2016/01/07 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカレリアさんが現れました。
カレリア > 冒険者ギルドによせられた依頼、盗賊団の討伐を完了し帰路につく
賞金が魅力的だったわけでもないがここ最近冒険者としてほとんど活動していなかった
このまま冒険者名簿から除名というのもなんだか癪なうえにいつか冒険者という立場が役に立つかもしれない

「ですが…盗賊の質も少し上がりましたわね。危うく怪我をするところでしたわ」

戦争が終結した今、敗残兵が盗賊となって出没している
量が増え元兵士の生かその質も決して引くくわない
盗賊討伐の依頼が最近増えてきているのもそういう事だろう…まったくもって面倒だが自分としてはありがたい

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にリュウセンさんが現れました。
カレリア > 「玩具の確保に血のストック、後は気晴らしと金銭で…まぁ、時間を割くには十分ですわね♪」

まさかの一石四鳥、熟練の狩人も真っ青だ
一番いいのは自身のストレス発散
これは以前魔族を狩っていた時よりも…楽しい

「弱いもの苛めなんて趣味ではないと思っていたのですが…私、思ったよりも歪んでいますわね♪」

薄らと笑みを浮かべる
それ程までに盗賊…人間の男を力で蹂躙するのが楽しかった
ずいぶん歪みひねくれているとは自覚しているが、それでも楽しいものは楽しいのだから仕方ない
時折通る荷馬車を眺めながら呟く

リュウセン > 《ザシュ ドス ビシャ グシャ バガンッ》

そんな音が真っ暗に近い闇より僅かに聞こえてくる。何かが蠢いていて 悲鳴すら上げさせず
無言の冷徹な暗殺者が舞う様にお仕事の最中。やがて音が止まる、つまりお仕事終了と言わんばかりのモノ。

ややあって一つの死体…狼だろう、その死体 いや死骸の傍でしゃがみこんでごそごそとし出し
何かの作業をし始めた、ふと顔を―仮面をしているが顔を上げて、夜なのに一寸近くの街道には
馬車も通るが、其れとは違う声にしゃがみ込んだままだったが視線を向けて

カレリア > 「奴隷……」

多くはないもののそれは通る、奴隷を載せた荷馬車…
女の比率が多く若い子供の数も多い
それこそ自分より一回りも二回りも幼い…そんな子供達が王都へ向けて運ばれていく

「…ちっ……目障りですわね…」

小さく言葉を漏らす、怒り、恨み、怨念…様々な感情が瞳に滲む
冒険者でなければあの荷馬車を吹き飛ばし、この場で…

「……?」

荷馬車に向いていた視線を別方向へ移す
見られている…そんな直感めいた感覚で辺りを見回す
そこで気が付く、暗い影を纏ったような何かがこちらを見ていることに
仮面をつけているせいでこちらを見ていることしか分からないがそれでもはっきりと視線がぶつかる

リュウセン > 荷馬車はごろごろと奴隷を満載にして王都へと運ばれていくのを
横目に狼の肝を捌きちゅう。胆が高値で売れるのであってそのほかの肉はどうでもよい。
魔法の袋に 胆だけを取り出して詰めて紐でもって入り口を締めた。
その袋は外見は小振りな物でーそれを懐にしまいつつ ゆっくりと立ち上がり、

『キヅカレタカ…ケハイハコロシテオラヌノデナ』

『マァ カクシテモオラヌ ゴキゲンヨウ、ダ』

仮面を被り尚且つ 魔法か何かで声を片言の中性っぽいものへ変えて
喋り始めたその存在は、そこそこの挨拶と
馬車へとちらりと向け すっと馬車を指さし一つ言葉を。

『イタク カンシンノアルコトヲイッテオッタナ? アレハ コレカラウラレテイク ドレイノバシャダガ
キゾクニ、ウラレテイクノデアロウナ?』

カレリア > 「機嫌は良くはありませんので、こんばんはと返させて頂きます。」

無礼と言われても仕方のない返事を返す
だが仮面のまましかも声を偽っているのだからお互いさまだろう…指の向く方は見ずじっと正体不明の仮面を見つめ

「そうでしょうね、ですが私には関係ありませんわ。幸運にも知り合いはあの中に居ないので…」

関心とは、どこにそんなものを感じたのか…警戒に混ざり敵意も強まってしまう

リュウセン > 『フム。ツレナイヘンジダ。』

無礼?致し方ない、夜のお仕事の際は 黒装束で仕事をするのだ。
全身を覆い顔に仮面、声も偽って性別不明にするのだ、でないとお仕事にならないとばかりに。
黒い何かは馬車へと指さしていた腕を下し、肩をすくめるような仕草をして

『カンケイアレバ シゴトオワリダッタガ、ナイノデアレバ ヤロウトシヨウカ』

何をする気なのか、馬車は一つでもない、何台か同じ奴隷を載せて王都の方へと連れ立っていく。
警戒と敵意の混じる対応を尻目に 徐に暗がりから馬車の方へと 散策ですと言わんばかりに移動をし始め

カレリア > 「つれない顔と声の方には言われたくありませんわね?」

明確に敵意はむき出しにしないがそれでも片鱗が漏れ出る
あんな馬車さえ見なければ…そう思う自分にもイライラする

「…やるとは、いったい何をする気ですの?」

しごと…その言葉が引っ掛かる
終わりだった…つまりまだ終わりではない
街道の魔物を捌き顔と声を偽るような者の仕事…嫌な予感が仮面に向けて問いを投げかけさせる

リュウセン > 『ソンナカオヲスル オマエモオモシロイ。ユビヲクワエテイルダケカ。』

あからさまな敵意 悪意 大いに歓迎する、と只今 黒い存在になっている存在は態度で挑発の言葉を発す。
デハ ミテイルガイイ と言葉を彼女へと浴びせると 指を組んで握り離しを繰り返しつつ
馬車に気付かれぬ様にだが 歩みは止めない。

『バシャヲ チョットナ。ドレイウリニハ …クダス』

馬車を操る男は奴隷商関係だろう、腰に下げたものから光も反射しないナイフを取り出すと 
タンとその場を跳躍し 馬車の横から飛び乗る様に― 一閃 馬を操る男どもの首を斬った。

数歩動いて馬車は動きが止まっただろう、操作している男どもが命を絶たれたのであれば 馬は止まる。

斬った本人は馬車の向こう側に着地した。 残りの馬車の数は何台だ?

カレリア > 「はぁ…?」

なんだかこちらの事を知っているような口ぶりに首をかしげる
必要ならば一斉放射で薙ぎ払う準備までしていたが…仮面が馬車を引く者達を亡き者にしたところで一旦思考が止まる

「……何をしていますの?」

残った馬車は一台のみ、それもまだ片方の馬車が止まったことに気づいてない様子
だがそんなことはともかく…何を平然と人を殺しているのかと臨戦体制に移行、魔力砲の標準を密かに合わせながら仮面を見つめる

リュウセン > 今日の獲物は 奴隷商。抵抗する事が余り出来ぬ女子供を奴隷にするとは何事ぞ、と
馬車を襲って 皆殺しではなく 蛇の頭たる操車を狙って瞬殺。首にナイフが刺さったままの男どもを引きずり下ろし

『ドレイショウノイノチハ ツユトキエタ。 コノドレイショウハケンショウキンガツマレテオッタノデナ。』

『モウイチダイカトオモッタガ ワレヲネラウカ?』

やる気か 面倒だな。街道の向こう側で動きもしない。ただ 先程から手を組んだりは離したりと、を繰り返している。 

カレリア > 「懸賞金…ですか。」

バウンティハンターという事かと納得し砲を解除する
考えなしのシリアルキラーだったらこのまま馬車もろともと思っていたがその必要はない様だ
男どもの首が転がり多少気分もマシに…なる事はない

「私は結構……それより、どうしますのこれから…?」

奴隷達を見やる、生奴隷を扱っていたのか馬車には女子供ばかり
このまま放置したところで魔物に食われるか盗賊にでもまた捕まるか…王都に連れて行ったとしてもまた奴隷として生きるのみ
いっそ国を潰しでもしないと彼女たちの運命は変わらない…劇的な何かが起こるまでは

リュウセン > 『ナオ ソノカネハ ワレハイランノデ コジインナリニオイテイクノダ』

バウンティハンターというか義賊めいた事をしているだけだ。それよりも奴隷商は気にくわん。奴隷制度も気にくわないが、
政治には興味が薄い、少しでも出来る事としたら命を狩って弱者に金をばらまく事しか。

『フム コノカッコウデオウトニイクト マッサキニ ワレガアヤシマレルノデ ヘンゲヲトクカ……。
ガ、オドロクナヨ。コヨイノコトハ ユメトオモッテクレ』

奴隷たちをちらりと見た、女子供達は 大差抵抗も出来ない。放置は考えていない、そのまま置いておくと
第二の人攫いが発生しそうだ。王都に連れて行くのは不味い。
では、と黒尽くめの恰好が揺らいだー 数秒もかからないうちに居たのは ケモミミケモシッポの少女だった、服装も色々と変わってる。

「で、だな、あたしの領地で保護しちゃダメか?いい案があればそちらに渡すのも吝かではない。」

カレリア > 「それはまぁいいご趣味で…初めて貴方の趣味がいいと感じることができましたわ。」

そう頷く、孤児院に置いていくというのも何だか格好つけすぎな気もするがやらない善意よりもやる偽善
何であれそれで救われるものが居るのならそれはいいことなんだから

「変化…?……は?リュウセン…様?」

現れたのは富裕地区で自分の買い物を手伝ってくれた恩人…だが、どうして彼女がこんなところに?と何度も瞬きしている

「いえ、それはいいんですが…え、領地?
……以前から聞きたかったんですが、貴方は何者ですの?」

リュウセン > 『マジメにフダンカラマイテイルノダガ。セリフガボウヨミダ』

いや、普段から孤児院 教会 母子家庭に慈善しているのだが信じて貰えないらしい。
まぁ こんな胡散臭い存在じゃ見た目で損しているか、仕方がない。
変化を解けば どこに収納していたか不明な耳と尻尾がシュルリと出た。
出ただけで 魔力感知が出来るのなら 感知してほしい あまりない事も分るだろう。

「うむ、外見だけ化けた。 あくまで外見だから 本職には負けるな!」

大した手伝いもしていないと思っている、今日?マジで偶然です。
懸賞金のかかっている奴隷商とその一味いずれか、狼の群れを殺 を行いに来ただけ。

「あたし? 領地持ち。一寸北にあるけど住めなくない。
何者… もふもふ行商人じゃ納得してくれんよな。  魔王をしておる。」

さらりと何かナニモノに対しての事を言った。魔王、と。