2016/08/31 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にネネさんが現れました。
■ネネ > 虫の声があたりに響く暗がりのなか
草葉を揺らし流れていく風。
昼間は人も行き交う道沿いだけど、この夜の時間になれば
誰もいない
所々に木が生えてその枝を伸ばしてるけど
1本の木の葉が他の草よりも葉音と立てて揺れれば
その枝に腰掛ける娘の姿が現れる。
白いワンピース姿の娘が物音もなく現れれば
霊とでも間違われそうだけど
■ネネ > 木の枝に腰掛けてれば、視界は広く遠くまでみえる
月明かりにぼんやり浮かび上がるのは道
左右にある草原は暗くて、ほとんど見えないけど
遠く遠くに街の灯りが僅かに見えてるくらい
水辺から離れてるから蛍はいないけど
小さく響くような虫の声が止むことなく草原のどこからも聞こえてる
風が流れれば、乾いた葉音と銀色の髪がなびいて片手で耳にかけるようにおさえながら
■ネネ > 街の灯りも少し消えてきた、夜も遅くなったということか
枝から飛び降りる
その身軽な体を投げるけど…
足先は地面に届くことなく森から流れてきた風に紛れるように
姿を消していて
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からネネさんが去りました。