2020/12/29 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にハクさんが現れました。
ハク > 「うぬぅ、あと6時間にござるか……」

恨めしそうに男女兼用の更衣室兼トイレの建物に取り付けられている時計を見ながら、プールサイドにあるベンチに腰をかけて歯噛みする。
そんなハクの今日の格好は、男性向けのサーフパンツのみになっている。
そう、男性向けである。上半身を覆うための水着はなく、胸を晒した格好でベンチに座ったままガラス越しの陽気を浴びているのだった。

――なぜこんな事になったかというと、何ということはない。不運の一つだ。
ミレー族限定で水遊場に8時間滞在するだけで250ゴルド、という仕事があった。
種族限定かつ仕事でもない、という事から裏を取ってみたが……
ミレー族用水遊場という所に案内され、そして運が悪ければ他の客に性行為を働かれてしまうことがある、という程度。
しかも募集人数は50人であり、それも程なく埋まりそうだ、という事だった。

まぁ、50人もいれば物陰で静かにしていればそう無体な目にも合わないだろう、と考えた当時の自分を怒りたい。
なんと水着は現地でランダムに選んだロッカーのものを使わなければいけない、という内容だった。
試しに数人が開けて見た所とくに問題ない水着があったために安心したのもつかの間、まるで紐でしかないような水着のはいったロッカーを開けた少女もいた。
そして、可憐なワンピース型の水着の入った狼系のミレー少年の姿もまた見る事ができた。

水着の交換はできず、水着を着用しない場合は2500ゴルドの支払いと1年間の地下水遊場の勤務命令がくだされる事になる。
故にそういうハズレを引いた人も諦めて水着を着用して水遊場に行ったわけだが……
なんと自分の選んだロッカーに入っていたのは少年用のサーフパンツのみ。
というわけで、サーフパンツだけの姿で、こうしてプールサイドで時間を潰しているのである。

流石に羞恥を覚え、胸を隠したくもなる。
が、隠していると余計に目立つ、と親切なミレー族の女性に指摘されたため、できる限り隅っこのベンチでこうして時間を潰しているのだった。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にロロイさんが現れました。
ロロイ > 遊ぶだけではなく、単純に身体の汚れを落としたりする際に冒険者なども訪れる水遊場の下流。
冒険帰りに、稼ぎが足りなかった男冒険者も、ここに訪れた。
たまたま運が悪く…稼いだ金では水浴び場付きの宿に泊まれなかったのだ。

そういった時によく来るこの場所。
雑多で色々な連中が来るが、身体を流すだけなら問題ない。
水着も…縫製が甘すぎるものだが、無料で借りることができるのもありがたい。
それに、稀にだが…ナンパしたくなるような女性が居ることもあるのだ。

だから、ここに来るのにそれほど忌避感は無く…いつも通り、男用の水着を履いてプールへ。
特に泳ぐ予定ではなかったが、せっかくなので泳ぐことで汗を落としてから、プールサイドへ。
疲れた体を休めるため、歩きながら一息ついて…何か面白そうなことは無いかと視線を巡らせれば。

(ん…………?)

プールサイドに座る、サーフパンツ姿のミレー族の子供を見つける。
そういえば、入る時に何かミレー族が多かったように思う。
更に今日はいつもよりも、周りで妙な…喘ぎ声が聞こえることも多いような。
そんな中、ぼーっとしているその子供は…恰好こそ少年に見えるものの。

何か、違和感を感じる。
少年にしては、胸からお腹にかけてのラインがやけに女性的というか。
妙に視線を吸い寄せられる。

(……いや、まさかな。そんな痴女…じゃない痴幼女いないだろ…)

とは思いつつ。
乱れているこの国のことだ。どんな催しが…彼の知らないところであるかわからない。
だから、一応、そう、一応確かめる為に…少年らしき姿の近くにわざと座ろう。
そして、声をかけてみる。

「やあ、キミも泳ぎに来たのかな?」

反応を見る。
もしこれで、妙な反応…例えば羞恥などがあるなら確定だ。
もしかするとそれすらも克服した変態なのかもしれないが…それはそれで、癒してもらおうという魂胆で。

ハク > 時間さえ過ぎてしまえば何も問題ない。
プールから連れ出され、裏の茂みやトイレに連れ込まれているミレー族の男女――そう、ミレー族の少年が男性に連れ去られている風景も、見た――を見守りつつも、自分の番にならない事を祈るだけだ。
そう、別にミレー族に対して何も思わず、普通にプールで遊んでいる客もいるように見える。
だから――ここに近づいてきている男性がいることも感じながらも、こっちに来ないように祈るのだが……

「あ、んー?いや、わた、オレは、別に?
 ここの水遊場に、ミレー族を客寄せに集めてて、オレもそれに乗っただけだ……ぜ?」

隣に座りながら声をかけられると、反応しないのもまた不自然で。
だからこそ、頭の中で男性っぽい喋り方を考えながら内心焦りつつ言葉を紡ぐ。
もっとも声色を変えるような技能はない。だから、その声色は普段の少女らしいものになっている。

「そ、そんな事より兄さんも、ほら、あそこで泳いでる人たちに声かけるとどうだぜ?
 イケメンなんだから、女の子くらいチョロいだろ、だぜ?」

そして直ぐに彼に居なくなってもらおうと、少し遠くにいる小さなプールで遊んでいるミレー族の女性グループを指差してみるのだ。

ロロイ > (んん?)

間近で見れば…わかりにくいものの、確かに少女のような。
ただ、この位の年代は、声変わりなどがまだのことが多く、性別が分かりにくい事もあるが…。
その話し方に、逆に興味を惹かれてしまう。

何か慌てたような、不自然な話し方。
これはもしかすると、もしかするかもしれないぞ、と。
一度褒められてしまったが、それこそ…この呪いは、相手が女性であることが条件だ。

もし意識が奪われれば、それはそれだ。
ミレー族を集めているのなら…そういう目的なのだろう。なら、最悪はそれに乗ってやろうと。
もちろん、隠そうとしていることを暴きたくなる好奇心もあるのだが。

「じゃあ、君もちゃんと客寄せしなきゃいけないんじゃないかな?」

暫定少年がミレー族の女性グループを指せば。
そのグループはやはりすぐ声をかけられ、肩を抱かれ、乳房に触れられたりとセクハラ三昧だ。
あそこ割って入れば殴られかねない。
ペアか、多対一の構図ができる速度は速く…周りでどんどん淫らな気配が増えていく

「俺も依頼失敗して、鬱憤溜まっててさあ。あのボールとかで遊ばない?それなら、ちゃんと客引きしたことになるんじゃないかな」

ソロでここに来ているから、いつ帰るも自由だ。
せっかくなので、この面白そうな相手と遊ぼうと提案して…無料で貸し出されている安っぽいボールを指す。
水に沈んでしまうためプールサイドで投げ合ったりするものだ。水に落とさないようにして遊ぶこともあるらしい。
相手にとっては不都合だろうが、まだまだ相手に関わるつもりで。

ハク > 自分の指差した先を見るものの、その視線の先では女性グループが男性グループに絡まれてしまっていた。
となれば目の前の男性も少し肩をすくめるような雰囲気で振り向いてきて、軽い指摘を行ってくる。

(まぁ、それもそうでござるが……いやでも、別にそれがしが動く必要は本当にないのでござるのだが……)

客寄せであれば、そうするべき、と言われてむぅ、と歯に物の挟まったような顔をしてしまう。
次はどうやってこの男性を退ける言葉を出せるかと悩んでいた所でボール遊びを提案された。
見れば少し離れた所にある貸し出し屋の所にボールが並んでいる。

「あー、オレ、そんな運動神経よくねー、ですだから、んー……
 兄さん、あんま楽しくないかも、だぜ?」

豊かな毛の尾をもふ、もふ、と揺らしながら身じろぎする。
近くで視線を感じるとどうしても羞恥が強くなり、乳首がつんと尖ってしまうのだ。
ただ、それを気づかれないようにと考えて立ち上がる。

「でも、兄さんが遊んで満足するってのなら、オレ、やってみよう、かな、だぜ?
 じゃ、ボール借りてくる、だぜ」

少々頭の中がテンパってしまっていて、どうするのが最適か思いつかない。
とりあえず少し遊んでしまえばこの兄さんも満足してくれるだろうと思い、両手で胸を隠したくなるのをこらえながらボールを借りるためにそのベンチから離れて行こうとする。

ロロイ > 何せ、自分はあまり偏見自体は無いものの、この国ではミレーは奴隷とほぼ同義だ。
そんな存在が遊んでいれば、お仕置き、罰、などと称して連れ込まれても何らおかしくは無い。

「いやいや、軽ーく投げ合うだけでもいいんだよ。」

やっぱり話し方は不自然だ。
緊張を呼ぶ怖い雰囲気は出していないつもりだけれど。
何かもじもじしているようなのもまた、怪しい。

ただ、確かめるにはまだよく観察する必要がある。

「お?ありがとう。じゃあ待ってるよ。ゆっくりでいいからね」

ボールを取りに行ってくれるという相手に、快く頷いて。
そのもふもふの尻尾が歩いていくのを後ろからじい、と見る。
例え予想が外れていても、その尻尾に触らせてもらうだけでも癒されそうだ。

ただ一先ず…期待半分、冗談半分で…
借り物屋と話す様子や、ボールを選ぶ様子…帰ってくるところでも何か妙なところは無いか見ていこう。

ハク > ボールを借りにいく事をとくに止めたりするわけでなければ、頷いてすこし安心してからベンチから離れる。
プールの反対側にある貸し出し屋に行くために左右を見て、左側の先で少し水着をはだけかけている女性がいることに気づけば右側から回っていくことにした。

「っはー……」

後ろから視線を感じるものの、特に何か怪しむような声はない。
少しだけ安心して、両手を大げさに振りながらプールサイドを歩いていく。
その後姿はポニーテールが揺れる様子と、水着の穴から出た尾が揺れる様子は少女のように見えるかもしれない。

「おじさん、ボールかしてほしいんだぜ」

やがて何事もなく貸し出し屋にたどり着くと、ぶっきらぼうにお願いをする。
店主は少し面倒くさそうに適当なボールをとると、それをハクに投げ渡してきた。
それを素直に受け取り、胸元にぎゅっと抱くと尾を少しふりながらプールサイドを歩いて戻ってくる。

「兄さん、借りてきたんだぜー」

ロロイ > 「ふーむ」

やっぱり気のせいだったか、とは思うものの。
どうにも、その後ろ姿も少年の、というよりは少女の愛らしさがあるような。
ただ、確信は無い。
確かめるための案はあるから、それを実行するとしよう。

相手から、ボール遊びが苦手だという情報もあることだ。

「おーう、ありがとな。じゃあ適当に付き合ってくれるかな?」

あくまで優しく笑いかけながらボールを受け取ろうとして。
予定通り、少し離れてボール遊びを始めよう。

ボール遊びとはいっても、程よい距離で投げ合うだけだ。
何も難しいことは無い。
観察をしつつも…これまでを考えれば、隙を見せることはないだろう。
けれど、相手が言った言葉がいいとっかかりになる。

それを利用するため…何度か投げ合った後、声をかけよう。
丁度、相手にボールが渡った時だ。

「うーん、苦手とはいってたけど、ミレーなら自衛のために投擲ぐらいは覚えて置いたほうがいいぜ?
俺はそんなに差別はしないけど、他のとこじゃ酷いもんだろ?せっかくだから冒険者の俺が教えよう」

あくまで親切心。
それを装ってずいずいと相手に近寄っていき、その後ろに回ろう。
尻尾が心地よいが、目的は一応そこではない。

「腕をこう、引いてな。腕だけじゃなくて身体で投げるんだ」

などとそれらしいことを言いながら…相手の身体へと接触を試みよう。
あらたにかいた汗の匂いを漂わせながら、両腕を使って、相手の片腕と腰に触れようと
成功すればそのまま…尻尾ごとぐい、と密着することになろうか。

ハク > 想像していた通り、左側の道の先でミレー族の女性が押し倒されて交尾させられてしまっている。
もしあちらの道を通っていれば、その臭いで興奮してしまっていただろうことは想像に難くなく。
ふう、と少し安心した様子でお兄さんにボールを渡すのだ。

「ん、了解、だぜ」

ボール遊びを始めるとなれば、素直に距離をとってボールを投げ合う遊びをする。
実際はある程度の技術は冒険者としての基礎で身についている。
だが、流石に先程の嘘がバレるのはマズいと考えてランダムにお兄さんからズレた所にボールを投げては、「わ、わるいぜ」と謝る声をかけていくのだ。

「へ?あ、い、いやそんなあんまり気にしないで、いいんだぜ、っ!?」

やがていくらかボールを投げあった後、お兄さんが親切にもボールの投げ方を教えるとばかりに近づいてきて後ろに回る。
冬とはいえ、ガラスで覆われたこの水遊場は水温もありやや温暖だ。
だからこそ、その汗の臭いも感じ取ってしまって少しビクりと震える。
そのまま背後から手をとられ、腰に触れられると心音が高鳴り。

「お、お兄さん体でっかいし、筋肉質ですごいんだぜ……っ
 あ、いや、そんなしなくても、わ、わかるし……」

腕を取られて投擲のポーズをとらされる。それはつまり、両手を大きく開いて胸を張り出すようなポーズという意味で。
僅かな膨らみの上の乳首がツンと尖ってしまっているのを見られるのを隠す事はできないだろう。

ロロイ > 観察していると、淫らな雰囲気を放つ場所は避けているが、それは純真な性格ならあり得るともいえる。
ただ、近づいていけばしっかりと露骨に慌てる相手。ミレー族だからだろうか?
それを本当に確認するために…

「いやいや、大事なことだ。せっかく会えた相手が奴隷だなんていくら何でも気分が悪いからなー」

そんなことを白々しく言いながら肌に優しく触れよう。
教えるというよりは、撫でてその感触を確かめるように。
ただ、投擲方法を教えている時に、続けて二度。
相手から褒められる言葉が投げかけられる。

(よし、これで確かめられ―――…、)

これで、呪いが発動すれば…と思ったところで。
相手の後ろでどくん、と鼓動のような波動が薄く広がり。
呪いが発動したことを感じてから、彼の表の意識は眠った。

「……あーあ。お前、女だろ。」

そうして、聞こえてくるのは…先ほどとは違う、低く、ドスの聞いた声。

「もう誤魔化さなくていいぞ。俺がこんなに昂ってくるってことは…女に間違いねーからな」

くく、と笑ってから…腰を触っていた手を、そのまま相手の僅かなふくらみの上へやり。
ぴんぴん、とはじく様に指で刺激し始める。

「胸晒してどうしたんだ?こうされたくてずっと待ってたのか?」

代わりに、腕を掴んでいた腕を腰に回し直して…相手を拘束し、ミレー特有の獣耳に囁きを投げかけて。
隠していたことがバレた反応を堪能しようとじっくり観察する。