2019/04/26 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にレーナさんが現れました。
■レーナ > 「中々に悪くはないな」
そう言えばと話だけは聞いていたが来る機会がなかった場所。
恐らくはこの先もないと思っていたがとある仕事の報酬の一部で優待券を貰い折角だとやってくる。
しかしながら水着など気の利いたものは持っているはずもなく貸し出しのものを借りる事となる。
そうしてあまり人のいない場所を選びこうしてプールに半身を沈めるのだが案外悪いものではない。
むしろ暑い日にこそ冷たくて気持ちが良いと思えるほど。
こう言う場所があったのならもっと早くこればよかったと後悔を覚えながら水の冷たさに身を浸して)
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 彼女が身を沈めたプールの反対側へ、何者かが美しいフォームで飛び込み――力強く肉体を躍動させ、ぐんぐんと前進。
どうやら水練に励んでいるらしい。
程なくその影は彼女の側まで迫り――唐突に、水しぶきをあげながら上昇、水中から顔を出す。
「ぶはーっ、はーっ、ふーっ……――」
両手でごしごしと顔面をぬぐうと、短めの黒髪を掻き上げて視界を確保――
「おおっ、水ン中にえれぇオレ好みの身体が現れたと思や――ようレーナ、久しぶりだな」
相変わらず助平心を隠そうともしない笑みを浮かべながら、ノンキに片手を挙げた――
■レーナ > 「……ん?」
泳ぐつもりは毛頭なく、泳げないだけという事もあるが水の冷たさを堪能していれば飛び込む音。
何事かと思えばどうやら反対側から誰かが飛び込んだ様子で。
「騒がしい事だな。全く……」
泳ぐ場だからそれは当たり前、しかし他所でやれと不機嫌も隠さずにいれば水中から近寄る影が見え。
踏んずけてやろうかと考えていれば実行前に水中から顔を出してしまう。
「久しぶりだな、エズラ。相も変わらずのようだな」
本心丸出しの言葉に呆れた視線を向け、付き合うように片手を揺らして。
■エズラ > 「ムッフッフ……――」
素っ気ない態度を返されても、それが彼女のいつもの様子と知っているため、逆に安心する。
その身を覆っているのはしなやかに鍛えられた彼女の肢体をさらに魅力的に魅せるような水着。
思わず――というか当たり前の様に、隅々までそれを眺め回し。
「こんな場所で会うたぁ珍しい――余暇か?水練か?」
もしそうなら教えてやるぜ――?
冗談半分、そんな提案をしてみる。
■レーナ > 「気味の悪い笑いをするな‥‥貴様は‥‥…」
どれだけそっけなく返しても顔見知りにはそれが当たり前と知られている。
男もその一人なので睨もうがそっけなく返そうが意味はない。
逆に身体を這う視線にこいつはと呆れてしまうだけで。
「私も来るとは思っていなかった。優待券を腐らせるのがもったいなかっただけだ」
ただの暇つぶしだと軽い口調で返し、泳ぎは少し覚えたい。
それだけに考え込んでしまう。
■エズラ > 優待券――何かの仕事のついでに手に入れたのだろうか。
しかし見たところこうした施設には慣れていないのか、よく見れば彼女のみに纏っている水着も貸し出し用のものらしかった。
「戦場で役立つぜ、泳ぎはよ~……敵地に潜入したり追っ手をまく時なんか、特にな」
なんやかや、いつも彼女のことを煙に巻くようなことを言う男であるが、今はそれなりにまともなことを。
実際にそれで命を拾った回数も一度や二度ではなく、自分の泳ぎの腕前なら先ほど見せばかり――
「ちょうど今なら誰もいねぇし――メーワクにゃならねぇと思うが?」
■レーナ > 「忘れてはいないか?私は冒険者だ。戦場に行くことはないぞ。
だが……逃げる時に使えるならば便利か‥‥」
水辺の仕事は避けていたが確かに泳げれば便利そう。
普段とは違いまともな事を言う男の言葉に本気で悩んでしまい。
「そうだな。ならば少し頼む。基礎だけでいい」
誰もいないならそうだな。その言葉に頷いて見せて。
■エズラ > なんだかんだと真面目な性格をしているので、真剣に考え込んでいる様子。
その後、こちらの申し出を受けたのを喜び。
「ようし、そんじゃ言うとおり、基礎から始めるとすっか――」
そう言って、まずはバタ足だ、と彼女をプールの隅っこへと誘導していくのであった――
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエズラさんが去りました。
■レーナ > 「基礎さえできれば泳げるからな。すまんが頼む」
この男にしては真面目な事だと驚きをもってしまい。
そのまま隅っこへと誘導されていくのであった。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からレーナさんが去りました。