2023/07/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にクレイドルさんが現れました。
クレイドル > 貧民地区。路上。
夕暮れの時刻を越えてとっぷりと宵の齎された空模様。
瓦礫や砂土ばかりが横たわっている悪路が、あばら屋の見下ろす中続いている。
そのど真ん中に、革製のものを金属で補強した大きなトランクケースが落ちていた。
ケースは開いている状態。そして何よりも、その中には人間が一人詰められている。

「ふっ♡ふー…♡ふー…♡♡」

シスターが。何故シスターである事が解ると言うならば、特徴的な濃紺色のウィンプルを付けていた。
しかしながら、逆にそれ以外は一切の衣類らしきものは身に着けてはいない。
ある種の装飾品の類ならば馬に噛ませるような金属製の口輪に、そして目元を分厚く覆う黒い布切れの目隠し。
窮屈な収納スペースに収まる為に折り畳んだ膝を固定する為、黒光りする革紐が梱包する様に足に括られている。
それ以外のものは具してはおらず、横倒れに寝る姿勢に蹲った膝の表に豊かな白い乳房が惜し拉げていた。
何者かに蛮行を加えられたその証拠のように、瑞々しい肌の彼処には赤い手形が痛々しく張り付き。
下着の剝ぎ取られた丸見えの膣穴からは今も誰が吐き出したかも知れぬ精液が滴り続けている。

クレイドル > 勿論全て自作自演だった。
憐れにも道行くシスターに助平心を出してしまったが為、
搾り殺される寸前まで行き、あるべき性を転換されて貪られた浮浪者達の末路が、路地裏に隠されているのを果たして気づくものが居ようか?
挙句の果てに釣る為の罠の手伝いまでさせられ、かくして二次被害者を齎す為にこうして此処に仕掛けられていた。
どうかご自由にお使いください、という風に開いたケースの蓋部分に書かれている赤い文字も何処となく弱弱しい。

「…むぐ、んふぅ…♡んんむむっ♡うぐむむっ♡(意訳:ああっ♡わたくしこんな危険地帯に無防備にこんな姿で曝け出されてしまっていますの♡まな板の上の御魚とはこの事ですわ♡)」

散々飲み干した精交じりの唾液が口を閉ざし切れずに円筒状の金属を噛んだ顎の内側からだらだらと流れ伝う。
昂ぶりを示して開いた汗腺にじっとりと詰められたケースの中で汗だくの豊かな体が、揚げられた魚のように身じろいだ。
もしも冷静沈着な人間が良く観察するならば、演出している筈の絶望や悲壮感以上に、そこに趣味の官能すら匂わせているのを見通せるかも知れない。