2018/12/30 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にフォールさんが現れました。
フォール > 水遊場に現れる男。
タオル地のガウンを肩にかけ、巨躯の男が威風堂々と足を進める。

冬ではあっても温室で囲まれた温水プール。室内の温度も温かく湿度も高めである。

手近なビーチチェアーにガウンやらタオルを置くと男は準備運動を終え、プールの中へと飛び込みしばしの間は体をほぐすように泳ぎ続ける。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にアリスさんが現れました。
アリス > ストロベリーブロンドのくせ毛は頭上で緩くお団子状にまとめ、ワンピースタイプの比較的露出は控えめな水着であるにもかかわらず持参したタオルで身体のラインを隠すようにぐるぐるとそれを巻き付けている。

「わぁ……始めてきたけれど素敵なところ」

空いているビーチチェアのそばに歩みを進めると恐る恐るタオルに手をかけ、椅子の上へ。
温かい場所であるのになぜだか背筋に走るものを感じて、ぷるりと身体を震わせた。
軽く体を屈伸させたらそっと白い身体を水中へ沈めようと足を水面に触れさせ。

フォール > 水の中を楽しでいた男。
ざぶっざぶっと力強く水を掻きながらクロールで泳いでいた折、新たに着た人物。
水中へと身を沈める相手に気づけば、水飛沫を抑える様にゆっくりとした動きの平泳ぎへと動きを変える。

「こんばんはお嬢さん。」

と、挨拶一つ相手に向けて、穏やかに男は挨拶を向けた。

アリス > プールに来たのは良いものの、実は泳ぐことが出来なくて恐々と足を水につけていると聞こえてきたのは穏やかで温かい声。
声のした方へ視線を向ければそこにいたのは赤い髪と金色の瞳がとても美しい人物で、ふわりと口元を緩める。

「こんばんは、ムッシュー。素敵な夜ですね」

意を決してとぽん、と身体をプールに沈めると大きな胸が水圧でぷるんと水中で揺れてなんだか少し痛い。
それを抑えようと無意識のうちに自分の二の腕で胸を寄せる様に固定しながら無防備に男性に近寄っていく。

「はじめまして。えっと……」

どこかのパーティーで出会ったことがあっただろうか、初対面のような気がしなくて困ったように眉尻を下げた。

フォール > 顔から上は整っているが水の下は筋肉の鎧の2mもあるとは思わないだろうか。

「えぇ そうですね。泳ぐにもなかなか趣がありますね。」

相手がプールに身を躍らせればぽよんと揺れる胸。
なかなか見ごたえのある光景を楽しみながら相手が無防備に近づいて来れば男も笑みを浮かべ、プールの底に足を付けざばぁっと立ち上がる。

「私はフォールといいます。以後お見知りおきを。」

初対面であると相手に伝え、緩やかな動作で自身の鍛え抜かれた胸に手をおき、軽く頭を下げ挨拶。

「しかし、貴女はどこかで見たことがある様な、もしくは声を聞いたことがあるような…。」

ふむと、相手の事を月を思わせるような金色の瞳がじっと相手を見詰め、記憶を探る。

アリス > プールの淵にいたときには気付かなかったが、近づいてみれば男性は大きい。とてつもなく大きかった。
おっきい…と口に出しかけて、出会ったばかりでそれを本人に伝えてしまうのは失礼だろうかと口元を抑えながら見上げた。

「あ…失礼いたしました。わたしはアリスです。アリス・ウェイン」

水中での紳士的な挨拶に呼応するように片足を一歩後ろに下げてひざを折ってこちらもご挨拶。

「声…それじゃあきっと、どこかで歌わせていただいたときにお会いしたのかも。わたし一応これでもオペラ歌手をしているんです。それかお父様のお知り合いかもしれないわ」


溺愛されて育ったがゆえに“紳士的”な男性としか出会ったことがなく無防備に無意識に目の前のような男性には気を許してしまいがちで。

フォール > 野性味ある顔ではあるが、基本的には真摯である男。相手が自身の大きさに驚けば不快さなどなく、穏やかな笑みを相手に向けている。

「あぁ なるほど。 アリス嬢 やはりそうでしたか…。 えぇ貴女がオペラで歌う所を楽しませて頂きましたよ。」

オペラ歌手をしていたと言えば納得する様に頷き、男は穏やかな笑みを向けたまま頷く。

「素敵な歌声を持つ歌姫様の正体がセイレーンであれば納得もいくもの。
良ければ一緒に泳いでいただけますか?」

と、相手が泳げないとは露とも知らず、どこか悪戯っぽい笑みを相手に向けた。

アリス > やはりオペラだった模様。自分の歌の評価を聞くのはすごく怖いけれど目の前の優しそうな大きな男性が褒めてくれれば口角はぐっと上がり口元を抑えていた手は両頬に添えられて気恥ずかし気に男性を見つめた。

「ありがとうございます。そう言っていただけるとすごくうれしい」

悪戯っぽい笑みは男性の整った容貌と逞しい体躯とが相まって所謂ギャップ萌えを感じてしまう。
けれども自分が泳げないことを思い出して経ろりと眉尻を下げた。

「せっかくセイレーンと言っていただいたのにお恥ずかしい話なんですけれど、わたし…泳げなくて…」

だから、おしえてくださいませんか?フォールさま

そう付け加えて素敵な紳士の方へさらに近寄っていくと、ホルターネックの心もとない水着の舌にある膨らみが揺れているのが見えてしまうかもしれない。

フォール > 「言葉一つで喜んでもらえるのは嬉しいものです。」

相手の言葉に男は穏やかに笑いながら気恥ずかしそうにふるまう相手を楽しんでいて。
そしてセイレーンに例えたところで眉尻が下がる相手。
おや?と男は相手を見ていれば続く言葉に納得する様に頷き。

「えぇもちろんですよアリス嬢 私で避ければいくらでもお手伝いいたしましょう。」

たぷんたぷんと揺れる胸に視線がいきそうになるが男はあえて相手の顔を見つめ、手を差し出す。
そして、相手がその手を取れば男の大きな手で包み込む様に握り軽く引き。

「まずは力を抜いて私を信じて身を委ねてください」

男は相手を落ち着かせるように静かに囁きかけると、相手から余分な力を抜かせるように穏やかに囁きかける。
そして男の丸太の様に太い腕が相手の体を水の中で重心の下に入れ支えていく。

アリス > 「ありがとうございます!私、人魚のように泳ぐのが夢だったんです」

いつか幼いころに乳母に読んでもらった魔力を持った半魚の美しい女性が素敵な男性と恋に落ちる物語を思い出してうっとりと瞳を細める。

「……はい、ムッシュー・フォール」

力を抜けと言われてもやはり苦手なことに挑戦するのだから知らず知らずのうちに身体に力が入ってしまう。
けれども己の身体を支える逞しい腕、耳元でささやかれる穏やかの声、そしてあたたかな吐息が耳に触れれば安心感とくすぐったさで硬くなっていた身体もふにゃりと力が抜けていった。

「ムッシュー…いえ、フォール先生?次はどうしたら…?」

すっかり安心しきって身を任せ、己の背後に立つ大きな男性を上目遣いで見つめた。

フォール > 「人魚のように泳ぐアリス嬢をぜひとも拝見したいものです。」

楽しみにしていますよと、男もうっとりする相手を眺めながら囁き。

相手を支え、囁けば力が抜けた体はふわりと水の中で浮かび始める。

「上手に浮きはじめましたからねゆっくりと水を蹴りはじめましょうか。
そう。足はその形で水の中でゆっくりと互いに動かして…
そうそう足首は曲げないで…上手ですよ。」
此方を上目遣いで見る相手に上手にできましたねと、男は優しい笑みを向け。
次は泳ぎの基本となるバタ足を相手に教える様に相手の体を支えながら、形を覚えさせるように相手の下肢に触れ、導いていく。

アリス > 男性の教え方は紳士的でわかりやすくて、力が抜けてしまえばふわりと浮かんだ。
今まで水の中というものは息もできないし、沈んでしまうと無音で怖いイメージしかなかったものの浮力を感じることができれば初めての感覚でとても心地がいい。

「ふふ……」

褒められたことも、重力を感じない感覚を知ることができたことも嬉しくて向けられた笑顔に蕩けるような笑顔を返す。

「こう…かしら。すごい…!わたし泳いでる!」

温かく大きな手が己の白い脚を支え、前に進む方法をレクチャーしてもらえば生来そんなに物覚えは悪くない方で嬉しそうにはしゃいだ声を上げた。
しばらくの間こうして教えてもらったならば、先生がいいためにすっかり一人で浮いて前進するすべを身につけられた。

「先生…いえ、ムッシュー。本当にありがとうございます。夢がかないそう!」

休憩と称してプールサイドに近寄っていきながらきらきらとした瞳で男性に笑顔を向ける。

フォール > ふわりと水の中で浮かぶ相手。
嬉しそうにはしゃぎ始めれば、男は相手を優しく見つめながら、応えるように小さく頷く。

「えぇとってもお上手ですよアリス嬢。」
相手がバタ足を覚えぱちゃぱちゃとプールサイドの方へと進み始めれば、相手の動きを阻害しない様に男は相手を導いていく。

「先ずは泳ぐことの楽しさを感じていただけたなら、人魚のように泳げるときも近いですよ。」

キラキラとした瞳でこちらを見る相手に男は穏やかにうなずきながらそんな言葉を向け。

「少しお休みしますか?
それとも水に浮かびながら一緒に星を眺めてみますか?」
キラキラとした笑顔を向ける相手の頬を男の翁てが柔らかく撫でてから、空を見上げさせるように指で天井を刺す。
天井は一面ガラス張りで、冬の澄んだ空に浮かぶ星が幾千も綺麗に瞬いている。

アリス > 「それじゃあ、せっかく浮き方を教えていただいたのだし星を眺めたいです」

男性が頬を撫でる手は、彼の体躯からは想像がつかないくらいに優しくてくすぐったくて笑みを溢しながら身体を振るりと震わせた。
指の動きに導かれるように天井を見遣ればそこには夜空に浮かぶ数多の宝石たちが光り輝いている。

「……なんてきれいなのかしら」

うっとりとした表情で天井を眺めていると、まだ浮かんでいなかったことに気が付いて。

「いけない。まだ浮かんでませんでしたね。フォール様、早く早く!」

彼の大きな手に己の小さな手のひらを重ねて天井越しに星が一番きれいに見える位置へとプールの水をじゃぶじゃぶ言わせながら向かっていった。

フォール > 擽ったそうに笑う相手に男は小さく笑いかけ、柔らかく頬を撫でる。

そして、空の星に気づいた相手がじゃぶじゃぶと水を掻き始めれば、男は小さく笑い、丸太のような太い腕で相手を軽く捕まえると、
分厚い男の体の上にあおむけに相手を抱きよせ、男がぷかりと浮かぶ。
相手の体が冷えすぎないようにぴたりと相手の背中に男の分厚い胸板が重なり支えながらゆっくりと水に漂い始める。

そして進むプールの中央。

「如何ですかアリス嬢。 水遊びを楽しんでいただいていますか?」

男は相手の耳元静かに囁きかけながら共に空を彩る星空を眺め、男の穏やかな心音を相手に伝わっていくだろうか…。

「ちなみに、私は美しい人魚と一緒でとても楽しませていただいていますが…。」
と、軽く顔を上げくすりと悪戯っぽく相手に囁きかけた。

アリス > 「きゃ…!」

水中を進んでいたところで突然逞しく太い腕が己の薄い腹に巻き付いて、気が付いたときには温かく硬いものの上に寝かせられていた。
すぐにそれが男性の胸板であることが分かったら、安心しきっているがゆえに身体を任せる。
彼の呼吸に合わせて上下するそこは穏やかで無意識に首を横向けて頬を摺り寄せてしまう。


「はい。フォール様…とっても満喫してます。こんなに楽しい水遊びは初めて。本当に人魚になったみたい。
わたしが人魚なら、フォール様は王子さまですね」

耳元を男性の悪戯っぽい声がくすぐったなら、それにつられるように悪戯っぽく上目遣いであおむけになっていた身体を器用にくるりと翻して男性の上でうつぶせになろう。

フォール > 相手から響く小さな声。
相手を上に乗せながらゆっくりと水に浮かびながら身を任せ胸に頬すり寄せられれば、男は穏やかに笑いかけ。

「ふふ。それは何より。
私が王子と言うのは華はないですが…」

男の分厚い金の句の上、もぞもぞと動き俯せになれば自然と相手の乳房は男の分厚い体の上でふにゅりと潰れる。
なかなかの心地よさを感じながら男の大きな当てが相手の背を撫で。
「それでもアリス嬢が王子様と呼んでいただけるなら、私もとても幸せ者です…」
そう静かに囁きかけると背を撫でていた男の手、相手の唇を柔らかく撫でながら金色の瞳が見つめながら太い腕で抱きしめ、ゆっくりと顔を近づけていく。

アリス > 「いいえ、立派に間違いなく王子様です。
優しくて…逞しくて」

するりと己の背を撫でる掌はしっかり鍛えられているのだろう、男性の高貴な雰囲気に反して硬いがその手つきは柔らかくて心地いい。

「ぁ……」

それまでゆったりと背中を撫でていた温かい手がそこを離れると、すこし寂しそうに眉尻を下げて非難がましく相手を見つめるけれど、すぐにぷくりとした唇にその手が移動して再び触れ合えば満足げに蕩けた笑顔を向けた。

「ふ……」

男性の美しく妖しく光る金色の瞳で見つめられると身体に力を入れているわけでもないのに微動だに出来なくて。
近づいてきた唇に気付けば唯一自分の意志で動かすことができる瞼をそっと閉じた。

「んぅ……」

唇が触れ合うと身体をぎゅっと固くして恐る恐る、彼の逞しく太い首にそっと腕を回す。