2019/08/28 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にオリヴィエさんが現れました。
オリヴィエ > うなるような音を立てて、薄暗い空間に設置された魔道機械が稼働している──

「やってらんないよね、実際……これがシーフギルドからの、正式な仕事なんて」

小型のランプを片手に、少年は機械がひしめく空間を歩く。
耳をつんざくほどではないが、低く唸るような音が独り言をかき消してしまう。

オリヴィエ > 事前に渡された資料に従って、魔道機械に異常が無いかチェックしていく仕事だった。
もちろんプロの技師ではないから、本格的な点検・メンテナンスまでは求められていない。
早急な点検が必要かどうかの点検、といったところだろうか。
目端が利いて、暗くて狭い場所を難なく歩けるシーフはチェック係に最適だった。

シーフギルドも犯罪ばかりで運営されているわけでなく、たまにこういう仕事が下りて来る。
一種の職人として存在意義があり、また信頼されている証でもあるが…
派遣される側になると、皆が水遊びしている中、地味な仕事に勤しむ状況に辟易してくる。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > そんな点検している人の事など露知らず(当然ではあるが。)
のんびりとプールサイドを歩いて行く。

道すがら、何人かの男性に声はかけられたが「タイプじゃないの」とすげなく断ってきた。
ナンパなど気分が乗らなければしょうがないではないわよねと露ほども思ってない事を考えている。

やがて足を止め、設置された日よけのパラソルの下のデッキチェアに腰掛ける。
そのまま寝そべるようにすれば、はふー、というリラックスした息を吐き出した。
その位置はたまたま点検用の出入り口の間近だったりする。中で点検している者が出て来ればちょうど鉢合わせとなるだろう。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からオリヴィエさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からファイネアさんが去りました。