2016/11/20 のログ
■獣魔 > 「クルルル、クアックアッ!!」
身の丈ほどの刃を持つナタを携えた1匹の獣魔が唐突に甲高い鳴き声を上げ、警戒するように翡翠色の瞳をギョロギョロと左右に向ける。
鳴き声は警戒を促すもので、鼻先に嗅ぎなれぬ香りを感じての警戒行動だ。
その鳴き声に反応し数匹の獣魔が隠れている場所を中心に放射状に移動を始め、俄かに森が騒がしくなる。
土を踏み鳴らす音、枝を掻き分ける音、それに怯えて夜目の効く鳥たちは羽ばたき、木々の合間から夜空へと消える。
……香りの原因はわからないが警戒をしたほうがいいと判断した本人もまた警戒心を露にしながら、移動を始める。森の奥かはたまた今宵はもう狩りをやめるのか一先ず判るのは森が騒がしくなったと言う事だけで……。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から獣魔さんが去りました。