2020/02/22 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にフリュネさんが現れました。
■フリュネ > ぐるっと広い空間を巡るように設置された流れるプールの縁に、デッキチェアが多く並んでいる。
そのうちの一つに、女はのんびりと横たわっていた。
他のお客も疎らで、気分的には貸し切りに近い。
「………ふぁぁ」
欠伸が漏れる。
何気なく天井を見上げた。上層は確か、富裕層がメインのちょっと豪華なフロアだった筈。
行ってみたいなぁ…と妄想しつつ、ただの冒険者兼雑貨屋な自分にはとても手の出ないレベルである。
こうして溜息を噛み締め、庶民的な範囲で楽しむしかないわけで。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」に識海・L・七空さんが現れました。
■識海・L・七空 > 閑散とした空間に響くぺたぺたという足音。
どうやら上層階へと続く螺旋階段から誰かが降りてきたようだ。
そちらへ目をやれば年端もいかぬ子供(にしか見えない)少女が降りてくる様子。
裸に白衣を纏った異質な見た目を除けば保護者とはぐれた子供にしか見えない少女は何やら気難しい表情で何かを呟いているようだ。
「全く…珍しく出張鑑定の依頼があったかと思えば鑑定もそこそこに誘って来るとは…。情緒もへったくれもあったもんじゃないですね…。」
これだからこの国の貴族は等と小さく吐き捨てた彼女は先客の有無を気に止めず近くにあったデッキチェアに腰掛け何もない虚空から引き抜いた(様に見えた)分厚い本をパラパラと捲り読み始めるのだった。