2016/05/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアマンダさんが現れました。
■アマンダ > 時刻は昼過ぎ。
街へと向かって移動する一台の馬車。
屈強な魔物2頭にひかれている馬車の後方には布で覆われた大きな牢屋。
中からは女性の声や、鎖が動いたと思われる金属音が聞こえてくる。
魔物に鞭うつ御者に、護衛と思われる戦士が4人。
街からは遠ざかり、人通りもなくなった地点で場所の前に一人の女が現れる。
「君たちだね、○○商会の人って言うのは。 悪いけど、後ろに載せている人たちを引き渡してもらうよ。」
御者の顔を見上げながら、涼しげな表情を浮かべる。
どう見ても強さなど微塵も感じさせない少女の顔に、男たちはあざ笑い、できるものならやってみろと各々得物に手をかける。
「なら、僕もそうさせてもらうよ。」
少女は腰の剣に手をかけ、静かにそれを抜く。
■アマンダ > 少女が剣を抜くと、護衛の者達も少女を取り囲むべく近づこうとする。
が、次の瞬間少女の手から光の矢が放たれ首へと突き刺さる。
何が起こったかわからぬままその場に倒れ、事切れていく。
「さて、これでも僕に挑むかい? 君と僕では戦力差が違いすぎるよ。」
御者の方に左手を向ける少女。 その手には既に光が集中し始めている。
■アマンダ > 御者は勝てないと判断したのだろう。
手綱から手を離すと踵を返し走り去っていった。
御者の姿が見えなくなるまで待ったから、剣を鞘に収める。
「もう大丈夫かい? 今から元の場所まで送ってあげるからね。」
馬車へと乗り上げ、牢の中を覗き込む。
怯えた様子でこちらを伺うミレー族の女性たちが4人。
これから市場に連れて行く所だったのだろう。
■アマンダ > 後はこの者たちを里へと送り返すだけ。
「いくよ、飛ばすから捕まって。」
御者席に座り、手綱を握る。
魔物へ指示を出すと勢いよく馬車が駆ける。
乗り込む際に魔物に魅了の魔法を軽くかけたのが効いたようだ。
土煙をあげながらこの場を去っていく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアマンダさんが去りました。