2016/10/12 のログ
レイアード > 王都には自身の復讐の矛先ともいうべき存在が大勢いる。だが、何人殺しても何も変わらない者、元凶である腐敗した貴族の区別は付いているつもりだ。だが、今更公的な地位を得てそれらに接近する事は難しい。

「時間をかけて芯から腐っているのを傍観しているのはつまらん……」

馬をゆるりと進めつつ、国の要人たちを出来うる限りで思い出し始める。自身がまだ王都に滞在していた時と情勢が変わりゆく段階かもしれない故、既に自身の記憶は陳腐化して役に立たないかもしれないのだが。

……のんびり進んでいるうちに、照り付ける日はだんだんと
赤みを帯び、夕陽に照らされる王都は真っ黒なシルエットとして映る。
男には、黒く映る王都がカビに覆われたそれを暗に示しているようにも見えているのかもしれない。

レイアード > 王都には自身の復讐の矛先ともいうべき存在が大勢いる。だが、何人殺しても何も変わらない者、元凶である腐敗した貴族の区別は付いているつもりだ。だが、今更公的な地位を得てそれらに接近する事は難しい。

「時間をかけて芯から腐っているのを傍観しているのはつまらん……」

馬をゆるりと進めつつ、国の要人たちを出来うる限りで思い出し始める。自身がまだ王都に滞在していた時と情勢が変わりゆく段階かもしれない故、既に自身の記憶は陳腐化して役に立たないかもしれないのだが。

……のんびり進んでいるうちに、照り付ける日はだんだんと
赤みを帯び、夕陽に照らされる王都は真っ黒なシルエットとして映る。
男には、黒く映る王都がカビに覆われたそれを暗に示しているようにも見えているのかもしれない。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からレイアードさんが去りました。