2018/08/09 のログ
ファニー > 「熱い日が続く中でプールでのんびりというのは良い物だ。
 今日は少しばかり人が少ないのが残念ではあるが……
 眼福な光景も目の前に広がっているので良いとしよう。」

プールサイドのデッキチェアでくつろぎつつ、度の強いショートカクテルのグラスを傾けながら独り言を漏らす女が一人。
日が悪いのかお持ち帰りで数が減ったのか、チラホラと女性客がいる程度の状態であり、その女性客達の水着姿を堂々と眺めながら一人楽しんでいた。

「最近は仕事ばかりでリフレッシュも出来なかったし、こういう所でのんびりするのも良い物だ。
 あっ、コレのお代わり貰えるかな?」

等と愚痴を漏らしていると、丁度スタッフが通りかかったので空になったグラスを渡しながら軽く微笑みつつ注文をする。

「ふむ……ああいうちょっと筋肉質なのも中々目の保養になるな。」

グラスを持って戻っていくスタッフの尻を眺めながらそんな事を漏らす。

ファニー > 「水着は色白でも良いが、やはり健康的に焼けた肌は捨てがたい。
 うーむ、変身薬を流用して肌の色を変えるだけの物を作るのも良いかもしれないな。
 白くなる物も貴族の奥方様達に売れるだろうし……」

少しばかりふけっていた妄想から新商品のアイディアを思いついたのでブツブツと考え事をするように独り言を漏らす女。
そういった傍から見るとアレな感じになっていると、先程注文したカクテルが運ばれてきたようで。

「ああすまない、少しばかり考え事をしていたところでね。
 ところで今日は人が少ないようだけど?
 なるほど、それは間が悪かったようだ。」

今日の人の入り具合をスタッフに尋ねると、どうやら少し前に何組かがお楽しみに離れた様だったので苦笑を漏らし。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にシドさんが現れました。
シド > 夜更けまで身を任せて泳いでいた。久しく水を掻くのは楽しく、普段使わぬ筋肉への刺激も心地よい。
すっかりと全身濡れそぼった体をプールサイドからあげたときには既に夜更かし。
上る前に少しでも体をくつろごうとデッキチェアを探して彷徨う眸は一人の女性に焦点が定まる。
緩慢な足取りで側まで近づけば高い背丈にて酒を楽しむその姿を眺めおろし。

「やぁ、今晩は。隣、いいかな?」

珠と雫が垂れ落ちる前髪を無造作に掻き上げたその長い指先で隣を示す。

ファニー > 「ありがとう。今度からはもう少し早めの時間に来るとするよ。」

教えてくれたスタッフに軽く手を振りながら礼を言う。
帰って行くスタッフの尻へと再び視線をやるのはこの女の性なのだろう。
カクテルグラスを傾けながらそんな感じに視線をプールの方へと向けて眺めていると、近くでこちらへ掛かる声がしたのでそちらへと視線を移し。

「おや、今晩は。どうぞどうぞ、誰もいないし丁度暇をしていた所だったから歓迎するよ。」

グラスを傾けたまま男性へ微笑とともに軽く頷いて了承の意を示して。

シド > 「ありがとう。」

デッキチェアに足を投げ出し腕枕で横たわる。
こちらの視線は薄紅の髪持つ人の水着姿。
だがその人の視線の行く先は従業員の水着姿で。
その視線の行く先に思わず口角が吊り上がる。

「へぇ……女性なのに同性の水着姿に目が行くとは。
 ここの女の子達の水着姿はいいものな。特に可愛くはみ出したお尻が。」

夜分遅くだというのに行き交う従業員の際どい下半身に向けて指先でハートマークを描いていく。

ファニー > 「どういたしまして?」

酒を楽しみつつのんびりと脚を組み替えながら小首を傾げて微笑を返す。
丁度話し相手が欲しかったので歓迎はしているようだ。

「ん、女の子のお尻は好きだけれど、男性の引き締まったお尻も好きだよ。
 そうそう、あのキュートなお尻は撫で回したくなるよね。
 あまり露骨にやると怒られるから偶に触る程度だけどね。」

どうやら女性の尻に対して同じ様な趣味を持っていそうな男性の言葉に口端をニィとつり上げながら楽しげにウィンクをして返す。

シド > 「尻フェチか。いい趣味をしている……が、見るだけで満足できないのか?」

撫で回したいとの物言いにクッと喉を鳴らして僅かに体が持ち上がる。
続く物言いには小さく首肯を繰り返して。

「気持ちはわかる。まぁ触り心地の良いものはいつまでもずっと撫でていたくなる。
 が、君は女性だろう?スキンシップの延長といえば上手くできるだろうに。」

ウィンクに細む葡萄色は、そのまま流れて注文に訪れた従業員へと。

「喉が乾いたからオレンジジュース多めのスクリュードライバーで。
 それと―― 」

大柄な掌がゆっくりと流れるように女性従業員の尻を撫であげて。

「君のキュートなお尻―― はもう貰ったな。ありがとう。」

怒りで震える女性へと、薄紅色の髪の人がやったように片目を瞑る戯れを見せた。
途端に仕方ないとばかり立ち去る従業員の背を横目に。

「男の私でもこれくらいできるんだ。撫で回してみたら?案外連れ込めるかもよ。」

低い声で謳うように囁いた。

ファニー > 「厳密に言うと腰から腿へかけてのラインが……んー、暫くは見るだけでも良いかなとは思ってはいるけれど。」

グラスを傾けながら男性の言葉に応えていると中身が空になったようで、デッキチェア横のサイドテーブルへと空のグラスを置き。

「ふむ、それは一理あるけれどもね。
 バーやカジノと違ってこちらもあちらも半裸だからね、少しばかり自重をしてるのだよ。」

そういう場所ではいつもしているという風なことを述べる。

「こっちはお代わりでロングアイランドアイスティーを……」

男性の注文のついでに自分の注文を告げていると、自然にスタッフの尻を撫でているのが目にとまり。

「中々手慣れている様子だね。
 んー、それをすると君はせっかくの話し相手を失うことになるけれど、いいのかい?」

男性の言葉にクツクツと楽しそうに喉を鳴らして笑いながら悪戯っぽいウィンクを一つ飛ばし。

シド > 運ばれてきた酒を一口で飲み干す。乾いた喉にはアルコールより水分を求めてしまったから。
それでも酔いは全く回らない。眼の前の女性との会話に意識が傾いているからだ。

「自重……ハハ、抑えなければどんな光景になるか興味がある。
 是非とも一度ハメを外した所を見せて欲しいね。」

空になったグラスを指先で回して穏やかな時間を楽しむ。
が、続く言葉には瞬きを繰り返して。

「話し相手を失うか…… いや、なに。
 ここに来てから君は男性よりも女性に興味がありそうだって思ったからの話題だったのだが。
 私と話していたらお話だけではすまないかもしれないぞ?」

添え物として置かれたチェリーを一摘み口元まで運んで含んだ。
口唇を閉じながら暫くすれば種だけ残した房を引っ張りだして捨てていく。

ファニー > 「自重をしない場合は……いや、口で説明するのも面白くは無いな。
 ふふっ、人に見られるのも乙なものだし、今度実演してあげよう。」

お代わりで貰った度数の強い酒のグラスを傾け。
少しばかり考えるような仕草をした後で眼を細めて艶やかに微笑を浮かべ。

「愛でる対象としては女性の方が好みであるけれどね、私はどちらも同じように好きだからね。
 女性の柔らかな肢体を味わうのも、男性の逞しい腕に抱かれるのもどちらも同じだけ素晴らしい物だと思うよ。」

飲み干したグラスを横へと置けばカラリと氷の音が鳴る。

「ふむ……たとえば凶暴な狼さんに食べられてしまう小兎ちゃんのような事になってしまうのかな?」

くすくすと楽しげな微笑を浮かべながら男性の顔を覗き込むように顔を近づける。
軽く前屈みの様になったのでそのたわわな双丘が強調されていて。

シド > 「歯に衣を着せない君のその言動は好きだ。
 実演するときは是非呼んでくれ。
 生憎私はバイセクシャルでないので君と比べれば楽しみは半分。
 楽しみが増えるのは歓迎だ。」

茫洋とした葡萄色に明確な光が戻る。
意図して近づいてくる女の姿に眸を細める。警告のつもりで見せつけたさくらんぼの房は既に手元にはなく。
枕にしていた片腕も解いてゆく。

「狼を挑発してくる子兎なんてみたことない。
 何者かな?余裕ぶってるその仮面の下にあるのは。
 ただの好色か、それとも―― 」

近づいてきても微動だにしない長駆、ある一定のラインを超えると腕を伸ばして抱き寄せる。
女の背筋が弓のように撓るほど力を込めて。
そして厚い胸板に押しつぶされた乳房を大きな掌で押し潰しながら、食らいつくように唇を重ねる。
抵抗しないならば、高い鼻梁を目元に押し付け、口腔に残る酒を啜るように舌を暴れさせて。

ファニー > 「気に入ってくれて嬉しいよ、こんな性格なのであまりいい顔をされないことも多くてね。
 おや、それは勿体ない。
 せっかくだからその時は女同士のを実演するとしておくよ。」

飄々とした態度でどこまで本気なのか楽しそうに微笑みを浮かべながらじっと相手の瞳を見つめ。
その時は見ているだけでは我慢出来ないように見せつけてやろう等と計画を立てていたりした。

「おや、知らないのかい?最近の兎は凶暴らしいよ?
 なら……確かめていれば良いと思うよ…ンッ―――」

抱き寄せられて己の胸がむにゅりと柔らかに形を崩していく。
唇が重なり舌が差し入れられるとそれを受け入れて舌を絡ませていく。
己の脚を相手の脚へと絡みつかせるようにしながら身体を擦りつけるように動かしていき。

シド > 「ン―― 」

瞼を閉ざして意識を咥内に向けた。
絡みつく舌先にわざと鋒を重ねずに、舌の根本や歯列を舐めあげ、口腔擽る。
ボリューム有る乳房を弄る手は緩急つけて力を変えて揉みあげていく間にビキニから零れ落ちる。
そして絡みつく細い足に筋骨盛り上がる長い足を絡みつけながら背筋に巻き付く腕を離して。

「凶暴な兎さん。兎と狼じゃ盛り上がらないだろう?
 私はシド。君の名前は?」

一度唇を離して相手の名を呼び確認を促すが、其の間に唇が重なり答えは口内の中か。
微か吐息が漏れるのは、昂ぶりにゾクリと体が震えたから。密着する肌越しに伝わる快楽に閉じた眸は弧に細まる。
やがて空いた手が尻に向かい。円を描くように爪先で擽り、股座を撫であげるとゆっくりと唾液が引いた唇を離して。

「もっとお互い楽しめる場所にいこうか?このままじゃデッキチェアが悲鳴をあげて壊れてしまう。」

片目を瞑り、唾液がついた相手の唇を指で拭って答えを待つ。

ファニー > 「ふぅ…んちゅっ……ぁむ……」

重なり合う唇。
その隙間から濡れた水音を立てながら貪り合う。
弄られている乳房は相手の手の中で熱を帯び始め、その先端もすっかり堅くなってしまっていてコリコリとした触感を返す。

「ああ、私はファ……ン――」

唇が離れればその間に銀糸が伸び。
相手の問いへと答えようとする間に再び唇が塞がれる。
伸ばされた手が女の尻を弄るとくすぐったそうに男の腕の中で身もだえ、時折艶やかな声が漏れ。

「人が答えを言う前に唇を塞ぐのは卑怯だよ?
 私はファニー。
 ん、それならどこかの個室でゆっくりしようか。
 このままお姫様抱っこで連れて行ってくれたりなんかしたらとても嬉しいのだけれどね?」

クスクスと悪戯っぽく片目だけを明けて相手を見つめながら囁くようにして催促をした。

シド > 「ファニーか。可愛い名前だ。
 ではファニー姫様。僭越ながら私の腕で個室まで運びましょう。」

上に乗る肢体を優しく横たえてから。
腕を高らかにあげて胸前に折り曲げて頭を垂れる慇懃無礼とも思える会釈を。
ただ顔は笑っている。今夜なんど互いに交わしたかわからないウィンクを見せて。
逞しき腕で軽々と抱きかかえていく。乱れた水着もこれで見られないだろう。
尤も気にするとも思えない二人は個室に入るまでも互いに愛撫とキスを繰り返していく。
残されたグラスの氷が割れる音が響くほど閑散とした夜更けの水遊び場での出来事。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からファニーさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からシドさんが去りました。