2016/04/11 のログ
■ルキア > 親方、空から女の子が――
の展開が今日は逆のようである。
主人が空を飛ぶのを地上から見上げていれば、悲鳴と共に落下してくる。
どすん、と鈍い音をたてて地面に落下した彼女に慌てて駆け寄り
「だ、大丈夫ですか…?」
痛みに声も出ない主人。
体を支えるように触れながら、心配そうに覗き込み
■イニフィ > 「……う、うん…大丈夫…じゃないぃぃぃ………。」
その声は、少しだけ涙交じりのようにも聞こえる。
たとえ魔族だろうが痛い物は痛いのだ。
まったく痛みを感じない人間がいないように、魔族にだって痛覚はある。
お尻をしたたかに打てば声も出ないし、頭を潰されれば死にもする。
しばらく座り込んで頭を擡げさせたまま、動けずにいた。
腰を摩り、しばらく続く鈍痛に呻く。
「…………あ、あはは…難しいわね。さすがに……。」
これはちょっと練習しないとダメね、と苦笑するのだった。
服に付いた土埃を払い落としながら、ようやくよっこいしょと立ち上がる。
今日は―――どうやらはぐれずにいられたらしい。
■ルキア > 「えと…骨とか大丈夫ですか?治癒魔法かけますか?」
涙混じりに聞こえる声に、あわわ、と慌てる。
座り込んで動けない彼女を、背後から支えるように肩に手を置いて。
痛みばかりは、自分にはどうしようもない。
治癒魔法は得意だが、打ち身の痛みを即座に消すことはできない。
「バランスとか、魔力の渡し方とかありますから…」
飛行魔法については、ちょっとだけ先輩な自分。
とはいえ、まともに飛べるようになったのは自分も最近ではあるが。
苦笑に、苦笑で返すと立ち上がる主人を見上げて、続いて自分も立ち上がる。
一緒にいるのに、気づけばはぐれるのは最早才能といえるべき所。
主人から気がそれるなんてことは、今の娘にはそうそうないことだというのに。
奇跡的にはぐれずに、今日は主人が飛ぶのを地上から眺めていたか
■イニフィ > 立ち上げれるほどだ、骨に異常はない。
それに、そこまでの高度を維持できるほどの成熟さはない。
いくら魂を奪い、能力が使えるようになったといっても一朝一夕で完全に体得できるほど便利でもない。
いろいろと制限はあるものだ、大きな力ならば特に。
「うん、そこまではさすがに大丈夫……あいたたた…。
まあ、でも自分が空を跳べるようになるなんて思ってなかったわね。」
今まで徒歩がメインの移動手段だった。
長距離の移動ならば乗り合い馬車を使ったり、船旅を楽しんだり。
空の散歩が出来るなど、自分では思ってなかった辺り、ちょっと嬉しかったりもした。
元の姿の戻ったとしても、羽はあくまでオプション。飛行能力はない。
ちなみに、予断はあるのだが。
下から覗いていたならば、今日は彼女は黒の紐パンティだったというのは―――。
■ルキア > 「よかった。…あれ?でも、羽根が生えてましたよね?」
立ち上がれることができるならば大丈夫だろうと、相手の言葉と共にほっと胸を撫でおろす。
出会った時も、彼女は徒歩だった。
しかし、人間の姿の時はともかく本性を知っているから背中に蝙蝠のような羽根が生えているのも知っている。
それがオプションだなんていうのまでは知らず、
魔族なら、空を飛べるのも当たり前位に思っていたから首をかしげる。
「……。」
下から見えた光景を思い出せば、黒の紐パン…
女同士なのだから、下着くらい見えてもどうとでもないのだろうけども、それがセクシー系だったものだから、ちょっと気恥ずかしい。
■イニフィ > 「………。ルキアちゃん。言わなかったかしら、私が魔族だって言うのは秘密にしてって。」
幸い誰かがここにいるわけではない。人通りがまったくない―――わけではないが、少なくとも。
今、この場にほかの誰かがいたら確実に慌てふためいていただろう。
だけど、ルキアが口を滑らせたのは事実。―――少しだけ、赤い瞳が光るのだった。
「ん、まあ誰もいないからいいけどね。
羽はあるけど……跳べないのよ、私。」
サキュバスのあの羽はほとんど飾りのようなもの。
それを使って空を飛べる淫魔は確かにいるけれども、イニフィは残念ながらその種族ではない。
ゆえに、今まで空を飛ぶなんてことは出来なかったし、それをしたいと思ったこともなかった。
だけど、今ではルキアの力を使って風を起こしたり、浮遊することが出来る。
本当に、人間の世界にきてよかったわと、少しばかり笑みを浮かべながら笑みを浮かべていた。
「………で?私の下着を見た感想は?」
みせてんのよ!って言うわけじゃなかった。けどもきっちりしたから見てたのだから見えてたのは知ってる。
クス、と笑みを浮かべながら首を傾げて見せた。意地悪そうに。
■ルキア > 「はわっ…ごめんなひゃい…そういえば、街中でもご主人様って呼び方でよかったでしょうか…?」
うっかり口を滑らせていた。
赤い瞳が光ったのに、慌てて自分の口を両手で塞ぎ謝罪する。
そして、ふと。
魔族である事を隠すのであれば、ご主人様と呼ぶのはよくないだろうかという考えに至る。
主人に、気に入られる呼び方をしたいという希望もあって問いかける。
「そうなんですか…。魔族の方ってなんでも出来る印象でした。
ご主人様のお役に立てたなら、すごく嬉しいです。」
彼女の風の魔法は、自分の魔法の一部。
それが、主人のものになって嬉しいとほんとうに嬉しそうに微笑む。
「え゛…。…えっと…とても色っぽいと…思います…。」
意地悪な問い掛け。
もじもじとするように、指を組み合わせながら視線を逸らして、
基本的にシンプルな下着の多い自分からみれば、大人の色香漂う下着を思い出して
頬を赤らめながら小さな声で答える。
■イニフィ > 「ん、まあそれは別にいいけど…あんまり好きじゃないのよね、その呼ばれ方。
呼ぶなら、せめてお姉様とかその辺でお願いできるかしら?」
確かに主従関係ではあるのだけど、ご主人様―――だとちょっと男っぽい。
だからあまりその呼ばれ方はあまり好ましくはなかった。
口を塞いで謝罪するルキア。そのしぐさがなんとなく可愛かったので許そう。
ただ、その気分でルキアの感度は好きなように変えられる。だから―――そう。
ちょっと腰砕けにすることだって、できるのだ。
「あー、まあ一般的にはね。魔力は高いし、そう思われがちだけど…いろいろ不便よ?」
上のほうにはやっぱり頭が上がらないし、しきたりとかその他もろもろ面倒なことも多い。
だからこそ、こうしてそこを飛び出してきた魔族が現に目の前にいるわけで。
でも、やっぱり得手不得手はある。たとえば自分は雷を操ったり、心を支配するのは得意だ。
その反面、再生能力なんかは非常に乏しいし、打たれ弱いという欠点がある。
だから割りと、筋力は弱いほうなのだ。
「んふふ…ありがと。今度、ルキアちゃんにも新しい服とか買ってあげないとね?」
いくら奴隷だといっても、服くらいはちゃんとしておかないと。
たとえ「なかなか持たない服」だったとしても。
■ルキア > 「…お姉さま…イニフィお姉さま」
今まで呼んでいたご主人様というのは、彼女の好みではなかったらしい。
問いかけてみて正解だった。
少しでも、主人の気に入る事をしたい。主人に喜んでもらいたい。
今の娘の心は、イニフィという女性で占められている。
口に出して呼んでみる、最初は確認するように。
この呼び方の方が、自分的にもしっくりきたのか嬉しそうにもう一度。
今は感度が抑えられているから、普通に会話が成立する。
しかし、相手の気分次第で常にその魔力に晒されている躯はどうとでもなってしまう。
はぐれて離れたりしたら、禁断症状のようになっているかもしれない。
「不便、ですか…。魔族の国ってずっとお日様が差さないくらい感じなんですか?」
魔族についてよく知らないから、不便というのを具体的に想像できずに首をかしげながら。
そしてこれも魔族のイメージ。暗くて雷鳴が轟いているような国なのだろうかと、疑問を投げかけてみる。
「お姉様が選んでくださるなら、嬉しいです…。」
買ってもらう、というのに遠慮がないわけではないが
主人が選んだものを着れるという喜びの方が大きい。
それがどのような服であったとしても。
相手の言葉を聞く。
■イニフィ > お姉様と呼ばれたほうが、此方としてもしっくり来た。
確かにイニフィ自身も位は高いほうではあるのだが、もうずっとこういう生活をしているために『ご主人様』などというのはどうもしっくり来なかった。
その反面、お姉様と呼ばれるのは割りと慣れている。理由はあえて言わないけれど。
まあ、淫魔ゆえにやっぱりいろいろと「食べる」のだ。
普段、ルキアの身体の感度は通常レベルまで落とされている。
だけれど、気分しだいではそれこそ一日中発狂するほどの感度に苛むこともあるし、
逆に一切合財の感度を奪って締まって慌てふためく様子を楽しむこともある―――かもしれない。
彼女は今、自分の「玩具」なのだから。
「いや、そんなことはないわよ?少なくとも、私の家は普通にお日様照ってたし。」
まあ、吸血鬼とかならばおそらくイメージどおりかもしれない。暗くて、正気漂う空気…。
だけれど、あいにくイニフィの家はそこまで人間界と変わらなかった―――はずである。
ただ、常時ルキアが受けている魔力の数倍の濃度に汚染はされているが。
「んふふ、あらそう?…じゃあ、それこそ何も隠してない服でもいいの?」
くす、と笑みを浮かべる。
そんな服で街中を感度マックスで歩いてみる?などと―――。
■ルキア > 発狂するほどの感度に苛まれても、五感全てを奪われても
何をされても、全ては主人が与えてくれるもの。
嬉しい事と心の奥深くまで、魂まで刻み込まれている。
だから、彼女が魂を手放さない限り何をされてもルキア自身が彼女から離れることは、今はありえない。
淫魔の思うままに弄ばれる、玩具。
「やっぱり、イメージと現実は違うんですね」
魔界の一部にはそういう場所もあるのかもしれないが、普通にお日様が照っていた
というのには意外そうにしながらも納得する。
「えっと…それはもう服じゃないんじゃ…。」
くすっと意地の悪い笑み。
どんな服かは分からないが、なにも隠すことができない状態で街中を歩くというのを想像してしまった。
それだけで、背筋にぞくりとしたものが走る。
隠せないなら服とはいえないのでは、とつっこんではみるものの
実際に着ろと言われれば、拒むことはできないのだろう。
■イニフィ > 元々、玩具は大事にする性格である。
まだ小さいころ、与えられた玩具を壊した際に酷く怒られた。
物を大事にしろという、ある意味人間臭い家系だったために、物を捨てられない性格になってしまったのである。
最も―――だからこそこのように、ルキアも嬉しいことになっているのだが。
クス、と笑みを浮かべながら――――。
「まー、そのイメージって人間が勝手に生み出したものだしねぇ。」
だから、イメージと違うのも仕方がないのかもしれない。
意外かもしれないけれど、少なくともそうじゃない部分も、やっぱりあるのだ。
イニフィが、人間の支配を目論んでいないのもその一つ。
「んもう、私が服って言えば服なのよ。
それともなに?まさか……もう私に反抗しちゃう?」
だったらお仕置き、と身体の感度を一時的に高めてやろうか。
それこそ、先日のように最大まで感度を高めて服が擦れるだけでも―――。
常に持ち歩いているルキアの魂、その中を侵食しているイニフィの魔力が、牙を剥く。
■ルキア > 「え、そんなことは…はぎっ?!あ…ぃ…ぁ…」
大事にしても、玩具は玩具。
不穏な空気に、慌てて否定するがもう遅い。
一気に最大にまで高められる感度に、すぐに絶頂へと押し上げられて、
躰がビクン、ビクンと痙攣する。
膝から力が抜けて、地面へと蹲るように倒れ込んで尚も痙攣は続く。
服が肌に擦れるだけで、言い表せられないほどの快楽が体を走り抜けていく。
「ひっ…あ…あ…ごめ、なひゃ…あひ…」
跪くような格好で、イニフィを見上げながら口から唾液が伝い落ちる。
だらしない表情を見せて躯を戦慄かせる。
■イニフィ > このように、ルキアの身体は今時分の手中にある。
気分が乗れば、そしてお仕置きの際には今の様にルキアを弄んでしまうのだ。
痙攣し、崩れ落ちてしまったルキアの背中を踏みつけるようにして、さらに這い蹲らせる。
その笑みは、どこか狂気じみていて―――。
「なぁに?聞こえないわねぇ?…ちゃんとごめんなさいしたら元に戻してあげるわよ?」
まあ、ある意味これは言いがかりのようなものである。
そんなことはないとわかっているのに、少しでも理由をつけてルキアをお仕置きする。
なんというか、そうする自分に酔っているというか、要するに愉しいのだ。
このように、ルキアを苛めることが。
背中を踏みつければ、今度はお尻である。
その真ん中に足を下ろし、まるで菊座を刺激するかのように踏みつける。
あいにく、ブーツなのでピンヒールのようなとげはない。
だけれど、感度が高められてしまっているルキアには、結構効き目はあるだろう。
■ルキア > 「あ゛…ぐへっっ…はっああ…」
背中を踏みつけられるのに、蛙のような声が出る。
息苦しささえ感じる、その刺激でさえ絶頂がまた訪れて躰が痙攣を起こす。
「ごめ、なひゃ…あぃぃっおしりぃ…」
蹲るような格好を、背中を踏みつけられて這い蹲らせられた為、
膝は曲がっており尻を突き出すような格好。
臀部の割れ目に沿ってブーツのヒール部分が動いて菊座を押し開くように踏みつけられる。
ごめんなさい、と言おうとするが感度が高められすぎて舌が上手く回らない。
ぐりぐりと菊座を苛められるのに、下着が濡れそぼり脚の間を蜜液が大量に伝い落ちていく。
口から溢れる涎もその量を増して、更に尻を高く突き上げて。
■イニフィ > なにをしても、その身体は絶頂を引き起こしてしまう。
謝罪の言葉をつむぐことが出来ないルキアを見下ろしながら、くすくすと淫魔は嗤う。
おそらく、この娘はなにを言われても自分が悪いから仕方がない。
むしろ愛されているから嬉しいとさえ思ってしまうだろう。
たとえ、骨が砕かれようとも、その身体に訪れるのは至福と快楽である。
そう、自分がそうなるように仕向けたのだから―――。
「ん?お尻がどうかした……ってぇ?」
その、突き出されたお尻にイニフィの回し蹴りを食らわせる。
そこまで筋力はないが、脚力は実は強い。旅行の際、歩き続けていたため足は鍛えられていた。
女性らしい、しなやかな足なのにその蹴りは割りと強力で、ルキアのお尻を蹴り飛ばす。
普通ならばいたい、ですむようなそれなのだが―――。
「まったくもう……。いいわ、宿に帰るまでそのままでいなさい。
いい、帰るまでに言った回数だけ蹴るから、痛いのがいやならせいぜい我慢しなさい?」
それができない、それはわかっている。
だけれど―――だからといってさせない理由はどこにもない。
快楽主義の淫魔の、ルキアへの感情は愛情である。ただし―――恋愛や親子のような愛情ではないが。
■ルキア > こうして背中を踏みつけられて、菊座を嬲られるのに、
淫魔の気分次第で体の感度を弄られるのに、感じるのは悦び。
「あぎぃぃっっ!!ひっぃっあっあっ」
更なる刺激を躯が求めて突き出していた臀部。
そこに回し蹴りが見舞われる。
全てが快楽に変わる躯を持つ娘に、それが痛いだけで済む筈がなかった。
絶頂の臨界点の下がった躯はまた激しく痙攣し、地面に倒れふして
ビクン、ビクンと躰が跳ねる。溢れ出した蜜液は、タイトなスカートを股部分に張り付かせるほどになっていることか。
「ひ…ゃ…らめ、れす…むり、です…お姉さまぁ…」
いったい宿に付くまでに何度蹴られる事になるのだろう。
蹴られれば、蹴られる度に絶頂を迎える悪循環。
それでも、その愛情を受ける悦びを知っている。
愛される事に歓喜し、隷属の気持ちは一層強くなるばかり。
■イニフィ > 魂の色が、徐々に赤に染まっていくことだろう。
この色が宿に帰るころには一体どんなことになっているのか、楽しみである。
「んふふ、頑張りなさいよ?……ああ、そうそう。
今日、ちょっとうっかりやどの位置間違えて、割りと街の奥のほうに取っちゃったのよね。
……んふふ、小股のおつゆ、何とかしないとばれちゃうわよ、淫乱エルフさん?」
エルフのイメージ、瀟洒で可憐なイメージを壊したくはないわよね?
そんな笑みを浮かべながら、意地悪く絶頂の余韻で動けないルキアを見下ろす。
お尻を高く突き出し、蹴られるたびに喜びに打ち震えてしまう。
そんな娘の身体を見下ろしながら―――さて、そろそろ宿に帰ろうか、と歩き出した。
「ほら、いつまでへばってるの。そろそろ行くわよ。」
感度は高められたまま。布が擦れるたびに身体には喜びが吹き上がる。
ただ、時々淫魔の手によって、魂そのものに刺激が与えられる。
―――はたして、一体ルキアは何度絶頂に苛まれることになるのだろうか。
■ルキア > 「そんにゃ…あっああっ」
歩き出した主人についていこうとするが、中々躯に力が入らない。
衣擦れによがり声が上がる。
魂そのものに刺激を送られるのに、何度も何度も絶頂し
無事宿につくころには、魂がどろどろになっていたことだろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からイニフィさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からルキアさんが去りました。