2020/09/01 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にリムリアさんが現れました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にルインさんが現れました。
リムリア > 夏もようやく盛りを過ぎて、茹だるような暑さも少しはマシになったと思える昼下がり。
それでも降り注ぐ陽射しはまだまだ残暑というにはほど遠い。
そうなれば当然、ここ水遊場は人気のスポットとなるわけで。

「はぁ……やっぱりすごい人でしたよね。
 普通なら、入れないところでした………」

白い生地に花柄のビキニといった、少女にしては少し冒険した出で立ちで更衣室から出てくると、
麦わら帽子の角度を確かめながら、入り口に並んでいた行列を思い起こす。
一般区画の方は、それはもう芋を洗うかのような状態らしい。
対してこちらのVIP向けの区画は、入場制限もあってか人の姿はまばら。

こんな特等席にやって来れたのは、ここ数週間の連続勤務と引き換えに、ギルド長からもぎ取ったチケットのおかげだった。
とはいえ、ひとりでこんな場所に来ても仕方がないので、仲の良い相手を誘ってのことだけれど。
普段は見慣れない水着姿に、少しどぎまぎしつつも、隣の少女に笑みを向け。

ルイン > 最近は色々と冒険以外も始めた夏の盛り。
それが過ぎ多少は暑さもマシに感じれる昼下がり。
それでもまだ日差しは暑く、やってきた水遊場は避暑にはうってつけ。

「暑いとどうしても涼しい場所に行きたくなりますから。
ここに入れたのは本当にリムリアに感謝ですよ。
それに……その水着、凄く似合ってますね」

青色のワンピース水着と身体のラインが出るものを身に纏い更衣室を出ては周囲を見回し。
先ほどの入り口の行列が嘘のような疎らな人影のVIP区画。

一人では絶対に来れないこの場所に来れたのは誘ってくれた少女のお陰。
しかも水着姿まで見る事が出来て不満などあるはずもなく。
隣の少女に微笑みを向けると水着姿を見詰めて、良く似合っていると声をかけて。

リムリア > 「あ、ありがとう…ございます……
 その、ルインさんも、良く似合ってます…」

何も言ってもらえないのは、それはそれで物足りないのだけれど、
だからと言って真正面から褒められてしまうと、夏の暑さを超える熱を覚えてしまう。
頭に乗せた麦わら帽子のつばを下げて、顔を隠してしまうくらいには。

「ルインさんが誘ってくれなかったら、チケット争奪戦になんて参加しなかったですから。
 こっちこそ、声をかけてくださってありがとうございます。」

ギルド長が街の会合で貰ってきた特別チケット。
当然、その競争率は高かったのだけれど、行く相手がいるとなれば気合も入るというもので。
その結果が、このデートだった。

「さっそく泳いじゃいます?
 ルインさん泳ぎはどうなんですか?」

のんびりと水辺で肌を焼くという楽しみ方もあるのだろうけれど、この暑さならやはり水の中の方が良い。
少女の腕を取ると、ぎゅっとしがみつくようにして腕を組み。