2015/11/05 のログ
■シオン > 何か警戒されているようで、立場的には逆はあり得るが人間を警戒する必要などあるのだろうか…凄く好奇心を刺激される。
「やっぱり魔族さんでしたか…。頼まれただけで、詳しくは知らないですよね、そこそこ珍しいものもあるみたいですけど…」
メモへと視線を走らせて、少しだけ読むがやはり何も書いてなかった。
頼んだ人を考えれば薬とか魔術系統の材料だろうとは思うが、やはり知識が無いので何とも言えなかった。
「何でも屋なんてやってるんで、あんまり用途とか気にしないんですよね」
相手が立っているのに座ったままだと見上げる形になり流石に首が疲れてきて立ち上がるが、身長差があったのでやはり見上げることには変わりないが幾分楽になる。
■ロト > 人は弱いが狡賢いと聞く。一応の警戒心はあっても宜しかろうと、言う意味で警戒心を持っていたが、これ位なら聞かれればそう答えるに限る。
「この角で大体分ってしまうのですが。魔族、にしといてください。 そうですか、草の採取…。」
採取とすれば薬草、毒草、食草位しか思いつかない。
調合用の草は採取を経て調合されるとは聞くが その辺の知識は一寸足りない。
どうやら彼は 頼まれただけの何でも屋らしいので、仕事以外の知識はないと聞き取れた、ま、であろうな、と思い
「そう、夜は魔物が出るから一人で自分の命を守れなければ 夜の採取はお勧め出来ませんわよ?」
その魔物は今だったら 人からするならば己と言う事に為るが。
「椅子」
身長の差を気づくのに数分経過した後に気付いた。徐に異次元収納より むんずと何処からともなく取り出したのは 椅子。
それをその場に置くとそれに向けて腰を下し
「気づかなかったわ、これで楽になるでしょう?」
■シオン > 大体分かるとは言うのだから純粋には違うのかもしれないが、角で分かるほど詳しくは無い。
何より、気にしないのが一番大きい…自分からすれば種族よりも危険かどうかだけで十分だった。
「出来れば僕も昼間で目的のものが見つかるなら昼間やるんですけど、光る茸は夜じゃないと見つけにくくて…」
確かに危なかったかも知れない。
身軽さには自身はあるがこの街道では、逃げるのに必要なのは純粋な足の速さ。
年齢からすればかなり早いだろうが、所詮は子供の足で直線距離を走れば、ある程度の人には追いつかれてしまうだろう。
「やっぱり魔法て便利ですね」
椅子は相手が楽になるためではなく、自分と視線の高さを合わせるために出したことに少しだけ驚く。
その気遣いに笑みが浮かんでいた。
「優しいんですね、お姉さんは…」
街道で椅子に座っているのはちょっと不思議な光景ではあるが、その気遣いが何より嬉しい。
傍に置いてあった明かりを手に取り、少し相手との距離を縮める。
椅子に座ったということは近づいても大丈夫ということだと解釈しておく。
■ロト > 魔族は基本外面で分る種族だと思う。角にしろ翼にしろ気配にしろ。
何かしら外見に特徴があるともいうのだ、全くない方々もいるので一概にこう、と言えないのは悲しいが、
気配がやばくて大きくて禍々しいのは 魔族をすべる魔王位ではと考えるに止め
「光る茸…食用ではなさそうですわね、茸は非常に厄介ですよ?触るだけで被れる茸もあるのですから」
「それでも食用の茸はこの季節 一番取れ処もあっておいしい食材ですわね」
街道で椅子に座るのは違和感あるのか。然し 立って話すより座った方が休まると思うのだけど如何と思われるか。
仮に少年が逃げたとしても追いつけるとは思う、その後が大変だと思うのは黙っておこう。
「魔法…かしら、能力になるのだけど」
これ、と「椅子」と追加で何処からともなく取り出したのは、
折り畳み式の椅子。それを彼の方へと 地面を滑らせて 彼の手前で止まる様に操作すると、
止まるや否や座れるように立ち上がって かたんと音を立てて静まった。
「お座りなさい、そうかしら?始めて言われた気がします」
ランタンの光なのか別の明かりなのか、此方に近づいてくる少年に 彼の方へと向けた椅子に座ってはと諭そうか。
■シオン > 「この茸は流石に食用ってことは無いと思います。被れる…そう言えば草もそうですよね、気にして無かったです」
この茸を食べている人がいたら流石に覚えていることは間違いない。
ただ茸がおいしいのは確かにこの時期…後で昼間取りに行ってみようかと思った。
新たな椅子を出してもらってそれに座らせてもらうことにする。
「自分にとっては魔法も能力も同じに見えます…不思議な力って括りでですけどね」
そうして相手がこの場を去るまでその場で話すことになるだろう…問題はこの夜だけで仕事の目的が達成できたかは怪しいというところだろう。
■ロト > 「他に食べたら幻覚を見たり 笑いが止まらなかったり 様々な毒茸も跋扈しますから 茸を採る際は 手袋が必須ですわ。」
少なからず触る事で被れるのだから、採取にしろ手袋はした方がいいと告げて置く。
夜でこれだから昼間もし訪れるのなら、
「熊よけかの 鈴は付けた方が良くてよ? この辺は分っておりましょうけど。」
「同じに見えるのはそう、一寸した技能なのだけど 色々とあるわよ、不可思議な力は そう例えば」
暫く会話を楽しむと椅子を回収し、やがて帰り支度を整えると椅子諸々も仕舞い込んでその場を普通に歩いた事だろう、
明日も早い事を告げてから お先に、と転移魔法を付けてもらうと それらに乗って 帰宅した事であろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からロトさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシオンさんが去りました。