2017/12/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にクウさんが現れました。
■クウ > 日の高い時間帯の王都へと続く街道。
行き来する旅人に混じるように異国の服装の少女が歩く。
その見慣れない服装に人の目を引いてはいるがそれも慣れたという様子で気にせずに歩く。
「この先にこの国で一番大きな街が……どんな所かな」
前の国で聞いた話では好印象を持てるような事がなかっただけに不安を隠すことが出来ず。
それでも初めて来た国というだけにどういう場所なのかと楽しみも隠すことが出来ず…。
このまま歩いていくのも悪くはないのだが一休みをしてからにしようと街道を見回し。
一軒の休憩所を兼ねる様な店を見つけそこに足を運び一休みをすることにする。
■クウ > 「ふぅ……この国のお茶も美味しい…」
店にと入れば早速とお茶を頼み一息を入れる。
飲みなれない味ではあるが悪い物ではなくて。
そうして一息入れながら街道を見れば人の行きかう姿が見れる。
何処の国でもこの光景は変わらないと思いながら笑みを浮かべて一息を入れて。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 「ふー…わりぃ、茶をくれ。砂糖たっぷりの」
少女がひと心地ついた頃に、フード付きマントをかぶった
身なり的には旅人よりも冒険者に近いか。
そんな少年が店を尋ねる。
近隣の村までの配達依頼の帰りであり、一息ついてから王都に帰るつもりであった。
少女のそばの席に座り、荷物を下ろす。
■クウ > 街道を眺めてゆったりとしていると一人の客が店内に入ってくるのが目につく。
ぱっとみれば旅人かと思いはしたが直ぐにそうではないと見て。
もしかしてこの国の冒険者なのかという考えてしまう。
店内に入り注文をして傍の席に座る少年。
店内なのにフードを取らない事をつい不思議そうに見てしまう。
■ブレイド > 茶を受け取り一口。
香りと甘さで疲れが少しではあるが和らぐ。
なにより、寒空の下を歩いてきた体には、この暖かさが心地よい。
やや乾いた喉も潤って、ようやく一息。
「はぁー」
美味い茶を飲むと自然とため息が漏れる。
落ち着いたところで、ふと視線に気づいて、少女の方をちらりと見る。
「(…見ねぇ格好だな。旅人か?)」
心のなかでそう思いつつも、茶をもう一口。
■クウ > 少年の頼んだちゃはがこばれてきてその香りに次はそのお茶を頼んでみようと興味を持持ち。
失礼と思いながらもお茶を口にする姿を眺めてしまう。
そうしていれば少年がこちらを向いたことに一瞬視線が合い反射的に軽く頭を下げ。
見詰めてしまって居た事、その失礼さに今更に気が付き誤魔化すようにお茶を口にして。
「初対面でこんなことを聞くのは失礼とわかってる。
でも一ついい……取らないの?」
周りの客を見れば帽子やフードをかぶっている者は外している。
それだけについ気になってしまい、初対面と言う事があってもつい傍の少年に気が付けば問いかけてしまって。
■ブレイド > 「ん」
頭を下げられると少し驚いた様子。
こちらもつい軽く頭を下げてしまう。
だが、問いかけられると少し目を細めて
「なんでだよ。周りがそうしてるからか?
そういうことなら、あんたにも『なんでこの地域の服にきがえねーの?』って聞かせてもらうことになるぜ?
別にアンタの格好にケチつけるつもりはオレはねーがよ」
少し不機嫌そうに応えつつ茶をすする。
■クウ > 「少し気になって。気に障ったならすまない。
それを言われるとその通りになる…。考えたらずだった。
この地域の服か、考えた事もなかった」
流石に失礼な問いに不機嫌そうに答える少年に失礼な事を聞いたと頭を下げて。
フードを取らない以上何か理由でもあるのだろうと今更にその事に気が付く。
考えたらずな質問をしたと肩を落としてお茶を啜り。
■ブレイド > 「べつに。わざわざ聞くだけマシっちゃマシだ
いきなり剥ぎ取られてたら刃傷沙汰だったぜ?
ま、今のは言葉の綾だ。言ったとおり、オレは別にアンタの服がわりぃとはおもってねー」
こちらの喧嘩腰とも取れる態度に素直に頭を下げる少女。
肩を落とす姿が少し気の毒になったのか続けて声をかける。
「そのカッコからして、アンタは旅人ってところか?」
■クウ > 「さすがにそんな失礼な事はしない。
気になったからつい聞いただけだから。
そう……?それはよかった…」
少年が起こっているのは自分の失礼な質問が原因と判っているだけに頭を下げる事に迷いはなく。
偶々この場で会った周囲と少し違う少年に興味はあったが声をかけるきっかけを無くしてしまったと思っていたが。
「…うん、そう。今朝に隣の国からやってきた」
少年の言葉に再度視線を向けて小さく頷いてそうだと。
■ブレイド > 「へー、隣か。あんまいい噂は聞かねぇんじゃねぇの?この国」
控えめに言っても治安がいいとはいえず
そこかしこで問題が起こっているような国だ。
遠方の国ならともかく、隣国ならば噂も耳に届くだろう。
「…話すのにはちっと不便だな。隣、いいか?」
少しあいている距離を詰めようとする。
■クウ > 「そう、東の国から流れてきた。……滞在には向かないって聞いた」
隣の国からこちらに来るときは通り過ぎた方がいいとまで言われていた。
それだけ治安が悪いのかと思っていたのだが少し街道を歩いただけでもその理由を見る事が何度かあり。
恐らくは旅人への親切から教えてくれた噂なのだろうと。
「隣…?うん、大丈夫。その方が店にも迷惑が掛からないし」
周囲を見れば街道に面しているだけに店は繁盛していて。
話をするなら少しでも距離を詰めるべきだと考えて頷く。
■ブレイド > 「わりぃな、んじゃ、失礼するぜ」
少女が許可すれば、その隣…拳2つ分くらいの隙間を開けて座る。
「おかわり。あと…パンもってきてくれ。シナモンと砂糖たっぷりかけたやつ。2つな」
店の人に声をかけ手から、再び少女の方に向き直る。
よくよく見れば、この服、なかなか上等な布地に見える。
「まぁ、そうだな。むしろここまでよく襲われなかったもんだぜ
得物も服も上等そうで…襲ってくださいって言ってるようなもんだ」
半ばからかうように笑う。
程なくして、甘い香りを漂わせるパンが出てくるだろう。
「食いたきゃ食えよ」
■クウ > 「うん、どうぞ」
隣に来た少年、思ったよりも近い距離に少しだけ戸惑ってしまう。
しかしそれを顔に出さないようにと気を付けて座り直し。
「あ、私もお茶のお代わり…この人と同じのをください」
少年が追加で注文をするついでと自分もお代わりを、興味を持った少年と同じお茶を頼み。
こうして近くで向き合うと自然と頬に赤みが差して。
「街道を通ったし、日が暮れたら宿に泊まったから。
日が高いうちだと比較的安全だった。それに……」
もし襲われたらこれで、と腰に差す刀を鳴らして。
からかう様に笑う少年にだから大丈夫と笑みを見せて。
そうしていれば甘い匂いが漂いパンが出てきて。
「いいの?えっと……いただきます…」
少年の言葉に目を丸くしていいのかと問いかけ。
おずおすと手を伸ばてパンを一つ手に取り一口。
その甘さにもう一口と食べて。
■ブレイド > 少女のものと一緒に運ばれてきた茶を一口。
砂糖多め、という注文も律儀に同じにしてきたのか
普通の茶に比べればだいぶ甘い。だが、柑橘系爽やかさは飲みやすく、茶葉から淹れた茶とは違うものとわかるかもしれない。
「野盗やら小規模な魔物くらいならそうかもしれねぇけど
女を食い物にするようなつえぇ剣士や魔法使いも普通にいるしな…
まぁ、過信はしねぇ方が良いさ。街の外だと特にな。
あんたが弱そうって言ってるわけじゃねぇぞ?でも、搦手には弱そうだ」
でてきたパンを1つ掴んで、まるかじり。
「食わなきゃオレが食うだけだ。
ってか、二人で並んでて2つって言ったのに一人で食うのもカッコワリィだろ」
■クウ > 運ばれてきたお茶に口を付ければ広がる甘味。
少し甘すぎる気がしなくもないが柑橘系の爽やかさがあり口当たりがよく、
飲みなれているお茶とは違いこれも悪くないと頬を綻ばせて。
「そう言うのは……出来るだけ近づかなくしてた。
そう言う人って…下心が何となくわかったの。
それを言われると耳が痛い」
搦手を相手にするのは確かに苦手なのは事実なので困ってしまい。
正面から来るのであれば刀でどうにか出来るのだがそれ以外の手、
戦いでは当然な卑怯な手段を用いられるとめっぽう弱いという自覚があるだけに。
「甘党ならありえるかも。
でも……このパン美味しい」
かっこ悪いという少年にそんな事はないと首を振り。
まるかじりにする少年とは違い、啄ばむように食べ進める。
■ブレイド > 「ま、近づかねぇってのは正解かもな。
街道でも王都でも…アンタみてぇな純朴っつーか…お人好しっぽそうな…
見た目も悪くねぇ年頃の女なんてなぁ、そういう奴らにゃ上等なごちそうでしかねぇ」
穏やかに微笑む少女を見つつ頷く。
そもそも、あんな返事をされて素直に謝るような真っ直ぐさだ。
悪徳を良しとする連中にとってはいいカモにみえるだろう。
「甘いもんは好物だがよ、女の目の前でこれみよがしに全部食っちまうほど意地汚かねぇさ。
ん、たしかにうめぇな。この店は始めてだがよ、アタリみてーだ」
少女ににぃっと笑顔を見せる。
やや不器用そう。
■クウ > 「冒険者の店とか酒場は…極力近づかないようにもしてた。
私が……純朴でお人よし?そんな事を言われたのは初めて。
そんな風に見える?」
頷く少年の言葉に思わず聞き返してしまい。
本人は自覚はないがお人好しなのは事実であり、この国に来る少し前も同行と言う事で無料で護衛をしていたのだから。
「男の子で甘いのが好きって私初めて見た。そうなったら…また二個頼む。
甘いけどしつこくなくて…美味しい」
少年の笑みを見れば、その不器用そうな笑みににこりと笑い返して。
■ブレイド > 「ま、あのへんはガラの悪いのもいるしな。
オレも駆け出し冒険者ではあるがよ」
そして、少女の問にはキョトンとした表情を返した後で、小さく喉を鳴らすように笑って
「くく…自覚ねえのかよ。おもしれぇなぁ
言っちゃわりぃがそうにしか見えねぇぜ?それがわりぃとは言わねぇし、むしろ好ましい人間だとは思うがよ」
最初の不機嫌さはすっかり消えたようで、むしろ少し楽しげ。
「そうか?…そういうもんなのかね。いや、オレはオレだしいいんだけどよ」
男らしくないと言われたようで、やや複雑な心境ながらも
その微笑みに悪意はないことを悟り、パンを一口貪りつつも、美味しいと呟く少女の言葉に満足そうに頷く。
■クウ > 「一度行って変な仕事を受けさせられそうになったから。
……そうだったんだ。でもガラが悪く見えないよ」
少年の言葉にまた驚いて本当に?という様に見つめて。
どうやら少女の中では冒険者はガラが悪いという考えがあるようで。
「そんな事言われたの初めてだから。
そう見えるなら気を付けないと……。でも人に嫌われるよりはいいかな?」
馬鹿にされている訳ではなく好ましいと言われてキョトンとし
そして嬉しそうに笑って見せて。
「うん、私はそう思うけど期待じゃないよ。だってこうやって甘いの一緒に食べれるから。」
甘いのが嫌いだとこうして一緒に食べれないから、だから好きな人がいいと小さく告げて。
小さくパンを食べ進めていれば少年が頷くのが見えて、どうしたの?という様に首をかしげる。
■ブレイド > 「ちゃんとしたギルドに入ってりゃそういうこともねぇだろうけどな
たちのわりぃところもあるみてぇだが……
っと、疑ってんのか?今日だって依頼の帰りだってーのによぉ
まぁ、さっきいったとおりの駆け出しだしな。らしくねぇって言われりゃそうなのかもしれねぇけどよ」
少女の視線に肩をすくめて。
リアクションや言葉の調子はともかく、楽しそうだ。
「ああ、気をつけてくれよ?
娼館や奴隷市場に行ったら、あんたが死んだ目で並んでたなんてな見たくもねぇ」
冗談めかしているが本心ではあった。
あって間もない少女ではあるが、笑顔を向けて話してくれる少女には好感が持てたし
こういう純粋な『いい人間』が食い物にされた成れの果てなんて見たくはない。
「一緒に食える、ね…そういうのもありなんだな」
変に思われているよりはいいかと思いつつも、少女の表情を見て、同じように首を傾げる。
「ん?ああ、気に入ってくれたみてぇだなって。
勝手に頼んだもんだからよ、ちっと気になってたんだよ」
■クウ > 「路銀を稼ぐのに行くだけだから、所属できないから。
どうしても直ぐに仕事が欲しいと変な場所になるから。
疑ってるじゃなくて…私と同じ旅をしてるのかと思ったの。
でも……よく見たら冒険者っぽいかも」
少年の言葉にそんな事はないと首を振り。
再度よく見れば旅人というよりも戦士という出立に見えて納得して。
「それは私も嫌だから…気を付ける」
少年の言葉に一瞬それを考えて…一度震えてしまう。
もしそうなってしまえばきっと不特定多数に、望まぬ子もなすかもしれない。
そんな未来を考えてしまえば恐ろしくなり。
それだけに少年の言葉に気を付けると何度も頷いて。
「一人より、二人の方が美味しいから。
うん、こういうの食べるの初めてだから。
凄く美味しい、ありがとう」
美味しいものは一人より二人、二人より三人がよりおいしく食べられるからと。
首をかしげて告げる彼に素直に感想を告げて笑顔でお礼を口にする。
■ブレイド > 「そういや冒険者ってわけでもなかったな、わりぃ。
まぁ、ちゃんと仕事の管理をしてるところからじゃなけりゃ、そういう仕事もまわされちまうかもなってことだな
路銀は仕方ねぇけど…店の手伝いとかなら比較的安全かもな」
納得したようにうなずきつつ茶を一口。
柑橘系の香りがすぅっと広がる。
冒険者っぽいと少女が口にすれば、だろう?と、得意げな笑みを見せる。
「ん、あー、極端な例え話だからそんな怖がんなって
そうならねぇように用心深くってことだ」
震える少女にひらひらと手を振って。
ありえない話でもないのだが、あえてそれを伝えることもない。
「一人より、二人…?
うめぇもんは一人でもうめぇとは思うがよ、あんたがそう思うならよかった。
オレはいい調味料になれたってわけだ」
味は変わらないものの、会話や笑顔がそう思わせるのだろうということに、少年自身は思い至らなかったが
その顔には不器用そうだが楽しげな笑顔があって。
「礼はいいとして、あんたこれから王都に行くのか?」
■クウ > 「うん、それっぽい事はするけど違う。
一度そう言うのがあってから気を付けてる。
短期間のお手伝いって中々ないから…」
少年の言う通りなのだが短期間の仕事というのも中々に見つからず。
しかたなく路銀は魔物の討伐で稼ぐこともあると口して。
一度そう見れば少年が駆け出しだと言ってはいたが立派な冒険者に見えて。
パンの合間にお茶を口にしては幸せそうに息を吐く。
「極端だけど…あるかもしれないから。
この国では気を付ける」
噂とこの国で冒険者をしているであろう少年の言葉に考えていた以上に気を付けなければと考えて。
「一人だと美味しいだけ、二人だと美味しいし話も出来るから。
調味料じゃなくて……お友達?」
少年の言葉に少し言葉を考えてそう口にして。
まだ名前も知らないがこうして話をして一緒に食事をしたのだからと考えて。
「そのつもり、この街道を進んだら付くって聞いてるから」
国に入ればまず王都に行くのが癖であり。
少年の言葉に頷いてそうだと返す。
■ブレイド > 「そっか、まーそうだわな…。
でもなんもしないわけにもいかねぇからな、ままなんねぇもんだ」
パンの欠片をもひもひ。
パンくずひとつ残さず平らげて、お茶で喉を潤す。
ふー…と、一息つけば依頼の疲れも癒えた様子。
「ああ、どんくらいこの国いるかわかんねぇけど
ここにいる間くらいはちっとばかり警戒し過ぎくらいでもいいかもしれねぇ」
といった矢先に少女の『お友達』という言葉。
何度目かのキョトンとした表情。そして、笑い声。
「く、ははは…ちょっと話しただけだってのに、まぁ、悪い気はしねぇけどよ?
そういうところが付け込まれそうだって言ってんだけどな。
用心しろよ?何度も言っちゃいるけどな」
そして、少女の返事には少し思案顔。
「んー、そっか。んじゃ、一緒に行くか?どーせオレも王都に帰るとこだしよ
警戒しろって言っといてなんだが…」
■クウ > 「でも稼がないと野宿になるから。
出来る事で稼ぐしかなかった」
一番困るのが宿に泊まれない事、そうなれば一番危険だと口にして。
美味しいパンで会ったが食べ続ければいつかはなくなるもの。
最後まで食べ終えれば指を舐めてお茶を口にする。
「まだ決めてないけど…観光を終えたら次に行くつもり。
行かない町は決めてるから、でも気を付ける」
隣の国で聞いた噂にあった奴隷市場都市、神聖都市には行かないつもりだと。
前者は行くだけで危険そう、後者は神を信じていないからで。
「……変だった?私はあなたと話してて楽しかったから。嫌じゃないならよかった。
これでも人を見る目はある心算、あなたは良い人みたいだから。」
自分の勘では少年は大丈夫な人と思い。
先程までの笑顔や話している姿は演技だとは思えずに信じていて。
「そうなの?迷惑じゃないから…お願い。
一人より二人の方が……安全だから」
勿論警戒はすると頷き、彼の言葉に乗ると告げて。
■ブレイド > 「まぁ、野宿なんてした日にゃ即食いもんだろーな。
あんたくらいの器量なら、死体であろうとお構いなしって野郎もいるだろうよ」
前回の依頼の分の報酬はまだ余ってる。
二人分の代金を店に支払いつつ、少女の言葉に頷いた。
「ああ、気をつけすぎて損はねぇ
ま、観光って言っても、王都にだって危険なとこもあるしな」
貧民地区の裏路地等、観光というなら立ち寄ることもなさそうな場所ではあるが。
「変じゃねぇし嫌でもねぇさ。ただ、やっぱり人がいいなって思っただけでな
それに、オレがいい人ってぇなら、あんたは聖人か何かってことになるんじゃねぇか?」
暗に、そんないい人間ではないと言っている。
笑顔に嘘はないし、腹芸ができるほど器用でもないが。
「よっし、それじゃ決まりだな。
オレはブレイド。ブレイド=エッジだ。
まぁ他国の人間のあんたにはかんけーねーだろうが…訳ありでな。フードは外せねぇ
それでもよけりゃ、よろしく頼むぜ」
手袋を外し、何も隠していないことを見せつつ右手を差し出し。
■クウ > 「……そう言う被害者は道中で何度か見たから。
…死んでまで穢されるのは嫌…」
旅をしていればその被害者を見る事はある、しかしこの国では死体にもと聞けば寒気しかせず。
代金を支払おうと懐に手を入れるが先に少年が支払った事に良いの?という様に見て。
「でもそれをしすぎると怪しい人になるから。
なるべく人の少ない場所には行かないようにするから」
観光で回る場所はまだわからないが…聞いた話によってはうっかりと危険な場所に迷い込むかもしれないのは否定できず。
それも王都についてみないとはっきりとはわからずに。
「それならよかった。旅をしてると人と話せるのが少ないから。
だって私みたいな異国人に親切にしてくれるあなたは良い人だよ」
聖人と言われるとそんな立派なものではないと首を左右に振り。
少年は良い人間ではないというが自分には良い人だと。
「うん、よろしく。
……あ、名前。ブレイドね。
私はクウ。クウ・イサナって名前。
うん、外さないんだから理由はあるよね。でも聞かないから。
大丈夫、よろしく」
誰にでも秘密の一つや二つはあるもの。
だから気にしないと笑みを見せ、差し出された右手を握ればよろしくと。
■ブレイド > 「ああ、できりゃ生きて…いや、傷つかないようにしてほしいもんだ
いいヤツが嫌な目に合うのを見て喜ぶ趣味はねぇ。
金は気にすんな。一人でやってるぶん報酬がちょっと余ることなんてのもあんだよ」
少女の視線にひらひらと手をふり、こういう時は男にカッコつけさせろとにやりと笑う。
「オレもまぁ、似たようなもんだしな」
この国においての異物という意味では。
そこは深く言わないとして
「ああ。えーっと、クウって呼びゃいいのか?
そんじゃ、オレは大丈夫だが、クウはそろそろ出れるか?
できりゃ暗くなる前に王都に行きてえ」
クウと握手を交わし、店から出ようとする。
■クウ > 「うん……気を付ける。私もそう言うのは……その…好きになった人がいい。
あんな目に逢いたくないし…合わせる人に会いたくない。
そうなの…?それならご馳走になります」
少年の言葉にご馳走になりますと。これがきっと甲斐性を見せると言う事なのだろうと。
「お互いに…そっくりさん?」
お互いにこの国の異物?と少年を見るが深くは聞かず。
「うん、それでいい。
私もブレイドって呼ぶから。
私も大丈夫、一休みんつもりだったから。
暗くなる前に…つきたいね」
少年と握手を交わして席を立ち、服装を直せば続いて店を出ていこうと。
■ブレイド > 「それがいい。それじゃ、行こうぜ。
まぁ、あんたなら…この国の人間じゃねーなら見せても問題はねーかもしれねぇが…
ここじゃ人目が多すぎだ」
少女を連れ立って王都へと向かう。
当たり障りのない会話をはさみつつ…
■クウ > 「うん、いこう。案内お願い。
でも見せたくないから取らないんだから…無理しなくていいから。
人目??」
それだけ聞くと何となく察することが出来る。
この国ではある種族がという事を聞いていたので。
フードを取れない理由に納得すれば無理しなくていいと首を振り。
少年と共に王都に向かう事に。
その道中に当たり障りのない会話を楽しみながら
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からクウさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にステラさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にワルセイ・イダーヤさんが現れました。
■ワルセイ・イダーヤ > (自分の方にとびかかってきた魔物。だが、その頭に投擲された刀で魔物は絶命して)
ふむ……いい投擲の腕だな。
(そう刀の投擲の腕を褒めながらカツカツと近づいて行って…)
だが、その左腕は大けがをしているな……しかも、全身魔物の血で血だらけではないか…
(そう言いながら、懐から水筒を取り出して)
ほれ、傷口から毒が入ったら大変だ。この水筒の水で血を流せ。
(そう言って、水筒を手渡して…)
ああ、自己紹介が送れたな。俺はワルセイという…医者だ。
(貴族と自己紹介してもよかったが、相手に無駄な混乱をさせるだけだろうと、もう一つの職業である医者であると自己紹介。)
ところで、その触手はしまった方がよくは無いか?俺だからよかったが、他の人間が見たら、攻撃されていたぞ。
(そう、肩甲骨辺りから出ている触手について一言いいつつ)
さて、そなたの種族がなんだとか、色々疑問があるが…まあ、置いておこう。
今は、そなたのケガを直すのが先だ…
(そう言えば、懐からポーションの入った小瓶を取り出し…自分で少し飲んで見せて、毒ではないとアピールして)
ほれ、この薬を使え。
(そう言って……)
■ステラ >
――ありがとう。
(怪しいとは思うものの、好意を無下にするのも忍びない。
礼を言って言われた通りに傷口を水で流し、魔物に突き刺さった刀を回収する。)
医者……。
――ステラ。
(医者、と言う言葉にやや眼を細く。
さて、信用していいものだろうか。
彼が名を名乗ったので、こちらの名前も告げておく。)
――そこまでしてもらう理由もない。
(差し出されたポーションは拒否。
流石にそこまで信用はしきれない。
お人好しだが警戒心がないわけではない。)
■ワルセイ・イダーヤ > (礼を言われれば、ふっと少し笑い)
いや、まあ医者であるしな。血濡れだと気になるのだよ。
(そう言って、名乗られれば)
ステラか。まあ、よろしくな。
(そう返す。ポーションが拒否されれば、警戒心の強い女だと思いつつも、
冒険者ならそれくらいの危険察知能力はあって当然かと、別段気に障りはしない。)
ふむ、確かに、そなたにポーションをやるのに、俺に利は無いな。
だが、中々ひどいけがだが…大丈夫なのか?
(そう聞いて、ポーションを懐に戻す。)
さて、そなた、見たところ冒険者のようだが…
仲間はどうしたのだ?こう言っては何だが、この魔物たち相手に、ソロはきついであろう?
■ステラ >
そう。
(医者でなくても気になるとは思う。
そこは同意だ。)
大した怪我じゃない。
(人なら軽傷以上重症未満と言ったところだが、自身にとってはそれほどでもない。
痛いのは痛いが、大人しくしていればそのうち治る程度の怪我だ。)
――仲間はいない。
他は、商人と街へ。
(自身はソロだが、同じ依頼を受けていた冒険者は護衛対象の商人とともに馬車に乗って街まで向かった。
と言う内容の言葉だが、喋り下手が極まっていまいち要領の掴めないセリフになっている。)
■ワルセイ・イダーヤ > ふむ、女が傷ついているのを見るのは忍びないのだが…
まあ、そなたが大したことないというなら、俺はこれ以上はいわんよ。
(そう、大したケガではないという相手に言って。そして続く言葉には)
…ふむ、ソロの女冒険者か。こう言っては何だが……危険ではないか?
そなた、多少頑丈なようだが……
頑丈なものほど、折れると、脆いぞ……っふ、すまぬ。
つい、説教臭いことを言ってしまったな。年寄りの悪い癖だ。
(そう、年寄り自称する見た目25歳の青年。)
さて、そなたはどうするのだ?俺はこのまま街道を街まで行くが…
そこまでの、護衛が欲しい。
どうかね、それまで俺に雇われるのは。
(そう聞いて。)
■ステラ >
――好きでやってるわけじゃ。
(若干不満そうな顔。
どうやら見た目より歳を取っているらしい。
見た目にそぐわないことを言う彼を見る目を細めて見せる。)
あとは帰るだけ。
――別に良いけど。
(ぴ、と刀の血を振って鞘に納める。
護衛の誘いに頷いた。
金がもらえるならやらない理由はない。
金はいくらあってもいい。)
■ワルセイ・イダーヤ > (好きでソロをやっているわけではない様子の相手。まあ、相手は女冒険者だし、
色々あるのだろう……そう考えながら、護衛の話に相手が頷けば)
うむ、では頼むぞ。
(そうこちら頷いて…前金に銀貨を数枚渡し、護衛をしてもらうことに。
そしてしばらく街道を行くが、特に目立った問題もなく……街に到着し、護衛のための礼金に、金貨一枚を渡し、去っていくのであった……)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からワルセイ・イダーヤさんが去りました。
■ステラ >
わかった。
(銀貨を受け取り、ポケットに突っ込む。
そのまま二人並んで街まで歩く。
幸い道中何事もなく、街で渡された金貨を持って、彼と別れて帰路に就いた――)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からステラさんが去りました。