2019/05/15 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > 夜も深まり、利用者もすくなくなったプール。
どちらかというと、泳ぐよりも出会いや息抜きに来ている客が多い上層階。

ほんのりとした薄暗さと、わずかに揺れる波間があちこちで雰囲気を盛り上げることだろうか。

そんな中で、仰向けに浮かびながら水面を漂う銀髪の女が一人。

ちゃぷ、ちゃぷ。

時折、軽く水中の足を振り仰向けで浮かぶ姿勢を保ちながらぼぅ、と身体の力をぬいて頭上を眺めよう。


「泳ぐのには、不向きよねー……この水着」

試着の依頼ということで来てみたものの、泳ぐのにはセーラーの部分が邪魔になる。

こうして浮く分には問題はない。

あとはその結果を伝えるだけなのだが……。

「せっかく、上の階なんだしー……」

もうちょっと、ゆっくりするのもいいかもしれない、か。

イリーナ > 「ちょっとゆっくりしすぎちゃったかな」

一人でのんびりとした時間を過ごすことはできていたが。
さすがにそろそろ閉館の時間も近い。

おまけに試着品なのだから返すことも必要だった。

仰向けから腕をかきわけてプールサイドへと向かいはじめ――。

銀の髪から水を滴らせながら更衣室へと姿を消していくのだった。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からイリーナさんが去りました。