2019/04/11 のログ
ご案内:「夢幻窟」にフレアさんが現れました。
フレア > 「では、ここで待機していろ。客が入れば回す。」

こくりと頷いて室内へと入っていく。案内をしてきた男はさっさと下がってしまう。
室内にはすでに香が焚きしめられており、耐性の無いものであればすぐに影響が出始めそうだ。
しかし、この魔女はそうではなく…。

「…日雇いとは言え乱暴な事。」

娼婦の仕事で小銭を稼ぐ。薬品の知識もそれなりに。
という触れ込みで、貴族のパイプを使って入り込んでみた。
と、言っても日雇いで構わないと言ってある。さして長居をするつもりもない。
新たにできたこの奇特な娼館に少しばかり興味があった、という事だ。
さすがに使っている薬品のレシピなどを教えてくれるわけもないが…。

隅に並べられた小瓶達。これを使ってここの娼婦達は『仕事』をしているのだろう。
一つ開けて、匂いを嗅いでみる。なかなかに強そうな香油の香り。

「…ふふ。少しは面白いわね。」

自然と笑みが零れる。使っている材料はわかるものもあればわからないものもあり。
知識として得るだけでも面白い。客が来ればもっと楽しめそうだ。
香油の簡易的な説明書を手に取って、読み始める。さて、今日この堕落を誘う館に来る客はいるのだろうか。

フレア > こんこん、というノック音。
控えめなのは女性だからか。

「…ふふ。」

魔女は艶やかな笑みを浮かべて来客を出迎える。
不思議な夜を体験してもらう為に。

ご案内:「夢幻窟」からフレアさんが去りました。