしかに。
 ………ま、こう……今すぐ血が大量に出ていて、って時以外はなんとかできるくらいは?

 それに、良いか悪いかはかけられてみないとわかりませんし?」

なんて、首を傾げる。
慎重に慎重を重ねるのは、冒険者としての第一歩。まあ、普通の反応ではある。

ケン > 「そうか。
今回腕がふるえなくて残念ではあるな。」
ウィンクを受け取りながら男は小さく笑みを返し。

「ふふ。そうか…。
まぁ、俺が厄介にならないことを祈るだけだな。
では、騙されたと思ってかかってみないか?」

等といいながらひらりと上げていた手をわきわき空気を揉むように動かしてみる。
まぁ相手が大丈夫そうだからこその悪ふざけ。

シスター・マルレーン > 「ノーノ―、結構ですよ。
 それに、冒険者になる時にはみんな習うものですからね。

 ここに第三者でもいればまた別でしょうけれど。」

なんて、ぺろ、と舌を出しながら相手の言葉を受け流す。
冗談を冗談として受け止めながら、それでいて警戒は解いていない。
踏み込めば構えるだろうし、冒険者としてはそこそこ長いキャリアを感じさせるだろう。

ケン > 相手のノーという言葉におとこは愉しそうに笑う。
「ふっふっふっ そんなに警戒せずともいいではないか。
悪い事はしないぞ?」

夜、街道から外れた場所。
何をとっても怪しい。
その上に悪戯で述べる言葉も怪しさ満点。

ではあるが、相手が警戒する一線は超えない男。
無理に近づくことはしない。

「だがまぁ シスターが怪我を直す間ぐらいであれば俺はここに立っていよう。」

それは回復中の敵襲を警戒しての事。

シスター・マルレーン > 「では、応急処置が終わるまで?
 いてもらいましょうか。
 ………その上で、街に帰るまでくらいですかね。」

なんて、ウィンクをもう一度。
自分の腕に手を当てて光らせながら、応急処置を手早くこなし。

そこから、町に向かって歩いていくのだろう。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ケン > 「あぁ お安い御用だ。」

相手の言葉に頷き。
ウィンクを受け取りながら男は朗らかに笑い。

相手が応急処置をしている間。確かに男は周囲を警戒し、
相手と街までついていき、ぶらぶらと散歩を続けていったとか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からケンさんが去りました。