2022/10/02 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にダークネスさんが現れました。
■ダークネス > ほぼほぼ例外なく吸血鬼は水に弱い。
真祖と呼ばれる吸血鬼の吸血鬼たる吸血鬼はいざ知らず、自分のような後天的吸血鬼はたぶん須く弱い……と思う。
少なくとも自分は水が苦手で泳げず、本日は仕事ではなく唯一の弱点を克服すべくル・リエーの水遊場に来ていた。
場所は平民向けの階層ではなく中層。
ちょうど平民も貴族も混ざり合って楽しむある意味社交的な場所だった。
「…………溶けるよな………。」
吸血鬼が水で溶けるわけがないし、それは別に吸血鬼に限らず人間だって水で溶けるはずもない、だけども水辺に近づくだけで妙な不安に駆られる。
天然自然の川は足先を浸すぐらいは平気なのだが、それ以上はとてもとても……。
一応場に合うように水着を着用して色々準備万端であるが、入るには踏ん切りがつかず、更衣室や身体を洗うための簡単な水浴び場のある廊下近くの壁に寄りかかり、楽しげに遊んでいる人々を遠目から眺めていた。
最悪身体だけ洗って帰ろうかなとも。
■ダークネス > 最終的に水に入らずに水着姿で楽しげに遊ぶ人々を見るだけで終わる。
「気持ち的には前進したんだよ前進………。」
と、自分に言い訳をくりかえしながら更衣室に消えていく。
また日が高いうちに時間があるときはこようと、つぎこそ水につかろうと泳いで見せようと、心に決めて立ち去るのだった。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からダークネスさんが去りました。