2016/01/08 のログ
■カレリア > 「外見だけって…はぁ、世界は狭いですわね。」
浅慮な考えで攻撃しなくてよかったと息を吐く
というより、今まで正体を明かしてくれなかったリュウセンが意地悪という事にしておこう、その方がいい
「魔王…ですか……今までの数々の無礼お許しくださいませ、ですが…あえてこれだけ…
意地悪ですわね?」
頭を下げ一礼…相手が魔王というのならそれ相応の礼儀を払わなければならない
ただしこれだけは言わねばならない、なんて意地の悪い…
せいぜいどこかのギルド長レベルだと思っていた当てが大いに外れたことが少し悔しい
■リュウセン > 「あたしの能力だ よく貴族とかが、メイクとかしているだろ、あれの応用版と思ってくれた方が良い
世界は意外と 狭いぞ。…よいしょ。」
男どもを蹴り飛ばして空席になった馬車の操者台。そこによじ登って座り直せば手綱を持ち 馬が勝手に動かない様にしておく。
あのまま攻撃された所で きちんと応戦したかどうか。道化を担当する魔王としては真面目にするわけは。
「態度変わる事は不要! 今更だろ。 意地悪? それは褒め言葉だ!
あたしは道化を極める為に わざと そうみられるように振る舞っておるからな。
表の顔と裏の顔を持ってな ヒッヒッヒ」
魔王と言えども 途端に遜るのはやめてほしい。対等にいてほしいのもある。領土内だけでいいのだ 此処は外だ。
一応そんなお願いを口にしてみて 気になるのは、王都の方角。
「しかし 喋っている間に もう一台は王都に行ったようだ。」
■カレリア > 「絶対別物ですわ…」
声まで変わるメイクなどあってたまるものか
そんなことを心中で呟きリュウセンをジトっとした目で見つめる
「そうですか、では…底意地の悪い魔王様、見事道化として振る舞えてますわよ。そのまま転職した方がいいと思いますわ?」
小馬鹿にされた腹いせかそんなことを言い放つ
そういえば荷馬車はいつの間にかこちらの惨状に気づき遥か彼方…が、まぁ態々追いかける気はない
「仕方ないことですわ、それに彼らがこれからもこういう事を続ければまた懸賞金が付くでしょう。」
そして誰かに刈り取られる、遅いか早いかの問題と割り切った
■リュウセン > 「まー 細かい事は気にして居ない。」
そう外見は完璧だ、声もなるべく男みたいな声を作ってみたと言うのに。
中身は生憎出来ないので、性格まで化けろは無理過ぎる。そんな熱視線、と何か勘違いしているっぽいが
ニヤニヤして居たが 言われた言葉に そーか そーかと 怒りもしない。
「カレリアに道化と認められたか よし 僥倖。が、既に魔王としておるから転職は無理っぽい。
…後日 1人ずつ保護してゆくか…本当であれば奴隷たち 一人一人の故郷なりに戻すのが一番だろうが。
今日は 一台分救えただけでもよしとしなければ ならん」
今からは追いつけもしない、例え戻って来たとしてもその前に馬車事転移したる。
「そろそろ あれらが万が一戻ってきたら困るので 転移するつもりだが?主はどうするのだ?」
■カレリア > 「気にした方がいいですわよ…さっきもボロが出ていましたし」
自分を知っているような素振り、彼女がミスを犯したとすればそこぐらいか
もしかしてあまり人をだますのに慣れていないのか…道化なのに?
「故郷があれば、良いんでしょうけど…」
奴隷商に売られる、もしくは捕まったものに帰る場所なんてあるのかどうか…
考えるのはやめようと思考を停める
「私はこのまま王都へ報告を済ませて帰りますわ。トラブルを回避するぐらいは一人でもできますので」
ニコリと微笑む
例え生き残った奴隷商が洋平を連れてきたとしても文字通り正面から潰せばいい
溜飲は下がったもののまだ気分が晴れたと言えるほどではない、まだまだ必要があれば力に訴えるほどにイラついている
■リュウセン > 「…まだ 未熟なのでな、われ 魔王の中で多分一番 年齢的に小物だ。
道化レベル低くてな…正直 まだまだと思っている。」
指摘された部分は うっと呻いた。が、大差ダメージではない。
こう妖しいアサシンに変化するするのは初めてだった。
普段は普通の人に変化してしまう、そう そこら辺の冒険者とか娼婦とか街中に居る人たちの姿に。
騙す意味ではそれらになっている時にこそ やらかしている。が 慣れているとは言っていない。
「なくば そのまま保護するか。 どちらにしろ かれらを安心させて回復させねば、な。」
ちらりと見た所 病人までいるっぽい。これでは保護して解放後、移動もままなるまい。
馬車を操作して動くのは やめにして残り少ない魔力でもって
「そーか。 じゃあ 戻って来たとか探しに来たりして、馬車について問われたら 魔物に襲われて攫われたと言って置いてくれ。」
じゃ、宜しく、と告げると 詠唱も陣も描かず何もせず 手を重ねると
馬車事 揺らいで― いなくなった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からリュウセンさんが去りました。
■カレリア > 「道化レベルって何ですの……まぁ、若いというのならそれだけ成長の伸びしろがあるという事でしょう?気に病むことはないですわ」
変な所で落ち込ませてしまった…慌てながらも冷静にフォローするが…
たぶんそこまで値が底部なタイプには見えないのですぐに回復するだろう
「えぇ、その時はきちんと…」
最後に一礼しリュウセン達を見送る
もし奴隷商が自分に何か尋ねるときは…また玩具と血袋が増えるだけだ
「さて…さっさと報告を済ませて帰りますか」
再び王都に向けて歩を進める…その後奴隷商がどうなるかは、まぁ早いか遅いかぐらいだろう
結局彼等の結末は変わらない…運命はそう簡単に誰かを逃がしたりはしない
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカレリアさんが去りました。