2018/08/18 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にシドさんが現れました。
シド > 透き通した清潔な水は泳ぐには快適で水を掻く手足が止まらず何十と往復を繰り返した。
気持ちよくはあるが体が鉛のように重くなる疲労感が纏わりつき。最後は緩やかん背泳ぎでプールサイドに脱する。
顔に纏いつく水滴達を払い落とし、厚い肩に張り付く結んだ髪を後ろに払い除け。
各々遊泳や寛ぎに過ごす犇めく人波を縫うように巡る一瞥はやがて一点で停滞する。
空いていたデッキチェアへと迷うこと無く進む足はやわらかな拍子であるが。
仰向けで預けるときは体が重く投げ出すようにして、椅子を大きく軋ませてしまう。

「水練はしてきたんだがなぁ…… やはり運動不足は否めない、か」

仰げば高窓から覗く暑い日差しも水に冷まされた今の体には快適そのもの。
気を利かせた従業員からドリンクを一つ貰えれば長い足を組んで喉を潤していく。

シド > 遊泳にはしゃぐ声、せせらぎとは違う跳ねる水音、注がれる陽光に温まる肌。
室内なのだけれど澄み渡る風に吹かれたような心地に閉じていた瞳を開く。

「さて、と。領地に戻ってまた頑張りますかね。」

疲労など溶けたように軽やかに立ち上がり、清々した心持ちで水遊び場を去っていった。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からシドさんが去りました。