2019/02/18 のログ
■イルザ > 男の反応は予想外だった。
己を怪しいと思ったから近付いたのだろうし、それほど敏ければすんなり退くだろうと思った。
(「困ったなぁ」)
こうなると本音を隠さずともナンパされて困っている令嬢に見えるだろう。
少女の思考は、きっと相手より冷淡である。
恨みどころか面識のない者をいかにそつがなく暗殺するか。
だがそれだけでなく、誰に暗殺されたのかは伏せられなければいけない。
己も組織も疑いが掛けられることはあっても、確証は与えてはならない。
それは対象者側だけでなく、世間の者全員に対して。
初対面の彼が万が一信用出来る者だとして―――やはり協力するという選択肢はなかった。
そんなことでは暗殺業は成り立たない。
「…………やめてよ。巻き込まないでって言ったでしょ。
そんなにその人が嫌いなのに依頼を請けてるの?お兄さん、貧しい人?」
迷惑そうな顔でずけずけと物を言うロクサンヌ嬢。
今回の任務は失敗とはいえ、最後まで自然に去りたい少女としてはロクサンヌ嬢として相手に諦めさせる方向にした。
高慢なお嬢様、白髪のサイドポニーを揺らし、やれやれと首を振りながら呆れたように見上げる。
■セイン=ディバン > 二度のアプローチに対しての相手の反応に、男は微かに肩を竦める。
なるほど、どうやら相手としては完全に退くつもりらしい。
こうなっては自分の接触は相手の迷惑に繋がるだろう。
男はそう判断し、軽く相手だけに見えるように手の平を振る。
「貧しくは無い。ってかかなり稼いでるけどね。
あ、もしかして年上は好みじゃない感じ?」
『……キミがどこの誰かは知らないけど。迷惑かけちまったようだな。
スマン。ただまぁ、キミが退いてくれるならそれはそれで。
仕事を遂行するとしよう。いや、マジでゴメン』
表面上はナンパも諦めつつ。本心からの謝罪をする男であったが。
こうなると、この少女とどうやってキレイに別れる方がいいのか、と悩んでしまう。
唐突に距離を取っても逆に怪しいよなぁ、と考えつつ。
男は小声で相手に囁く。
『今回はジャマする形になって申し訳なかったけど。
もしも協力者が欲しければ、冒険者ギルドに依頼出してくれよ。
オレ、セイン=ディバン。
一応経験は豊富だから、色々と力は貸せると思う』
キミにも立場があるだろうから、もしかしたら依頼は出せないかもだろうけど。
そんな風に囁きつつ、男はナンパ失敗、というような演技をしながら少女から少しずつ離れていく。
その表情は申し訳なさそうな物で。
■イルザ > 「年上は気にしないけど、稼いでるだけじゃ駄目かな。地位や領地も重要だよ」
つくづく可愛くないご令嬢。
謝り始めた彼の声には、内心親切心を無駄にしたことで疼くところもあったが、ここで態度を和らげては無意味。
そもそもすんなり退くほど敏くはなかったのに、己を最後まで怪しんでいるのだから不思議な人だ。
たぶん良い人なのだろう。良い人であればあるほど、遠ざけなければならないので複雑。
「セイン=ディバン……。
言っとくけど、私が依頼出すなら猫のベアトリーチェが逃げ出した時に捜してもらうくらいだよ。
ベアトリーチェは凶暴だから、鎧でも着けないと傷だらけかもね」
最後までわがままなお嬢様として振る舞った少女は、相手がある程度離れたところで視線も外す。
そこからはもう完全に他人。まるで接していたことを忘れたかのように平然と。
やがて成功にしろ失敗にしろ、この時刻で切り上げよと言われている時間になるとプールを出ていく。
存在はするのだが、今頃他国に旅行に行っているはずのロクサンヌ嬢の行方は、ここで消える。
だが、受付の女性より『セイン=ディバン氏にメッセージカードを預かっております』と伝えられるはず。
無記名のカードにはこう書かれていた。
『私達がその人を狙うことはしばらくありません。
どうしても我慢ならないのなら、顔が割れているあなたが殺るより然るべき存在に託すべきです。
次にあなたを見掛ける時、敵ではないことを祈ります。』
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からイルザさんが去りました。
■セイン=ディバン > 「うへ。家は富裕地区にあるけど。
土地やら爵位やらはないなぁ」
相手の言葉に舌を出す男。
こうして自然と振舞ってくれる辺り。
この子、素性はわからんが良い子なのではないだろうか、なんて思ってしまう。
「あぁ、ネコ探しも得意だぜ?
まぁ冒険者なんて何でもやるのが基本だからなぁ。
……そりゃあまた、恐ろしいネコもいたもんだ」
くすくすと笑う男だが、相手がそのまま離れていくのならば、男も護衛の任務に戻ることになるだろう。
結局、依頼人に対しては怒りが増すことになったのだが。
依頼を終え、プールを後にするときメッセージカードを受け取れば。
「……私達、ってことはやっぱ組織だよなぁ。
とはいえ……あんまり追求しないほうがいいかもなぁ」
カードに書かれている言葉には男も内心同意し。
また会う機会はあるのだろうか? などと考えてみる。
この国では出会いは一期一会。
相当に腕の立ちそうな少女とは……敵対などしたくないものだな。
そう考えながら、男は無事依頼を終え、ぶつくさ文句を言いながらも報酬を手にしたんだとか。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > この中は一年中の常夏。けれど、ガラスを隔てた外はまだまだ冬。薄着ではしゃぎたいと思う人々はあまり居ない。
それゆえ――
「うーんっ!ほとんど貸し切り!
たくさん泳いじゃおうかなー」
広々とした水遊場、水着姿で思い切り両腕を伸ばす人影があった。
胸元にふんわりフレアのボリュームがある、裾の広がった白いワンピース水着を身に着けて。ご機嫌とばかりくるくる踊るよに歩くと、場内を周回する流れるプールへとちゃぷん、イルカのように飛び込んで悠々と泳ぎ。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「……ホント、不思議な場所だよな」
水遊場の中でそう呟く男。
先日来た時もそうだったが。
この季節なのに中は正に夏のような陽気を再現しており。
水着姿であろうと、寒くないのである。
そういう仕組みだとは分かっていても、不思議だと思ってしまう。
「……流石に人は少ないな。
どれ。水中での体の動かし方を……」
せっかくの快適なほぼ貸切状態だ。
ただ泳ぐだけではなく、水中での戦闘に備え体の動かし方を学ぶか。
そう考え準備体操をしていた男の視界の端に、なにやら見覚えの有る銀の髪が見え。
「……ん~?」
目を細めその影に集中していれば。だんだんと近づいてくるその銀髪。
おやぁ? と思っていればやはりそれは見覚えの有る少女の姿のようなので。
「……そこな凄腕美少女冒険者。
一人で遊んでるのかい?」
なんて、白々しく声をかけてみた。
■タピオカ > 流れる水の川底目指してワンピースの白を尾びれのように広げたり。水の中で仰向けになり、水面が室内の照明にゆらゆら揺れる様を人魚になった気分で見上げたり。息を継ごうと顔を上げたとたん、どこかから視線を感じて。
ぱちくり、瞬きしながらおでこに張り付いた髪をかきあげて振り返り。
「……セイン!
嬉しいなあ。僕をナンパしてくれるの?
それにその格好……!ダイラスの夏の海辺の人みたい!」
見覚えもよくある、親しい彼の声に目元を緩め。はしゃぐ声。
凄腕美少女冒険者、なんてどこか彼らしい物言いに嬉しくなってしまう。
相手のほうへと近づいて流れるプールの縁に寄って行き。
「うん、1人なのさ。
一緒に遊ぼ?……えいっ!」
言うなり、両手ですくった水。ぱしゃっ、小さな水飛沫を彼の賑やかな夏色シャツへ軽く振りかけ。
■セイン=ディバン > 実に軽やかに泳ぐ相手の姿は、美しいと素直に思えるものであった。
男自身も多少は冒険の為に泳ぎを心得ているが。
それとはハッキリ言ってレベルが違かった。
明らかに泳ぎ慣れしているのが見ただけで分かった。
「ようタピオカ。久しぶり。
ははは、そうな。タピオカちゃんをナンパしてます。
あぁ、これ。ここの売店で売ってたから買ってみた」
似合うか? などと聞きつつ、相手の姿を観察する男。
普段の服装もなかなか可愛らしくも冒険者としての魅力に溢れているが。
白いワンピース状の水着は少女の肌の色とのコントラストが強調され。
可愛くも健康的な色気があった。
「あぁいいぜ。
って、……こんの。やったなぁ?」
遊ぼう遊ぼう、などと笑っていた男だが。
軽く水をかけられれば笑みを強くし。
まるで怒ったかのような声を出しつつ、シャツを脱ぎ捨て、プールへと飛び込む。
そのまま、相手に近づこうとするのだが。
やはり水の中では動きは緩慢になってしまい、なんというか……。
大柄な草食動物の如き速度で歩くのが精一杯という様子であった。
■タピオカ > 「うんっ!久しぶりだね!
こうしてさ、時々セインとばったり偶然に会えるのって嬉しいな。約束しなくても、セインと繋がってる感じ!
――似合ってるよー!野心に満ちた王都の若き実業家みたいな」
声音弾ませながら。喜び表すようにふるふるっと短い髪を左右に揺らして頬に流れる水滴を振り払う。
いつもはスキのないバトラーコート姿だから、寛いだ今の姿はどことなくそんな印象。野性的に思えた。
「えへっへー。捕まえてごらん?」
これが戦闘なら、瞬時に身を翻すだろう攻撃をあえて受けてくれる。戯れに浴びせた水滴に笑顔になる彼を見ると、ほんとに夏が来た気分。ぺろりと舌を突き出して少し離れると、ゆっくりと歩く彼の周囲を顔を出したまま泳いで回り。
わざと、相手の腕が届く距離まで時々近づいて。
■セイン=ディバン > 「……お前なぁ。そんな可愛いこと言うんじゃないの。
……それは別名、『詐欺師』っぽいというんじゃないのか?」
相手の言葉に男は思わず苦笑するが。
褒められたり、好意的な言葉を向けられたりすれば。
当然嬉しくないわけもない。
「えぇい、待てぃ!
捕まえたらおしおきしてやるからな!」
水中に飛び込み、相手を追うものの。
歩く男に対し少女は見事に泳ぎ、男の周りを周回する。
時折、手を伸ばせば捕まえられるほどの距離にまで近づかれるが。
男はわざと捕まえることはせずに。
しかし、その追いかけっこをしばらく繰り返した後……。
「よっ、っとぉ!」
男も歩くのを止め、相手同様泳ぎ始めれば。
少女よりは不恰好であるが、ある程度スムーズな泳ぎを披露し。
見事、相手の体を両腕で抱きしめて捕まえることに成功する。
「ほぉれ捕まえたぞ、このイタズラっ子め。
さてさて、どんなおしおきしてやろうかなー」
本当に、軽く抱きしめるだけの力で相手を捕まえる男。
顔を覗き込みながら、楽しそうに笑ってみせる。
■タピオカ > 「ううん、違うよ!
そんな小さな悪党じゃなくて……。
もっとこう……。新しいやり口で経済を変える人って感じかな。
――あはっ……!たすけてー!
僕、サメに食べられちゃうよー!」
苦笑顔に緩く首振りつつも。
追いかけられて楽しげに声上げる。
助けを求めるのに全くふさわしくない明るい悲鳴を上げて泳いで逃げ回り。子供のように笑顔綻ばせる。
「わ、セインの泳ぎ早いよ……!?
んーーーっ!捕まっちゃったぁ……!
……ふふっ、セイン。僕におしおき、してくれるの……?」
水中での動きに油断していた。滑らかな泳ぎに少し驚く表情。そのまま捕獲されると、やっぱり楽しそうな声を出して。網にかかった人魚のようにぴちぴちと相手の腕の中で身をくねらせて遊び。
覗き込んでくる赤い瞳を見上げながら、少し悩ましげに小首を傾げてみせ。そっと、浅い胸元の柔さを水着ごし、彼の胸板に触れ合わせ。
■セイン=ディバン > 「褒められてる気しねー……w
待てコラ!
前から思ってたけど、タピオカはちょっと天真爛漫過ぎるぞ!」
本気では追いかけず、ちょっとした追いかけっこを楽しむ男。
相手の笑顔を見れば、男もまた笑顔になり。
いつの間にかすっかり気分が楽しくなってしまっている。
「ふふ~ん! タピオカほどではないけど、多少は泳げるんでな!
はいはい、捕まえましたよ~?
……そうだなぁ。イタズラしたタピオカにはおしおきだ。
しかも、う~んとキツイやつをな」
腕の中で体をくねらせる相手をにんまりと笑顔で見つめる。
そうすれば、相手と視線が交わり。
男の胸板に、相手の水着越しの柔らかな感触が触れ、男は思わず鼻息を荒くしてしまう。
キツいおしおきだ、なんて言いつつ。男が水着を軽く脱げば。
水中で、勢い良く息子が姿を現した。
既に勃起し、張り詰めていたそれを。相手の内股の間に滑り込ませ。
布越しに、クレパスに熱を感じさせていく。
「ふふん。タピオカはちょっとお転婆だから。
オレので調教してあげないとだめだなー」
相手の体はしっかりと抱きしめながら、ゆったりと腰を動かし、水着越しスマタを楽しむ男。
そうしている間にもペニスは更に膨張を続けていく。
……なお、プールの水の中なのでチンコがかなり冷たいっていうか寒いくらいなのはナイショである。
■タピオカ > 「ふっふー!天真爛漫過ぎるなんて褒め言葉だねー。
僕を大人しくさせてみせてよー!きっとそんなに簡単じゃないよー!」
夏の海のワンシーンを作りながら、水辺での追いかけっこは楽しい。
やがて囚われた後でも、彼の腕の中で身じろぎ繰り返しながらにこにこ、瞳を細めてそんな事を言い。
自分には程遠い淑やかさや慎ましさという文字を仕込むには手間がかかると相手に思わせるため、尖った白い歯を浮かせて笑みかける。
「うーんとキツイ、の……?
それって、……どんな……?
――あっ……!
ぁ、あ……、はぁっ……、あぁぁ……。
セインの……、熱い、……僕の、……、んんっ……、お股にすりすりって、……されたら、……、声、……、でちゃ、うぅっ……。
僕の大事なとこ……、セインに調教されちゃうよぉ……っ……!」
うんと、キツイお仕置き。その台詞を聞けば、徐々に見上げる瞳は熱っぽくなる。水着ごしに小さな子どものままの乳房触れさせていれば、太腿に雄の肉圧が迫ってぶるりと肩を震わせ。甘い声上げれば、吐息を乱し始める。
水着の薄生地ごしにぴっちりと閉じた幼い孔のあたたかさ。締まった太腿は瑞々しい感触で、それぞれ出入り繰り返すペニスを包み込み。
彼に水中で素股をしてもらう、そんな背徳感に頬は赤身を帯びて。明らかにプールの水とは違った、温もりのある水気が亀頭の回りに漂っていく。
■セイン=ディバン > 「えぇい小癪な。
大人を舐めるとどうなるか教えてやるぜー!」
男の言葉も全く気にしない相手。だが、その元気さなどが愛おしい。
そこで男はふと思う。そういえば、以前ちょっと深い関係へと踏み込んだんだったなぁ、と。
さっ、と意識して赤面してしまうが、相手の笑顔を見ればどうにも心臓がドキドキとしてしまい。
「あぁ、う~んとキツイのだ。
それこそ、前までとは比べ物にならないようなヤツだぞ~?
……おやおやぁ~? おしおきだってのに、声を漏らしちゃうなんて。
タピオカはエロエロ娘だなぁ~。
それに……だんだんタピオカの下のお口から涎が溢れてるような?」
くすくすと笑いつつ、熱っぽい瞳を覗き込む男。
早くも相手が甘い声を漏らし始めれば、男は、下品にも指摘をする。
内心、『今時下の口とか涎とか言うのって貧民地区の冒険者崩れのオッサンくらいだよなぁ』とか思う。
って言うか、小声で相手に対してそんなことも漏らしてしまいつつ。
男は相手の体を抱き上げると、プールサイドに向かい歩き、相手の体をプールから上げる。
「流石にこういう場所のプール内じゃあなぁ。水汚しちゃうし。
……さてタピオカ。四つん這いになって、尻突き出してみな」
変な所で律儀な男は、相手にそう命じ、自分もプールから上がる。
自ら上がるときの水の抵抗で男の水着は脱げ落ち。
雄雄しいペニスが、天井向けてそそり立ち、びくびくと痙攣をしているのを相手に誇示していく。
■タピオカ > 「はっ、ぁぁあんっ……、違、……ちが、ぅ、……よぉ……っ!
下のお口、なんて……えっちな事言われたら、……恥ずかしい……。じんっ、て……お腹の下に響いちゃうぅ……!
あっ、……、ああっ、セイン、あっ、……セインっ……!」
恥ずかしそうに首を左右に振りながら、逞しい雄の気配が行き来する股座ばかりは正直に。熱とトロトロとした甘い汁気が漂って。プールで泳いでいたのとは別の火照りが全身を巡っていく。褐色の肌色を内側から赤色で照らすように色が浮き、甘い雌の汗の香りが首筋から湧き立って。
腕の中で俯けば、息遣いがはぁはぁと切なげになる。
「はあっ……、はあっ……、あぁっ……、セイン……。
――わっ!……あぁぁっ……、セインの……、もうこんなに、なって……、すごい、……おっきくてひくついて……。
……ぁあんっ、……セイン……っ……!
はぁ……、はぁ……。きついの、きついお仕置きしてほしいの……っ、僕の大事なとこ……、たくさん躾けて、セイン……っ!」
プールから持ち上げられると、息も弾むまま。
命じられると、その内容にふるるっと腰が震える。
彼の雄々しさに息飲むと、とろんとした目つきでそれを見上げ。
床に四つん這いに、ワンピースの裾を自らたくし上げ。褐色の小尻を突き出して捧げる。指で股布をずらすと、ぷっくりと閉じ合わさったままの後ろ向きのクレパス。素股でうっすら桃色に染まったそれを露わにし。指先で軽くめくれば、濡れたサーモンピンクの内肉がちらりと覗き。
■セイン=ディバン > 「ん~? 何が違うんだぁ?
タピオカは、いっつもオレとこういうことしてるとすぐに濡れるもんなぁ。
それに、声だっていっつもエロくて可愛いしなぁ」
相手が恥ずかしそうにすればするほど、男は興奮してしまう。
ついつい言葉責めをしてしまうのは、男が相手に嗜虐心を刺激されているからこそ。
相手の肌が色づいていくのを見れば、男はちろり、と舌で唇を舐める。
それはどこか、獲物を狙う狩猟動物のような雰囲気があった。
「ははは、おねだりするの早くないかぁ?
……ん~、でもまだダメだな~。
おねだりしてすぐにチンポあげてたら、お仕置きにならないだろ~?」
相手がすっかりと欲情し、おねだりをしたのを聞いて男は声上げて笑うが。
相手が自ら水着をずらし、淫らな秘裂を見せ、のみならず軽くめくって見せているというのに。
男はいつもと同じように近づき、挿入をするのではなく。
その少女の小ぶりでありながらも柔らかさを持つヒップを右手で撫で回していく。
「……ふふふ~ん。タピオカはいっつもオレのことを甘く見てるっぽいからなー。
オレがどんだけ小悪党で外道か。そろそろ分かってもらわないとな。
……そりゃっ!」
ねっとりゆっくりと。焦らすようにイヤらしい手つきで相手のヒップを撫でていた男だが。
そう口にすると、右手を軽く振り上げ……相手の尻肉に向かって手を振り下ろす。
人のいない水遊場に響くようにヒップを叩く。しかし、痛みは音に比べればそこまで無い。
いわゆる、性的プレイの為のスパンキング。興奮を呼び起こすためだけの平手打ちであった。
なお、こうしている間にも男のペニスは触れてもいないのに先走りをたらしている。
要するに、本当は挿入したくてたまらないわけだが。
■タピオカ > 「違うった、らぁっ……、これは、その、そのっ……、
……僕の、大事な人に……僕の大事なとこ……すりつけ、られて、……、……、ぅ、……、嬉しく、……、なっちゃった、……、だ、け……、で……。
……ひゃんっ!」
再度、意地っ張りに違うと繰り返しながら。頬はトマトほどまで赤くなる。彼はもう、踏み込んだ関係のパートナー。そんな間柄の人のもので自分の雌こすられ。身体が喜色を覚えている。結果として、感じて濡らしているから。どこか羞恥心への言い訳をしているだけでもあり。唇がぶるぶる、煽られてうまく言い返せなくて切なげに震え。
そんな唇が舐められると、思わず恥ずかしい村娘のような声が出て。ますます顔色が茹だった。
「あぅううっ……、セイン……、セイン、……っ……!
ずるい、よぉっ……、僕の身体だけ煽って、お預けつらいの、お願い……、お願いだよお、……セイン、……セイン……。
――あッ!ぁあっ!ッああんっ!
っひっ!……ぃいいんっ!ぁあっ!ぁあああっ!
おねだりしてごめんなさぃっ、えろえろ娘でごめんなさぃいいっ……!」
すけべなお強請りして、めくった肉厚な花弁の中からつぅ、と汁気が糸を引いてもそこへ挿入とならずに。
眉根を寄せて涙を潤ませ、撫で回される小尻をなよなよ、左右に揺さぶって。儚く震える声で彼を呼び。
――小尻を包む水着ごと、お尻がぶるりと波打った。
痛みよりも性的な気持ちを高ぶらせるスパンキングに膝が内股気味に。
かぁぁぁ……。興奮したように全身に赤色が差し、背を反らして顎を上向きにすると、先走りの露濡らすペニスの目の前で甘い悲鳴と共に悶える尻肉。平手を受けると、次々と愛液を滴らせてしまう。
■セイン=ディバン > 「……。…………。ぁ、そうですか……」
いきなりの大胆発言に、男もまるで火炎魔法でも喰らったかのような赤さに赤面する。
この少女は、こういうとんでもなく可愛らしいことを奇襲の如きタイミングで口にしてくるから困る。
男は視線を逸らしつつも、心臓がバクバクと跳ね暴れ。
もう何を言っていいのかすら分からなくなっていた。
「ダメダメ。お仕置きなんだから、お預けだって必要だろぉ?
ふふっ。その必死なお願いも、エロっちくて可愛いけどなぁ。
……わぁお。スゲェ反応。
ははっ、タピオカ、もしかして……。
尻を叩かれたりするの、好きなのか?」
実に意地悪な笑みを浮かべながら、相手にお預けと称してスパンキングを行う男であったが。
目の前で、相手の体が更に朱に染まり、愛液が更に分泌されたのを見れば。
おや、これは意外だぞ? と内心考える。
当然、相手の必死なおねだりと謝罪に男根はいよいよ限界を迎えていて。
もう今すぐにでも挿入したいのだが。そこをぐっ、と堪え。
相手のヴァギナに先端を当てれば……わざと音が鳴るように、肉の幹を縦に揺らし。しかし挿入だけはしないように焦らすのを続けていく。
「そういえば以前都で会ったときは、エロエロな仕込みされてたこともあったっけ?
……タピオカはこうして意地悪されるのが好きだったりするのかな~?」
相手の体に覆いかぶさり、耳元で更に意地悪発言。
腰を微かに突き出し。亀頭が本当に僅かにぐちゅ、と入ったのを確認し、腰を引いて抜く。
また微かに侵入しては、引き抜く。そんな事をしつつ、スパンキングの威力をちょっと上げる。
痛みとしては、ちょっとだけ痛くなっただけだが。男は手の平を巧みに操り。
その音だけは、盛大に勢いを増すように調整する。
プール中に、美少女の尻肉が叩かれる音が響き渡る。
ぱあぁぁぁん! ぱちぃぃぃぃん! ぱぁぁあんっ!
それはまるで、バックから挿入したときに奏でられる肉の衝突音のようであり。
そんな倒錯的行為をしている間に、男の肉槍の先端から溢れた先走りは、もしかしたら少女の中にとろとろと流れ込んでいってしまっているかもしれない。