2017/12/23 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタマモさんが現れました。
タマモ > 街道から少し外れて流れる河川、その川岸に少女は佇んでいた。
頃合の岩に腰掛け、その手には…まぁ、いつもの釣竿だ。
同じく、その側にはいつもの水で満たしたタライが置いてある。

いつもの気紛れだ、側を通った時に目に入った河川。
誘われるように、こうして釣りを始めた訳である。
もちろん、これといった理由はない。

「さて…この時期だと、何が釣れるものじゃろか…?」

さっそく開始だと釣り糸を垂らし、待ちに入る。

タマモ > ちなみに、冬場は海はともかく、川は温度が下がる為に魚は非常に釣り難い。
絶対に釣れない、と言う訳ではないが、ほぼ釣れないと考えた方が良いだろう。
まぁ…だから、残りの僅かな可能性を掛けて挑戦しているのだが。

「………」

当然、そうそう釣れはしない。
長い沈黙が川岸に続いている、が、別に焦ったりもしない。
これも、釣りの醍醐味と考えれば…うん…一応は、耐えれる。
唯一の救いは、今日は風が無く、そう寒くはない事か。

タマモ > 「むむむ…もしやとは思うたが…」

ひょい、ひょい、と何度も釣竿を上げては餌の様子を見る。
濡れている以外の変化は、何度見てもみられない。
啄ばまれた感じもなく、それはつまり、周囲に魚が居ない可能性の高さが見て取れた。

「………まぁ、もう少しだけ見て、無理そうなら先を、じゃな」

それでも、こう、まだ諦められない。
時折、釣竿を右へ左へと動かしてはみるが…そんな感じだ。