2021/04/01 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
政務、商売、社交界。
こなすべき仕事を終えた後、偶にこうしてのんびりと水に浮かぶ事が嫌いではなかった。
どうしても訪れる時間は夜半になってしまうが、寧ろその方が落ち着くというもの。
「……屋敷のプールとは、また趣が異なるものだよなあ…。
同じ様に手足を伸ばしていても、此処の方が解放感があるのだから不思議なものだ」
ちゃぷん、と水音を立てながら、温いプールの中を漂う。
泳いでいるのではなく、本当に流されているだけ。
人気が少ないのを良い事に、のびのびと羽…もとい、手足を伸ばして寛いでいた。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
こうやって水の中を揺蕩っている間は、諸々の雑事を忘れていられる様な気がする…気がするだけだが。
それでも、下手にベッドに横たわっているよりは、此方の方が身も心も休まる。
「……ちゃんと泳げるようになった方がいいのかな…。
しかし、今更水泳を習うというのも、王族としての威厳が…」
基本的に、体力もなければ運動センスも無い。
戦闘の時には、その膨大な魔力と召喚術で基本ごり押し。
従って、日常生活においてはひ弱も良いところの少年は
偶に近くを通る人の御呼びを見ながら溜息。
ぷくぷくと口の端から零れる溜息の泡が、何だかおかしくて少しだけ笑ってしまう。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
そうして、少年の休息は緩やかに流れていく――
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。