2017/11/16 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルージェナさんが現れました。
ルージェナ > 王都を出てみようと思ったのは当然家族の手がかりが得られなかったからに
他ならなかったのだが、久々の旅は存外気持ちが良く、少女の気分を上げていた。
まだ昼間という時間帯もあり、魔物はまだ活動を控えており時折他の誰かや馬車とすれ違う。
意外と自分とそう変わらない背丈の冒険者と思しき人物も見かけたり、世界は広いのだと感心していた。
もちろん、彼らの実年齢が少女と同じ頃かというと事情が変わってくるのだろうけれど。

子供の歩調でのたくた歩いていたところ、街道沿いに流れる川を見つけて少女は近付いていく。
両手で水を掬い、喉を潤してみると意外と疲れていることを自覚し、川辺に腰を下ろした。

「ふぃ~…ちょおっと休憩しよーっと。 きもちいーなー。
 でも野営には向かないかな?もちょっとふかふかの草がある場所じゃないとダメだよねぇ」

見た目より野生児なのである。
ちみっこい背丈の少女は尻尾をふさふさと振りながら眩しげに空を見上げて微笑んでいた。
相変わらず明日をも知れぬ生活だけれど、意外としぶとく生きている。

ルージェナ > ややもすれば少女は瞼を閉じてしまい、少しだけ午睡――するも、本当に短時間。
一応ゆっくり休んで良い場所か否かは理解しているらしく。
休憩を楽しんだ後は再びのんびりした速度で歩くのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からルージェナさんが去りました。