2023/06/26 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にオウルさんが現れました。
オウル > ……流れている。
それはもう流れているとしか形容し難いほどに流れている。
普段はル・リエーの水遊場なんて滅多に利用しない少年はギルドの仲間に押し付けられたチケットを使って……流れていた。

ル・リエーの水遊場の中層辺り。
貴族も平民も利用する俗に言う流れるプールのある階層。
泳ぐにしても一人、水遊びするにも一人、何もする事が浮かばなければ、流れるプールとやらで流れに身を任せ、仰向けになって全身脱力しながらプカーッと浮くことしかやる事が浮かばず、現在それを実行中である。

普段見せない脱力した何とも表現しがたき表情で、誰かにぶつかる事など気にせずに、流れ、流れてぐるぐるぐると…。
時々思い出したように瞬きをする事から溺れているわけではないことは周囲に通じていることを祈る。

今日は暑かった。
日中はギルドの仕事をして王都の中を駆け回った。

今日は暑かった。
もう後は此処で全力でぼーっとして身体を冷やしてもいいよねって感じでぼんやり流れ中である。

オウル > 暫くは浮き輪ならぬ浮き人である。
程よく魔力の膜を張る事で沈まぬように加減をしながら、只管に流れていく、どこまでもどこまでも……。

そうしているうちに眠気が来たか、魔力の集中が乱れると当然ドボンッっと沈むわけで、浮いてくる時はうつ伏せか、プカプカと浮きゴッと頭をぶつけると、慌てて顔をあげて、このままでは本格的に寝てしまうと、急いでプールを上がり更衣室の方へと行くのであった。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からオウルさんが去りました。