2015/12/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にリーシャさんが現れました。
リーシャ > 港湾都市からの帰り道、少女は久方ぶりに野営をしていた。
夜気の中に火を焚いて、先ほど獲った野生の兎を解体する。
普段使う刀剣ではなく、小さなナイフを器用に操り、肉の塊をいくつも作る。
一部分には塩を降って火の上へ、またある部分は骨と一緒に煮込んでスープに。
毛皮については街で売るべく、しっかり手入れをしておいた。

「――さて、こんがり美味しいお肉になぁれ♪」

油の焼ける良い匂いがする中で、スープに玉葱と人参の乱切りを落として、堅パンを取り出して浸す。
チーズを乗せれば簡単オニオングラタンスープだ。熱々になるまでグツグツと煮込みながら、鼻歌交じりに野営料理。
こんな街道の道端でも美味しいものは食べられるのだ、とご満悦な少女である。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に魔王アスタルテさんが現れました。
魔王アスタルテ > (今日は魔王のお仕事で、この近辺の地に赴いていた。
 この近辺で大きな魔物の集団が無意味に暴れ出したという事で、魔王の威光を持ってして沈めたところだ。
 その魔物には住み心地の良いダンジョンを与えたので、しばらくは大人しくするだろう。

 今日は四天王は別任務に就いている。
 アスタルテは一人、街道を歩いていた。
 そんな時、なにやら良い香りが……)
「美味しそうな匂いがするねー。
 こっちかな?」

(食べ物の匂いに釣られて、リーシャのもとにやってくる)
「わぁ~、リーシャちゃんだぁ~♪
 はろ~♪」
(アスタルテは無邪気に笑い、リーシャの傍に駆け寄る。
 そしてリーシャに、無邪気な笑顔を向けた)

リーシャ > くつくつと沸き立つコンソメスープ。火から遠ざけて少し置くと、肉もそろそろ頃合いの様子。
程よく焼けている様子を確認すると、ナイフでさくさくとそぎ切りにして、柔らか目の白パンの上に乗せていく。
いわゆるサンドイッチのような形にして、後はデザートに近くの茂みから採ってきた野苺を添えると

「ふふ、いい感じのごはんー♪――っと、誰か来る感じ?」

何かが近づいてくる気配に視線を動かしつつ、サンドイッチをがぶり。
兎肉の豊かな味わいを塩が引き立てて、小麦の甘さがまた食欲をくすぐる。
もぐ、もぐ、と食らっていれば現れるのは金髪の魔王。見知った相手であれば手を振り。

「んむ、あひゅはるふぇ……んぐ。アスタルテだ、こんばんは。お散歩?」

ちょうどサンドイッチは2つある。半分に分けるにはちょうどよかった。

魔王アスタルテ > (手を振ってくるリーシャに、元気よく手を振り返すよ。
 そして思わぬ場所でのリーシャとの再開に、アスタルテは嬉しそうにはしゃぎだす。

 散歩と問われれば、軽く首を横に振る)
「ちょっとお仕事でこの近辺に出向いていたんだよ。
 あははー♪ こんな場所で可愛いリーシャちゃんに出会えるのは嬉しいなぁ♪

 リーシャちゃんは、冒険中かな?」
(きょとんと、無垢な仕草で首を傾げる)

リーシャ > 「仕事かー、魔王様は大変だねぇ。――ボクはちょっと港湾都市で遊んできた帰りかなぁ」

首を傾げる少女に答えると、空間の隙間からカップを2つ取り出す。
銀製の其れは、常にしっかりと磨かれている使い込まれた代物だ。毒を注ぐと色が変わるから、冒険には必需品である。
少女は加護故に毒など効きもしないが、他の皆はそうでもないことが多いから、毒草などの判別を兼ねて使っている。
万が一の時は売れば路銀にもなるから一石三鳥くらいある、素敵な食器だった。
食器の中にスープを注ぐと、サンドイッチを1つと野苺を添えて、そっとアスタルテの前に置く。

「もし晩御飯まだなら、一緒に食べない?――魔王様には似合わない野性味溢れる野営料理だけどね」

苦笑しながらスープを一口。骨と筋から取れた出汁に、野菜のうまみが溶け込んだ野性味溢れる味だ。
程よく煮こまれた肉も、チーズのせパンも入っているから、割と具沢山な一品である。
味は野営料理故に単純だが、雑な美味しさ、という点では楽で満足だった。

魔王アスタルテ > 「今回のお仕事は比較的楽かな。
 ちょっとやんちゃしてる魔物達に『めっ!』って言いにいくだけだったからね。
 そっかぁ。港湾都市のハイブラセールは楽しい施設が多いもんね」
(カジノあたりで負けちゃうと、楽しいどころじゃ済まなくなっちゃうかもだけどね。

 リーシャにより、アスタルテのもとにスープが入った食器にサンドイッチと野苺を添えて置かれる)
「わぁ~い♪ ありがと~、リーシャちゃん~。
 リーシャちゃんの手料理が食べられるなんて、あたしって幸せものだね!」
(嬉しそうにお礼を言いながら、リーシャに抱きつこうとする。
 そして、リーシャの頬に自身の頬をスリスリ~。
 この状況に乗じて、愛らしいリーシャの暖かくて優しい肌を堪能しちゃうよ!)

「あたし、お腹ペコペコだったんだよねー。
 というかね、実は良い匂いに釣られてやってきたりね!
 それじゃあ、いただきまーす!」
(しばらくリーシャを成分を蓄え、一旦離れて食事に入る。
 まずはスープに口をつけ……。
 そのあまりの美味しさに、目を見開く)
「これ……すっごくおいしいね!」

リーシャ > 「おや、そんな子達が居たの?適度に懲らしめたらいい小遣い稼ぎできたのになぁ。――ん、闘技場の方だよー、ボクは賭け事はあんまり得意じゃないし、何よりカジノに入れるほど綺麗なお洋服持ってないしね」

皿を勧めて、代わりに受けるのは抱擁。
受け止め、受け入れ、擦りつき返す。全く可愛らしい娘だと思う。
ヒョイ、と軽々彼女を持ち上げると、膝の上に乗せてしまって。

「それならまず食べてご覧よ。野性味溢れる料理だけれど、不味くはないから」

肉を焼くときはしっかり下処理したし、乾燥させた香草などで香りもつけてある。
肉は噛みしめれば程よい脂と肉汁を溢れさせて、スープは玉葱の甘味が聞いた一品だ。
おいしく食べる様子には、そっと頭を撫でながら。

「ふふ、美味しそうに物を食べるのは、親子で変わらないみたいだねぇ」

今は何処で何をしているやら、な娘の事を思いながら、柔らかく微笑みを浮かべていた

魔王アスタルテ > 「あははー♪ 冒険者からしてみれば、良い金づるを潰しちゃったね。
 アケローン闘技場だね。
 リーシャちゃんは腕試しとかで、結構ああいった場所で刃を交えたりとかよくするの?」
(逆に言えば、冒険者が攻略できるダンジョンをまた一つ用意したとも解釈できるが。

 抱きしめて、頬をすりすりしていると、リーシャに軽く持ちあげられる。
 そして、リーシャの膝に乗せられると、そこにちょこんと座った。
 嬉しそうに、そして無邪気に微笑みながら、リーシャにもたれかかる。
 ここならずっと、リーシャの肌を堪能してられるよ~!
 きゃはっ♪)

(そしてリーシャに勧められるがままに食す。
 彼女の言う通り、野性味溢れる味が舌に蕩けて、幸せな気分になれる。
 『美味しい』というのが、はっきりと表情に現れる。
 リーシャに頭を撫でられれば、これまたご機嫌そうにリーシャの方に身体を預けるのだった。
 嬉しいのか、アスタルテの翼も少しパタパタ動いている。
 その仕草はまるで、甘えたがりな小動物かの如き。

 そして親子で変わらないと聞けば、リーシャの膝に座るアスタルテは彼女の方に向く)
「親子で変わらないかぁ。あははー♪ それはなんだか嬉しいなぁ♪
 この前ね、ミリシャと会ったよ。
 こんなにも早く、あたし達の娘が生まれてきてたものだから、びっくりしちゃったよー。
 すっごく可愛くてね、もう存分に可愛がっちゃった~。
 あははー♪ リーシャちゃんとあたしの娘が可愛くないわけがないんだけどね!」
(嬉々とした表情で、娘に会った事をリーシャに話す。
 柔らかく微笑むリーシャに、アスタルテも優しげに微笑むのだった)

リーシャ > 「まぁ、お金には困ってないけどね――ん、そうそう。ボクは良く行くよー。勝っても負けても楽しいしね」

勝てば栄誉を、負ければ屈辱を。体を作り変えられてしまったがゆえに、淫蕩な屈辱も楽しみに変わっている。
膝上の小さな魔王は、可愛らしい様子を見せながら自身を堪能している様子。せっかくだから抱きしめながら、頭上に顎を乗せてむぐむぐとパンを食べていた。

同じく膝上では料理に舌鼓を打っている魔王がいる。そのほっぺをつんつんぷにぷにといじりながら、少女も同じく小さな女の子の柔らかさを楽しんでいた。

「ん、ミリシャに会ったんだ――あの子もとりあえず、いい感じに育ってくれたから何よりかな。お陰様で色々されちゃったけど、それでもまっすぐいい子に育ってくれたよ。ん、そだね。ボクとアスタルテの子が可愛くないわけないよ――♪」

彼女の話には同意を示すと、あふり、とあくびをしてから抱えてゆらゆら。食べたら眠くなる。そんな、三大欲求に忠実な少女はアスタルテを湯たんぽのようにしながら寝入るつもりでいた