2023/07/23 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエルビー・カルネテルさんが現れました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエルビー・カルネテルさんが現れました。
エルビー・カルネテル > 先日昆虫採集を楽しんだ余。
結果は少し思ってたのと違ったけど、とても楽しかった。
なので今日はプールを楽しみに。

学院の中にもプールはあるのだけど、こっちの方が面白そうだったのだ。
一人で来た余は水が流れる滑り台を数回滑り落り、いい具合に疲れたのでソファで寛ぐことに。

「こっちのプールはソファなんて洒落た物もあるのだな。
座り心地も良いし、これは最高だぞ。」

ソファは濡れてもいいような素材を使いつつ、適度に柔らかい。
丁度物陰で太陽からの照り付けもほどほどだ。
これは良いと、余の口元も綻んでしまう。

エルビー・カルネテル > ぎゅるるる~~~…。

いかん、腹の虫が鳴って来たぞ。
泳ぐというのは予想以上にエネルギーを使うんだな。
ル・リエーには初めて来たのだが、何か食べ物を売ってるのだろうか。

学院のプールと違ってお洒落な人が多いし、ひょっとして余みたいなお子様は場違いなのだろうか。
余はきょろきょろと周りを見渡す。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエマ・リチャードソンさんが現れました。
エマ・リチャードソン > 「あ、先輩!先輩もプールですか?」

にぱっ。っと子供らしい素直な笑みを浮かべて近づいてくる後輩。子供同士、と言ったら先輩相手に失礼なのだろうがエマの方では親しみを感じていたため顔を覚えていたのだ。

「おつかれ……です?」

かくり。と可愛らしく首を傾げてそう聞いた。ソファで休んでいるのだから元気いっぱいという感じには見えない。

エマの方は元気たっぷりで水遊びを堪能していた模様。子供らしく素直に楽しんでいたのだが不必要に膨らんだ胸や尻は押さえつけるようなスクール水着を着用しても存在を主張してしまうほどのボリュームを持っているようで。

エルビー・カルネテル > 「お~~…誰かと思えば。
エマではないか!」

声を掛けられ、振り返るとやたら綺麗な年下。
あまり交友関係の広くない余は直ぐに名前が出てきた。

「お疲れと言うよりは腹が減ったのだ。
水の流れる滑り台を10回も滑ったら流石に疲れてな。
ここって中で食べれるような店とかあったか?」

エマは全身が濡れており、ついさっきまで水遊びを満喫した様子。
余と違って元気そうだ。おまけに水着越しに主張する身体が凄いメリハリきいてる。
それはそうと、エマはここには詳しいのだろうか。

エマ・リチャードソン > 「あ、あっちにありますよ!!」

詳しくはないどころか初めてである。貧民街、つまりスラム街育ちの元少年がこんなところに来たことがあるはずがない。

でもそれゆえに目ざとくはしっこいエマは屋台の置いてある場所くらいは把握していたのだ。お金が無いので縁があるとは思っていなかったけれど。

「一緒に行きます? ……あ、そのまえに更衣室寄らないとですね」

ふへっと緩い笑み浮かべてから、んーと少し考えてそう口にした。お財布は更衣室のロッカーの中。鍵を見せて男子用の更衣室の前で待ってればいいですか?と問いかけた。自分はどうしようかなーと少し悩んでいる様子。

こういうところの屋台が安そうなイメージはあまりないので出費削減とお子様でもあるお付き合いの狭間で考えていて。

エルビー・カルネテル > 「おお、すまんな。」

エマが示す先には屋台が並んでいる。
凄いな、ここ。
余はエマに礼を告げるとソファから起き上がる。

「当然、一緒に行くぞ。
それと財布についてだが、余はいつでも出せるので気にしなくていいぞ。
エマは何が食べたい? 折角だし一緒に食べようじゃないか。」

余は魔法で虚空から財布を取り出す。
この辺りは余からすれば当たり前のこと。
そしてこの機会だし、エマともう少し仲良くなりたい。

エマ・リチャードソン > 「ふえっ!?!?なんかすごいです!!」

目を真ん丸にして素直に驚く小娘。ぱちぱちと手を叩いた。

「流石です!!カルテネル先輩凄いですよ!」

おめめきらきら。純真な少女なのである

「私……ですか?なんかお肉とか甘いものとか?」

首かくり。子供らしい素直でわかりやすい欲求であった。エマの方も先輩ともっと仲良くなりたいと思っているようで二つ返事で頷いた。おごりに関しては相手が先輩だしどう見ても屋台のお金で困るようにも見えないから素直に甘えてしまおうかなと思って。

エルビー・カルネテル > 「そうだぞ、そうだぞ。
余は凄いのだぞ。」

素直に褒められるし、拍手迄されちゃった。
余は鼻を高くして悦に浸る。
う~~~ん、良い後輩だ。

「いやいやいや、エルビーで良いぞ。」

…むしろ外でカルネテルとか呼ばれる方がやばそうだ。
余は目を輝かせているエマの耳元で囁く。

「よしよし、それなら余が選んでしまうぞ。」

屋台の中でパイを売ってる店があった。
肉も甘い物も食べたい余はミートパイと林檎パイを一枚ずつ買った。
近くにテーブル席もあったので、エマに声を掛け、腰掛ける。

「一枚ずつだから半分個といこうじゃないか。
ほれエマ、あーーーん。」

余は先にパイの一切れを手に取り、エマの口元に差し出す。

エマ・リチャードソン > 「はい!エルビー先輩ですねっ!!」

素直で良い子なエマは、ぐっ。と身体の前で手を握り締めてからこくりと頷いた。たゆん❤身体を動かしたので青少年の教育に悪そうなおっぱいも派手に揺れた。

「あ、おいしそう……」

食べる前からふにゃふにゃな顔してしまってるエマはあーんして貰えると素直に小さい口開いてぱくり。と口にした。

「おいしい!ありがとうございます!!」

咀嚼し飲み込んだ後、軽く口を押えて驚きを表してからすっごく嬉しそうな顔でお礼を言った。エマは幸せそーな顔でぱくぱくと勢いよく食べ始め。お金が無いので我慢していただけでプールで身体を動かしたのだから普通にお腹は空いていたのだ。

エルビー・カルネテル > 「先輩…うむ…気分がいいな。」

余はこうして持ち上げられるとめちゃくちゃ喜ぶ性質。
おまえにエマは動くたびに胸が揺れたりと、まあ凄い奴だ。

「水の中というのはなかなかに体力を使うからな。
これからは余を見かけた時は遠慮なく言ってきていいからな。」

エマは平民の出だった気がする。
多分だけど、今も無駄遣いしない様に我慢してたのだろう。
上手そうに食べている。
というか、勢いが凄いな。

余もエマに負けじとパイを口に入れていく。
ミートパイを食べると、次は林檎パイ。
肉で腹を満たし、林檎の甘い味を楽しむ。
エマの幸せそうな顔を見て食べるのは最高だ。
夏を満喫してると思う。

エマ・リチャードソン > 「ありがとうございますっ!いーっぱい頼らせて頂きますね?」

にへらっ。人懐っこいお人好しで素直な笑みを浮かべるエマ。
ごちそうさまですっ!と口にした後に飲み物をやっている屋台をちらと見る。ぢー。非常にわかりやすかった。暑いし泳いだし水は欲しくなるよね。とは思うだろうか。

「そうですよね。なんか、わーできゃーでどばーん!!ってしてると何時の間にか疲れているのですよー」

ヘふと溜息を。エマの方も夏を堪能しまくっていた様子。

エルビー・カルネテル > 「良いぞ、良いぞ。
余はエマのように可愛い後輩に頼られると気分がいいからな。
よしよし、次は何か飲み物が欲しいか。
好きなのを買ってきていいぞ。」

エマは愛くるしい顔を見せてくる。
上機嫌な余は財布を手渡し、何を選ぶかエマに任せた。
エマの顔が喉が渇いたと訴えていたから。
うん、今日の余はちょっとおかしい。

「そうだな。
泳いで疲れたら休憩しないとな。」

エマ・リチャードソン > 「ふえっ!?ありがとうございます!!」

今日はありがとうしか言ってない気もするが良くして貰ってるのだから仕方が無い。

「こんなのどうですか!二人で飲めるの買ってきましたっ!!」

二人の間に買ってきた大きめのドリンクを置いてからお財布を返しどやっ!と胸を張るエマ。

恋人同士で一緒に飲む定番アイテムなのだがおこちゃまエマは気づいていない。ハート形のストローはわりと恥ずかしいアイテムかもしれないがエマは気づいてないから無問題。エルビー先輩は流石に気付きはするだろうか。

エマは男の心も知らず小さい口をちょっと開いてストローをはむと咥え一緒に飲みましょーと無邪気すぎる笑顔を先輩に向けるのであった。

エルビー・カルネテル > 「は、は、は。
可愛いエマの為なら当然のことなのだ。」

余は椅子に座って踏ん反りかえっている。
センスがあれば扇いでる所だ。

「おぉぉ!?
エマよ、これまた凄いのを買ってきたな。」

中身は果物のよく冷えたジュース。
グラスも透明感があって涼し気。
だが、これはいわゆるラブラブカップルの選ぶアイテムではないのか?

余は面食らってしまうが、エマは普通に飲もうとしておる。

「よし、飲むぞ。」

余は急に汗を掻いてしまい、鼓動が高鳴るのを実感しつつストローに口を付ける。
面と向かい合った状態になるのでちょっと気恥ずかしい。

エマ・リチャードソン > 「おいしい❤」

ふにゃり。エルビー先輩の目の前でうれしそーにするエマ。今日はずーっと嬉しそうにしている、エルビー先輩の好感度はエマの中でストップ高な模様。

「どうかしました?」

おいしいおいしいと飲んでいたが、目の前の先輩の様子が変でぢーっと見つめた。無茶苦茶近い。なおエマの顔は可愛いし数年経てば美人になるであろうとは思わせる造形である。

「暑いです?」

その距離でおでこに手をぴとぉ。熱は無いのだろうが別の意味で火照っている可能性はあるかもしれない。

エルビー・カルネテル > 「うむ、美味いな。」

いや、美味いんだけど。
美味いんだけどさ。
飲んでるはずなのに味がちょっとわからん。

「いや、まあ、美味いよな。」

急に余の前に顔が近づき、こちらを伺う。
可愛いし嬉しいのだが流石に近すぎるぞ。
余はストローからジュースを飲みながら固まっている。

「そうだな…ちょっと熱くなってきたかもしれんな。」

余の顔は少し赤くなってる気がする。
さっきからスキンシップが激しくて余の思考は止まりがちだ。

エマ・リチャードソン > 「あっ!熱あるじゃないですか!?」

ぴとっと触ると顔は赤いし熱っぽいし。主原因は自分だと気付かないエマは問答無用で先輩引っ張って日陰の涼しいベッドに行こうと。

先輩が抵抗しないのであればエマに抱きかかえられるような感じで引っ張られ身体を密着されながら個室にあるベッドに運ばれるのだろう。

エマはどういうところかわかっていないが先輩の方はそういうところではないか?と気づいてしまうかもしれない。ちびっこ2人が寝ても余裕な広さのベッドに冷房も効いてて人も入ってこなさそうでなんならゴムまで完備されている。うん。エマのようなおこちゃまで無かったら何のための部屋なのかは明らかだね!

「先輩身体弱いんです?」

ぢー。心配そう。でも先輩が健康だからこうなっていそうな気もする。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエマ・リチャードソンさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエリビオさんが現れました。
エリビオ > 眩い陽光がじりじり焼くように降り注ぐ昼下がり。
夏を迎えて伸び伸びと映え渡る梢の天蓋から幾つもの光輪が斑模様に水面を彩る。
その水面に僅かな波紋を広げて浮かぶ影がある。
梢の隙間から溢れる陽光に眩そうに黒瞳を眇め。

「暑い……」

ひんやりとした水に浸かって尚、茹だるような熱。
せっかく遊泳にきたのにその足は沈まぬ程度に水を蹴るだけ。
周囲には遊ぶ人影も少ない。
少しでも日陰に向かおうと背泳ぎで水を掻くが、どこもかしこも追い立てるように日差しが溢れるのに。
濡れた黒髪張り付く顔をげんなりと眉を下げてしまった。

エリビオ > 眩い日差しを腕で隠して。

「あー、冷たいシャワーでも上から降り注がないかな。」

忌々しげに呟いて手ですくい上げた水を頭上に振り翳し。
飛沫となって肌を打つ水滴に心地よさそうに瞼を閉ざしていたが。

「そうだ!」

地に足をつけ、両手で掬い上げた水を凝っと眺める。
薄く開いた唇からは声ならぬ呪文の詠唱。
魔法めいた古代文字が両手の周りに巡り始め。
薄紅色に発光――途端、掬う水が円形に回転し始め。
頭上にと勢い良く打ち上がり、冷たい慈雨を水遊場に降らせていく。
黒髪に、頬に、ミストのように柔らかく降り注ぐそれに頬を緩めて。

「少しは、涼しくなるかな?」

掬い上げた水を次々水球に変えて頭上に放っていった。

エリビオ > 茹だる暑さの水遊場に幾つもの雨を降らした後にその姿は消えていた。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエリビオさんが去りました。