2022/12/26 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にパットさんが現れました。
パット > すっかりと寒い時期ではあるが水遊場は外とは違い暖かい。
なので時々には羽を伸ばした目にやって来ては泳いだりとしていて。

「ん~~、気持ちいい。ここで泳ぐのは一番いいかも」

室温だけでなくプールの水も程よく暖かいので泳ぐのも快適。
偶々に今使っているプールに他の利用者もいないので好きなように泳げては満足そうにして。
プールの中ほどで水中から頭を出しては大きく息を吸い込んで息を整え。

そして泳ぐのに疲れたのか力を抜いて水面に浮かび、天井を見上げるようにして一休みをして。

パット > そうしてゆっくりとプールを満喫して…。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からパットさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にバルゴラさんが現れました。
バルゴラ > 今夜ふらりと姿を見せたのは王都にあるル・リエーの水遊場。
大多数の平民と自分達のような貴族階級の人間達が入り混じり遊ぶ一番賑やかな階層と言える調度真ん中の階層である。

本来なら星空を見渡せる上層に行きたいが、泳げないのに一人は怖い、怖いと言うか万が一が有った場合助けを得られない場所に行きたくない。

そもそも泳げないのに何故此処に来たのか、そう問うならば答えは一つ、厄介な両親の気まぐれである。

具体的には両親からいきなり偶には平民と戯れるのが貴族の嗜みとか言い出し、どこでもいい、平民と貴族が一緒になって遊べる場所を見学してこいと命じられ、思い浮かぶ場所が此処しかなくて――…という訳だ。

きっと両親が自分と違い将来有望な平民の子供のパトロンにでもなったのだろう、それで偽善の芽が生まれたのか、平民も貴族も同じだ、オマエも貴族であれば格差など気にせず……と此処に居ない両親の中を想像するとこんな感じなのだろう。

どうせ1ヶ月持つまい。
だが、飽きるまで一応学院に通う金や諸々の恩恵を受けている身分としては逆らえず、こうして――…備え付けのベンチに座って本を読んでいる。

1時間ないし2時間くらいはこうしていれば、遊びに来たという面目は保てようか、水着の美女・美少女に興味がないわけではないが、凝視して鼻息を荒くする程に飢えているという事もないので、時々本の影からチラ見くらいはしないが、大半は読み飽きた本の文字を視線で追う。

一応は水着。
貸し出しの水着ではない持参物。
上に翡翠色のパーカー…魔法が付与されていてフリーサイズ、更に言えば仄かに温かい温度調節の魔法が付与されている。

――…水に入るつもりはないから、絶対に絶対にだ。

バルゴラ > 水中呼吸の魔法はダメ。
水中に適した身体に変化する魔法もダメ。
出来るのは以前何とか覚えた水鉄砲レベルの水弾くらい。
どうにもこうにも過去の一件で更に魔法が魔力の操作がヘタになり、練習あるのみでは少し限界が見えてきた。

完全回復まで相当時間がかかると考えれば、何かそれをフォローする方法を考えなければ、まずい事になるかもしれない、主に学院の成績な意味合いで。

「……水着姿を眺めているだけでは進展ないんだけども、仕方ないんだよな、うん、仕方ない仕方ない……。」

備え付けのベンチを占有し、文庫本サイズの小説を読み、少し鼻の下を伸ばしながらも、少々表情に憂鬱気な物が混じるのはそんな今後の対策への憂慮のため。

帰るのにまだだいぶ早く、さてどうすべきか。
あっ、あちらの美人さんはミレー族かな?と視線を吸われつつ、小さなため息を吐いて視線を直ぐに本へと戻し、自分自身の行動にちょっとだけ苦笑いを。

不安と性欲。
勝るのはどうにも後者のようで。

暫くは水着の美女を眺めながらの読書を続け、適度な時間になったら更衣室へと消える。
これだけ滞在していれば、まあ顔に泥を塗ることにはなるまいと…。