2017/06/19 のログ
■シンシア > くるっと振り返ると、王都の夜景とその上には月の明かり
カンテラを後ろ手にして持ったまま
平民地区の端っこの自宅、あのへんかな…と自分の住んでるとこ知ってるとこのあたりを眺めながら
小さくため息をつく…
焦らないように、せかさないように、重たくしないように
歴史を読み解くようになって頭がパンクしかけてた
主神や邪神…ミレーに伝わる話…整理しきれず月を見上げ…
■シンシア > 「神さま…」
もうこの地を見限ったのか離れたと伝えられてる一文もあった
ポツリ呟くように
今までなにかに願うとか、なにかを崇めるなんて気持ちはなかったけど
ほんの少し、神さまの声でも聞けたなら何か実感でもわくのかなと思ったり
古い歴史の調べ物をしてると
戦争やその頃の生活のことも書かれてたりして
少しだけ自分の昔も思い出してしまった
唇を少し噛んで奥歯を食いしばる涙を我慢するときの癖
カンテラを揺らし、今来た道をゆっくり戻っていく
小さな明かりを揺らしながら
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシンシアさんが去りました。