2021/06/04 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にダフネさんが現れました。
ダフネ > 水遊びの経験はない、けれども興味は惹かれる。
≪お嬢ちゃんが可愛いから≫なんてヤニ下がったオジサン従業員から、
まんまとせしめた白いワンピースタイプの水着を着けて、
同じく借り物のピンク色の薄手の上着を羽織り、
弾むような足取りでプールサイドを辿り歩く間にも、
視線はあちらへ、こちらへ、きょろきょろと落ち着きなく。

「んー……ん、え、これ、くれるの?タダ?」

≪サービスドリンク≫と称して、小さなパラソルを飾った丸っこいグラスを渡される。
鼻先に近づけて匂いを嗅ぐと、ふむ、と目を瞬かせて。

「アルコールっぽい匂い、……だけじゃ、ない気がするなぁ……」

怪しいなぁ、と思う要素は、そもそもプールのそこここに。
さっきから時々、ぐったりした水着姿の少女をどこかへ連れ出す男たちの姿が見えるし。
けれども、まあ―――――

「………いっか。おいしそーだし」

人間用の薬なら、効かないかも知れないし。
そんなお気楽ぶりでもって、あっさりグラスの中身を飲み干した。
甘くて、冷たくて、――――――だけどほんの少しだけ、喉に絡まる。

ダフネ > 「―――…あ、れぇ……?」

なんだか体が熱い、というか、局地的にとても熱い。
具体的には、さっきから誰かの視線を感じていた胸のあたりとか、お尻のあたり。

≪そう≫あって欲しいと願う誰かの眼差しが、ろくに凹凸もなかった体のラインを変えさせる。
上着をぐっと押しあげる、ふたつの膨らみ。
それから、お腹の奥の方で始まる、ぐつぐつと煮え滾るような感覚。

ヤバいかも知れない。
そう思ったときにはもう、誰かの手で腕を掴まれていた。
あれよあれよという間に引き摺り込まれる先は、きっとどこかの物陰あたりかと―――――。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からダフネさんが去りました。