2018/11/15 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にティリアさんが現れました。
■ティリア > ―――― ふっ、は…!
(水面から顔を上げ、大きく息をつく。
…水中運動。陸上でのそれと比べ、浮力が有る為負担が少ない、等と言われるが。
どのみち運動は運動なのだ、時間を掛け、根を詰め、力が入り…と重なれば。
自然と疲れは溜まる事になる。
かれこれ、かなりの時間。無心に泳いでいた筈だ。
態々、値段が高めの階層を選び…例えば波打ち際ではしゃぎたいだけの家族連れやら恋人達やら。
水着の色気と露出度をひけらかしたいだけの女達やら、それを引っかけたいだけの男達やら。
そんな手合いの邪魔が入にりくいだろう、という場所を選んだ甲斐は有った。
此処暫くで鈍りつつあった躰に、相応の活を入れられた気がする。
…もう一度、酸素の不足を補うように、吸って、吐き。
冬場とは思えない暖気を、陽光の降り注ぐドーム内に閉じ込めたプールサイドへ上がろうと。
プールの縁に手を掛ける。)
■ティリア > (確か。デッキチェア上に飲み物も用意しておいた筈だ。
水から上がれば、早々に汗ばみそうな膚にタオルを掛け乍ら、数歩。
事前に施設の者から受け取っていたグラスは、きちんと零れないよう蓋をされ、ストローが挿されている。
手の内に掬い上げ、吸い口を咥えて一口――)
ぅ、わ。温…っ……
(昼日中の温もりをたっぷりと吸い込んだ、場所柄を考えれば当然ではあるが。
熱が入っていた事も有り、想定以上の時間が経っていた事も原因か。
詰め込まれていた筈の氷は完全に溶けきり、飲料本来の甘さも中途半端に薄れてしまい。
生温さばかりが口中に広がる残念具合。
肩口のタオルで、一旦髪の水滴を拭いつつ…もう一度、新しいグラスを貰ってくるかと。
そんな思案を巡らせていた。)
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にダグラスさんが現れました。
■ダグラス > 海での仕事を終え、久しぶりに王都に遊びに来た機会に以前出会った女が元気にやっているか様子を見ようと思い立ち。
王都にいる情報筋から場所を聞き出せばわざわざ水着なる珍妙な衣服を買って中に入り。
聞いていたフロアまで向かえば情報通りそこにいた女性を見れば口角を上げて近づき。
「よぉティリア。元気そうだな」
ヒタヒタと濡れたプールサイドを歩きながら声をかけ。
相手が気づいたのであれば軽く手をかけて近づき。
一歩分ほど距離を置いて足を止めればプールを見渡し。
「まったく変わった場所にいるな、探すのに苦労したぞ。
泳ぎたいなら海に来れば好きなだけ泳げるってのに」
寒さが増しつつあるこの時期に海水浴はあまりはやらないだろうが、海賊業にいそしむ自分にとってはあまり関係のない話で。
どこかあきれたように言えば軽く肩をすくめ。
■ティリア > ――――!
(そんな所に掛かる声には覚えが有った。
濡れた髪の下で瞬き、肩越しに振り返れば。水着を纏った男の姿。
…ぱっと見だけで、この場にそぐう、と考えてしまったのは。
彼が海に携わっている事を、良く良く聞き覚えていたからか。)
やぁ。…お陰様でね、ぼちぼち、上の覚えが良い働きは出来てるから。
(己の業務。その中にはダイラスでの事柄が含まれており。
そして彼の地での協力者が、彼だ。
だから己が返したこの言葉は。謂わば彼のお陰だと、謝意を含んだ物とも言えた。)
元々都会っ子なんだよ、遠出も頑張ってるけど。
…泳ぐというか、文字通り、水練だから。その為の場所を使った方が効率的じゃないか。
(彼の経歴を考えたなら。元は軍の水練場という、この施設の成り立ちも。
知っていておかしくないだろうから。
それ故なのだ――遊んではいないのだ、ときっぱり断言。
…断言した後。休憩中の証拠めいたグラスを。さりげなく背中側に隠そうとする辺り、いまいち締まらない。)
■ダグラス > 「それは良かった」
己が定期的に流している情報が約に立っているようで満足そうに言いながらもう一つのデッキチェアに腰掛け。
足を組みながら相手を見上げ。
「水錬なぁ。
俺は殆ど前線に出ずっぱりだったからこんなもん使ったことなかったが……」
軍属時代の水錬と言えば河か海がほとんどだったと過去を思い起こしながら話し。
「まぁ見たところ休憩中なんだろ?久しぶりに会ったんだちょっとは無そうじゃないか」
別段、自分にとって彼女が鍛錬のためにいようが遊びのためにいようが気にする必要もなく。
相手に座るよう促しながら頬杖をつき。
ふと視線を相手の下腹部に落として。
「仕事は順調なのは良いことだが……体の調子はどうだ?
冬も近づいてきたからな」
■ティリア > …そろそろ、一件も収まりそう、だしね。
何か別の動きが始まる、なんて可能性も有るけれど。
(とはいえ。天使を模った魔導機械の騒動が、収束に向かっている事は明らかだ。
付随した、隣国とのゴタゴタも。今の所は縮小傾向。
…願わくば、この侭。諸々済んでくれれば良いのだが。)
いきなり現場で、端から実戦訓練――はぞっとしないな。
それだけ大変だったのかもしれないけれど。
(練熟の期間などまるで無い侭、学徒の如く動員されるというのは想像したくない。
それだけ、出ずっぱりにならざるを得なかったのだろう、彼等の時代に比べれば。
ぼちぼち小康状態も散発する今は、未だマシなのかと。知らず溜息を零し。
腰掛けた彼へと、漸く躰全体振り返って――)
……どうかな。大丈夫、だと思うよ。
戦場に出る訳じゃない、実際に戦う機会なんて、あまり無いからね。
(如何なる意味での「大丈夫」、かは。
聞く者が聞けば解る、という按配の答え方。
…もっとも。彼は間違いなく、解る者達の側に含まれている筈だった。
苦笑めかせて瞳を細め…腰を下ろそう。
空いた側ではなく。敢えて、彼と同じデッキチェアに。
軽く彼へともたれ掛かるようにして。)
■ダグラス > 「それは何よりだ。
お前に何かあれば名折れだからな」
彼女が手柄を上げればその分、自分にとっての敵対勢力や不穏分子などを公的な力で減らすことにもつながる。
だがそれ以上に重要な関係であると仄めかし。
相手がこちらに来れば少し腰を動かして空間をあけ。
相手がもたれてくれば抱き寄せるように手を回して。
「今日はあまり時間がないが、暫くは陸にいる予定だ。
その時はまたじっくり話そうじゃないか」
腕の中に抱き寄せた手で相手の腹を軽く撫でつつ。
ちょうど相手の後頭部が顔の前に来れば鼻孔をくすぐられて本能的に股間が疼くのを感じ。
■ティリア > 今後も、お互い。上手い事やっていきたい物――だね。
(己にとっても。純粋に、彼以外という条件付きであれ港湾都市が改善されていく。
寧ろ、未だ貴族との繋がりも有るのだから、己もそんな中の一人…と言い換えて良いだろう。
だから安心している、という訳ではないが。
こうやって共に語らう位の精神的余裕…或いは、信用が有った。
水と汗とが気化していく膚に。抱き寄せられた彼の体温が心地良い。)
……そう、だね。
色々と話題も有ると思う…、し …
(ぁ。と微かな声が漏れ。腰に、腹に触れた彼の掌に。小さな身の強張りと震えを感じさせるか。
彼の、胸板に側頭部を預けるような体勢で…見下ろせた。見えて、しまった。
淡くとはいえ、彼の牡が頭を擡げつつある、その光景が。
ずくんと胸の奥が痛む。疼く。…先日来、魔との邂逅に再び増した、慾。)
■ダグラス > 「ん?あぁ…すまんな。
まだ陸に上がってから碌に抜いてないもんでな」
海では禁欲生活が基本である。
たまに略奪などで女を手に入れることはあるがそんなにいつもあるわけでもないし。
腐っても奴隷として商品になる以上無下に壊すわけにもいかない。
そういうこともあって普段は陸に下りれば娼館へ向かうのだが、今回は用事が立て込んでいて余裕がなかったのだ。
「ここまでは我慢していたが。
ティリアの前では欲望は隠しきれないな」
買ったばかりの水着の前を膨らませながら。
恥ずかしがることなく腹を撫でていた手を滑らせて相手の胸を軽く揉み。