2018/04/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > 流れるような金色の髪を揺らして、街道を歩く修道女が一人。
実年齢よりも少しだけ幼く見える容姿を誰に隠すでもなく、フードを取っ払ってのんびりと歩く。
照らす日差しは暖かく、ぽかぽか陽気の昼下がり。
時間さえあれば、一つここらでお昼寝タイム、と洒落込みたいところであるが、流石にそうは問屋が卸さない。

「人助けであれば、どんな依頼であっても手を差し伸べる」という指示のもと、彼女の元には冒険者ギルド側と教会側から、どちらからも依頼がひらひらとやってくるのであった。

「………いい日差しですねえ、なんか眠くなってきそうです。」
ふわぁ、と欠伸をしながら目を擦る女。

今日の依頼は、街道沿いに作られた柵が破壊されたから、その修繕である。
ついでに、原因究明も課されている。

シスター・マルレーン > 「……ここ、ですかね。」

腰を手で押さえながら屈みこんで、街道沿いの木製の柵を見下ろす。
先日梯子から転落してお尻と腰を思い切り痛めたので、未だに完治はしていない。ああ痛い。
危険なモンスターの退治依頼がタイミング良く来なかったのは幸いだった。

「……イノシシでもぶつかったんですかね。」

ふむ、と折れた木の柵を眺めながら、首を傾げる。
賊の類かと緊張もしていたが、よくよく考えれば、わざわざ木の柵だけを壊して去っていく賊というのも妙な賊だ。