2018/04/03 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にフラニエータさんが現れました。
フラニエータ > 備え付けのデッキチェアに横たわる女が一人。
先日予定外の纏まったお金が入った為、バカンスのつもりか一人水遊場へ。

「偶にはこういうのも…いいわね…フフ」

黒色のセパレートの水着はワンショルダーでサイドラインと胸元がレースアップ。紫の吾亦紅柄がワンポイント。
そんな水着を周囲に見せつけながら、女はあちこちに扇情的な視線を送っていた。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にノアさんが現れました。
ノア > 其のフロアにまた一人、新たな客が入場する。項と背中、腰の両サイドを蝶結びした白いマイクロビキニ姿。透け感のあるパレオを肩から羽織り、併設されたバーカウンターでカクテルを一杯受けとると

( まずは一杯……………  ぁ、 )

デッキチェアを目指す途中で、知り合いの姿を発見する。見て見ぬフリが出来る距離ではないし、このままUターンして帰るのも癪だ。さて… どうしたものか と、女が立ち止まっていたところへ ── 丁度、 脇を通り過ぎようとしている子供の手に握られた "武器" が目に留まり

「 ちょっとソレ… お姉さんに売ってくれない ? 」

胸元から出した金貨数枚と水鉄砲を、無理矢理交換。あとは優雅に座る貴女の、其の白くて長い脚を よーく狙い… 発射。

フラニエータ > 目を瞑りリラックスしていた女…なにやら唐突に足が濡れる。
そういえば先ほどはしゃいでいた子供がおり、その手には水鉄砲が握られていた。
恐らくその子供の悪戯なのだろう。そう思った女は上体を起こし、微笑みを向けながらその子供に一言。

「…もう、悪い子ね…悪戯したらダメでしょう?」

視線を送った子供はきょとんとした顔。よく見ればその手には水鉄砲は握られていない。
目線はその子供から周囲へと移り、きょろきょろと水をかけた水鉄砲の主を探す。――あ、居た。
その姿己の知り合い…

「…何してるのよ…ちょっとこっち、いらっしゃい。」

溜息を一つ落とすと無駄に送った微笑を回収させ、新たに青筋をプレゼント。

ノア > 放たれた水の直線は 見事、的に命中。銃の才能あるかも、なんて… 呑気にドヤ顔していたけれど

「 ………ぁ、  はい… 」

"やばい時の顔" した貴女に呼ばれ、びく と肩を揺らす。成人した女が水鉄砲片手に、しとしととプールサイドを歩く間抜けさったらない。

「 久しぶり、 えっ と… 元気 ? 」

そう言って、気まずそうに… ゆるりと首を傾げた。

フラニエータ > 元気、の返答もせず、彼女をじっと見つめたまま。とりあえず座れと隣の空いているデッキチェアを指差す。

「…そこに座りなさい。」

その一句だけを搾り出す様に伝える女。
手を彼女に差し出し、水鉄砲を貸せ、と言わんばかりに上下にそれを振りながら。

ノア > ( あー やば、い… )

返って来たのは挨拶でも返事でもない、命令… 女は笑みを引きつらせながらも、素直に其の指示に従う。貴女の隣に座るけれど、背凭れに寝そべる事なく

「 えっ、と…… はい。」

差し出された手に そっと武器を置き、 ごく と喉を鳴らした。

フラニエータ > 女は水鉄砲を受け取ると、躊躇なく彼女の額へ向けて発射。本当に仕方のない子、と少しばかり笑顔を戻して。
そして彼女の膝元へ水鉄砲を投げ捨てると、腕を頭の後ろで組み上体を倒して再び横たわる。

「…じゃれ合いは終りよ。話がふたつあるの、聞きなさい。
――ひとつ。貰ったアレ、処分を手伝ってくれる?」

横に座った彼女に向けて用件を淡々と伝え始める女。

ノア > 「 ─── ?! 」

自ら手渡した武器で、顔面を撃ち抜かれる。ぷるぷる と膝の上で拳が震えるけれど… 今回ばかりは、反撃もなく。女が手のひらで顔を拭っている間にも、貴女は話し始めて

「 あぁ…  うん、 わかった。」

一つ目の要件については、あっさりと頷いた。そういう事ならば女には信頼出来る宛てがあったし、確かに… あの支払い方は、なかなか不親切だったかも と反省もした。

「 ………で、 二つ目 は… ? 」

フラニエータ > 彼女の返答を聞くと、横たわったまま足を曲げ、膝を交差させながら女は言葉を続ける。

「――ふたつ。貴女を探している人が居るわ。…多分…セイン?安否を伝えてあげなさい。」

本当はもう一つ聞きたい事があった。今まで何処で何をしていたのか。
しかし帰りが遅い娘に小言をいう姉や母のような言動になりそうなので、そっと心にしまい。

「…おかえり。」

その一言だけを口にした。

ノア > 話が二つある場合、大抵二つ目の方がパンチが強かったりするものだから… ほんの少し緊張した面持ちで、貴女が口を開くのを待っていると

「 セイン ?  てゆーか、会ったの ?? 」

まさかの名が飛び出し、 ぱち と目を瞬く。しかし、貴女と彼が会っていた事実以上に驚いたのが

「 …………… っ、 ん…  ただい、 ま… 」

貴女からの、 "おかえり" の四文字。もっと色々と小言を言われるかと構えていたところに、そんな言葉を掛けられては… 返し方なんて用意していなかったものだから、ただただ恥ずかしそうに視線を逸らし… ぼそ、と 短く返していた。

フラニエータ > 少しばかりの沈黙が続く。女はその空気が重く感じたのか口を開いた。

「多分セイン、だと思うわ。見た目や飄々とした態度…私の名前、知っていたし…ね。
ダメなら私から伝えるけれど、それでいいの?会ってあげた方が良いと思うけれど…。」

もう一度足を組み替え、ずれた水着を整えながら更に言葉を続ける。

「…そういえば…貸しはいつ返してくれるの?
どんな風に返してくれるのか、とっても楽しみにしてるんだけど…?」

女は彼女に視線を向けると、にやにやと笑いながらの意地悪い顔を晒して。