2015/11/22 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルーキさんが現れました。
■ルーキ > 「――― ……騒がしいな」
此処らが、ではなく。ティルヒアの脅威に晒されているこの国が、だ。
オッドアイの瞳を周囲にくまなく走らせながら街道を歩く。
向かう先は王都。特別用があるわけでもないのだが―――
恐らく我が家は、兄弟・父と共に大した興味を――この戦争に――示すことはなかろう。
長らく彼らの下で暮らしてきた経験がそう物語る。
ため息を吐き、少し足を速めた。
■ルーキ > 別段、戦場に足を運ぶ気は無かった。
あるにしても遠目で戦況を眺めるだけだ。
そういった見物を愉しむ程暇でもなかったし―――
「怪我したくもないしな」
そう呟いてむき出しの二の腕を擦った。
人形の身である為、リカバリの方法も勿論あるのだが――面倒。
そんなことを考えながら、大樹を見つければその根元に近寄っていく。