2020/02/08 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場 水遊場上層─サウナ個室」にルドミラさんが現れました。
ルドミラ > 貴族や富裕層が利用する水遊場の上層。
その一角には、ある砂漠の国特有の様式にのっとったサウナがある。

総大理石造りの広々とした室内に足を踏み入れた者はまず、壁際に備えられた水盤の周囲の洗い場でざっと体を流し。
中央に立ち並ぶ、大人が4、5人は横になれそうな亀甲型の台上に横たわり、40°C程度に温められたその上でじんわりと汗を流すという寸法。

アーチ型の高い天井の頂点には、明かり取りの孔がいくつか空けられており。スポットライト状に射し込む陽光が、
蒸気の立ち込める室内をほんのりと照らし、中で憩う人影をおぼろげに浮き上がらせている──。

その片隅。
マッサージ用の個室の台上では、よい香りのする泡が山と盛り上がって、ふるふると揺れていた。
特別きめ細かにつくられたそれに包まれているのは、王都で娼館を経営する女主人と、もうひとり──泡の中に半ば埋没して、男か女かもまだわからぬ誰かだ。
女主人は、よくしなる白い指を相手のからだの稜線にゆっくりと滑らせていた。

「ああ、……あたたかくて、滑らかで、気持ちが良いこと。
ねえ、来て……もっとこちらへ──」

解いた黒髪を片側へ流し、横臥した姿勢。石の温度で芯まで温められた女体が、腕を回して相手を抱き寄せ。
泡と人肌で二重に包まれる心地よさに、ため息をつく。本来ならば手を動かすのは施術師の役目なのだが、彼らは泡の中で戯れ始めたふたりのために外で控えているだけ。本場の砂漠の国における社交場としての機能が、この国では「らしい」ことに、色事方面にも裾野を広げているというわけだった。

ルドミラ > かくして、扉の向こう。
女男爵とその連れがひそやかに、二匹の蛇のように絡み合う気配を背に、施術師たちはしばらく見張り役を余儀なくされたのだった──。

ご案内:「ル・リエーの水遊場 水遊場上層─サウナ個室」からルドミラさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にボブさんが現れました。
ボブ > (水遊場の端っこにあった競泳用プールで身体をしっかり動かしあげた後、パーカーをしっかり羽織り、
中央の人で賑わうプールエリアへと戻ってきた男は流れるプールに浮かぶマット上のモノを浮かべ、
その上にうつ伏せに寝転がれば、水の流れに流されながら小休止を取っていて)

「ふぅ~~~、このマッタリとした感じが何とも癒されるよなぁ~。精神的にも身体的にも……」

(顎の下に両の手の甲を敷きつつ、男は呟き、目の方はパチパチと瞬きが多くなり、うつらうつらとし始めているか)