2018/04/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 街道沿いの野営地。
ここは宿場も遠く、王都からも少し距離があるため、野営ができる場所として広く知られている。
あたりを見渡せば、テントが三つ四つばかり点在している。
それぞれが距離を取り、思い思いに疲れた体を休めていることだろう。
そのうちのひとつ。テントの前で焚き火にあたる少年の姿。
火にかけられた鍋にはおそらくは兎と思わしき生き物の肉の入ったスープ。
鍋は小さく、せいぜい二人前といったところか。
■ブレイド > 「(ちょっと予定が狂っちまったな…)」
今日は害獣駆除依頼で少し遠出したのだが
張り紙から読み取れた情報では大した仕事ではなく、日帰りの仕事になるだろうと踏んでいた。
しかしそのあては大きく外れ、つがいの大猪2頭とやり合う羽目になってしまった。
なんとか追い払うことには成功したものの、だいぶ時間を食ってしまいこの始末。
今スープの具になっている兎は、依頼主からのお詫びの品だ。
■ブレイド > 少し距離があると言っても、王都の威光が届く場所。
騎士団もたまに見回る範囲内ゆえに、野盗の心配はあまりしなくてもいいのだが
それでも一人の野営となると物取りや強盗被害の心配もあるのは否めない。
同じく野営している人間が善人とは限らないのだ。
「さすがになぁ…」
危険だからといって、寝ないでいるとか、強行軍で王都まで歩くという手はない。
今は依頼でヘトヘトだし、夜道を歩くのも街道とはいえ危険ではある。
見張りになるかどうかはわからないが、キーンに頑張ってもらおうか。
いまだにうまくなついてくれてはいないのだが、背に腹は代えられない。
■ブレイド > まぁ、悩んでいても仕方ない。
とりあえず今はスープの出来栄えだ。
まずは味見をば…
「……ん」
満足げな表情。
ちょっと濃い味だが、疲れた体にはちょうどいい。
もらったウサギ肉もいい塩梅だ。
さすがに野菜は最低限の日持ちするもののみだが、悪くはない。
■ブレイド > 一人でスープを啜り、固いパンをかじる。
こういうところでのこういう食事というのはわりと久しぶりだ。
昔はそうは思わなかったが、野営地での一人の食事は少し物足りなく感じる。
女々しくなったものだと一人ため息を付きつつ食事を続ける。
■ブレイド > 食事も終えてしまえば、後は眠るだけ。
多少の不安はあるもののガーゴイルとしての役割をしっかりと果たしてもらうことにしよう。
ここからならば、朝起きたとして明日の午前中には王都につけるはずだ。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。